12月3日にパタヤの店内飲酒が解禁されてから2週間経過した。
ソイブッカオ界隈のバービアが続々と再開し、ウォーキングストリートにも少しだけネオンサインが戻ってきた。
そして、ついにソイ6までも復活した。
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ソイ6復活
てっきりソイ6の営業再開はまだ厳しいと思っていた。
場所や営業形態を考えれば、これをレストランとして営業再開するのもさすがに無理があるのではないかと。
実際に12月3日も店内飲酒再開後もずっとシャッター街のままだった。営業しているのはカフェのみ。
やはり無理だと思っていた。
が、本日12月18日にたまたまソイ6を通りかかると、ちゃっかり営業再開しているではないか。
まず、セカンドロード側入口角にあるソイ6コーナーバーが営業。ここはまあわかる。ここはどちらかというと普通のバーだ。
ソイ6入ってしばらくは、シャッターが閉まったままの店舗ばかり。
ぽつぽつと営業再開店が出てくる。
ネオンサインが点灯し、店頭には昔のままの衣装を来た女性陣がウェルカムという呼び込みの黄色い声を投げかけてくる。
全部で10店舗ほどだろうか。
あまり細かい店名など覚えていないが、Toy Box、Sand Castleなどは営業再開を確認。
現在のルールでは、店内飲酒が認められるのはレストランなど通常飲食店のみ。バーの営業再開は不可だ。
ソイ6の営業再開も当然表向きはすべてレストランということになる。
Toy Boxは、Toy Box Coffee and Bistroという名目で営業再開しているようだ。
バーではない。
あくまでレストランである。
が、ざっと見たところ、営業再開した店舗では特に料理を提供しているようは雰囲気はない。
食事メニューがなくとも、つまみにピーナッツやポップコーンでも出せば立派な飲食店である。
レストランには飲食物を提供するサービススタッフが必要。つまりはウェイトレスがみっちり接客してくれる。衣装は店独自の制服を使う。それがわずかばかりに肌の露出が高いものであってもしかたないことだ。
スタッフと客が一緒に飲むこともあろう。
客がスタッフともども少々疲れたならば、上階にある部屋代を払い、一緒になって休憩することもできよう。
何か問題でもあるのか。
表向きはレストランだが、中身はどこも昔のままのソイ6だ。
レストラン営業に加えて、SHA+認証を取得した店のみがアルコールを提供できる。
そのSHA+認証マークを容易に視認できる場所に掲示する必要がある。
中にはSHAマークを掲げる店はあるが、必要なのはSHA+である。SHAだけではだめだ。
が、そんなことは、パタヤにおいてもはや有名無実化しつつある。
いちおう多くの店もSHA申請中のようだが、認証前に再開に突っ走っている。
バーの営業再開不可?
レストランのみ?
SHA+?
なにそれ?
そんなもの待っていられるか。
約8ヶ月に渡って強制閉鎖されてきて、休業補償は無きに等しい。
これ以上耐えられない。もう限界だ。やるしかない。
やっちまえ精神はパタヤに生きている。
とはいえ、守るべきラインはある。
営業再開できているのは基本的にオープンエア店のみ。
ソイ6には外からは見えないクローズタイプの屋内店もあるが、そういった店もドアを開けての営業再開となっている。
エアコン付きの屋内店の営業は不可だ。一部のカフェ店だけがドアを閉じて営業していた。
営業時間は午後11時まで。
これはパタヤすべてにあてはまる。
11時にはネオンサインを消し、閉店準備に入らなくてはいけない。客は残ったドリンクを座って飲み続けることができるが、それもせいぜい11時半まで。12時を過ぎると、さすがに逮捕されても文句は言えない状況だ。
パタヤにあって、ソイ6は営業終了時間にはもともと厳しいほうだった。
現在は10時半ラストオーダーで、11時完全閉店というのが方針のようだ。
営業する側、取り締まる側。
双方の絶妙かつ奇妙なバランス感覚で営業が成り立っている。
ソイ6とはそもそもそういう場所だ。
パタヤではリアルとファンタジーが入り混じる。
虚々実々といってもいい。
そんな不思議な国のソイ6が復活した。
素直に祝いたい。
さらに再開店舗が増えて、盛り上がることを期待しよう。
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