タイは全面開国することになった。
本日プラユット首相を議長とするCCSA本会議が開催され、7月1日からの新しいタイ入国措置が承認された。
7月1日からはタイランドパス事前登録不要で、さくっとタイに入国できるようになる。
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7月1日タイランドパス廃止
6月1日以降、帰国タイ人はタイランドパスによる事前登録が不要となっていたが、外国人旅行者は引き続きタイランドパスでの登録が必須だった。また、最低1万ドルを補償する医療保険の加入も必要だった。
本日のCCSA本会議にて、7月1日にタイ人も外国人もタイランドパスの登録を不要とする決定がなされた。医療保険加入義務も撤廃される。
タイ入国には、パスポートとワクチン証明書だけでいいことになる。事前のタイランドパス登録は不要だ。
ただし、ワクチン未接種者は、出発前72時間の陰性証明書(PCRもしくは専門機関による抗原検査)の提示が必要。
まず、タイへ向かうフライトの空港チェックイン時に、航空会社が必要書類をチェックする。
ワクチン接種済みであればワクチン接種証明書を、ワクチン未接種者は陰性証明書を提示する。
不備があれば搭乗拒否されることもありうる。
次にタイ到着時も書類のチェックがある。
タイ到着時の書類チェックに関しては、まだ正式な運用方法が決まっていないようだ。
非常事態宣言が終了するまでは、ランダムで旅行者をチェックするいう案も出ている。もし、旅行者の書類に不備があれば、専門家によるATK検査を実施する。
いずれにせよ、きちんとした書類さえ揃っていれば問題ない。
タイ入国に認められるワクチンの種類と回数
日本のワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は有効だ。
アプリでの電子証明書でもいいが、できれば紙媒体のほうがわかりやすいだろう。空港チェックイン時やタイ到着時に提示する場合は印刷されたもののほうが手っ取り早い。
医療保険加入義務は不要となったが、CCSAでは、もし感染した時のために医療保険の加入を強く推奨している。
タイ国内での感染が確認された場合は原則10日間の隔離治療となる。この方針の変更についてはまだ発表がない。
タイに自宅のない旅行者の場合は無症状であっても原則ホテル隔離となり、費用は自費。症状が出ている場合は病院で入院となるが、むろん自費で、これはかなりの高額となる。
タイ入国の条件から医療保険加入義務は解除されたが、海外旅行保険加入は引き続き必要といえる。これは通常時でも同じだが。
クレジットカード付帯の医療保険で充分だろう。
なお、現在は空港で実施されているサーモスキャンによる体温測定も廃止されるとのことだ。
空港にかぎらずタイ国内では建物へ入る際の検温も不要になるという。
まとめ
ついにタイは完全開国へ到達した。
長かった。
タイ大使館にCOE(入国許可書)を申請したうえ14日間の強制隔離からスタートしたタイ入国制度。
サンドボックスがあったり、Test&Goがあったり、強制隔離と検査が不要となったりしたが、なおも外国人のタイランドパス登録義務は残った。
7月1日からはタイランドパスは不要、医療保険加入義務も不要となる。
事前手続きは一切不要で、パスポートとワクチンパスポートだけの簡単入国となる。
タイ入国後は完全自由行動だ。
本当に長かったが、ついにタイ完全開国が実現する。
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