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パタヤ近況

パタヤ唯一の繁華街、ツリータウンの現状

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観光客がいなくなり、中心部の観光エリアはゴーストタウンとなったパタヤだが、ソイブッカオだけは依然として人が多く、にぎやかさを保っている。
その中でも突出して活気があるのがツリータウンだ。

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TREE TOWN

模造品だが木が増えたツリータウン。ようやく名前通りとなってきた。

ソイブッカオ沿いの正面入口には、手指消毒と検温とチェックイン用のブースがあるが、あまり機能はしていない。

脇道からは平気で中に入れる。

この屋台村エリアに入るのはひさしぶりだ。
地面には人工芝が敷かれて、見た目は綺麗にかなり綺麗になった。
装飾も整えられている。

テーブルと椅子も新調され、数も増えた。
開業当初に比べると、見違えるほど端正な雰囲気に変身した。

左右に屋台がずらりと並ぶ。

タイ料理、ステーキ、ケバブ、カフェなどバラエティは豊か。

テナント自体はほぼ埋まっているようだが、一部の店は営業していない。

午後3時という中途半端な時間帯のためか、それほど客は少なめ。

席はどこに座ってもいいというフードコートスタイルだ。
注文したい屋台に声をかけてメニューを見せてもらいオーダーすればいい。完成すればテーブルまで持ってきてくれる。
別々の店からオーダーして一つのテーブルに集結させてもいい。

てきとうに座って、てきとうな店のメニューを眺める。

チキンステーキが59バーツか。安い。
でも、ここは無難にガパオライスにしておく。豚のガパオライスが50バーツで、目玉焼きをつけるとプラス10バーツ。

実にオーソドックスな味付けのガパオで、わりと好き。肉は多めだ。
まあ、こんなもんでしょうというレベル。
ペットボトルの水が10バーツで、合計70バーツ。
けっこうするが、まあこんなもんでしょう。

食後、公衆トイレへ行くと、トイレ前にはなぜかUFOキャッチャーが3台置いてあった。
こんな暑い野外で誰が遊ぶんだろうか。

ちなみにトイレは5バーツ。
トイレ前には喫煙所もある。

AREA 39

ツリータウン内にある有名パブがAREA 39。
ローカルタイ人に人気で、生演奏や酒とシーシャが味わえる店だ。
むろん、現在はバーやパブとしての営業は不可。

単なるタイ料理食堂として営業している。
屋根もできたようで、雰囲気ががらりと変わった。

KASALONG閉店

ツリータウンにはかつて2階建てのチェンマイ料理レストランがあった。KASALONGという店名で、カオソーイがうまかった。

関連記事:カオソーイとサイウア。パタヤの新チェンマイ料理レストランKASALONG。

パンデミック以降はずっと閉店していたが、復活することなく、別の店に変わってしまった。

今は、STEAK By Mr.FRANKというステーキ屋だ。

ポークステーキ59バーツ、カルボナーラスパゲティ79バーツ、ポークバーガー69バーツ。
安いな、ここ。

BEACH CLUB

さらに奥に進むと、高い壁に囲われた施設がある。壁の向こうにはプールがあって、ビーチチェアが配置。
Beach Clubという新しい店だ。
まだ営業開始しておらず、はたしてどういう形態で営業するのかは判然としないが、たぶん出会いが期待できるパーティプール会場みたいになると予想される。
男性有料、女性無料とかね。
テーメーカフェのプール版みたいになるかもしれないが、テーメーほどは露骨ではないだろうし、また大量の人が集結するわけでもないだろうが。
パタヤが開放され、アルコール提供が解禁となれば、営業開始するはずだ。

バービア群

ツリータウン裏側の駐車場エリアに新設中のバービアはほぼ完成している。
あとはオープンを待つだけの状態だ。

わりと大きめのバーが向かい合わせに並ぶことになり、生バンド演奏する店も多いし、かなりにぎやかなエリアとなることは必至だ。

ソイスカウビーチの屋台群とバービア

ツリータウンのソイスカウビーチ側路地。

時代屋本店はここ数ヶ月営業していないようだ。澤は営業している様子。
カレーブルストの屋台はきっちり営業。夕方以降はファラン客が入っている。
バービアはむろん営業できないが、最近は関係者が集まって店内で食事したり遊んでいる。
特に完全撤退してしまったバーはないようだ。

ソイブッカオ方面へ行くと、食べ物屋台がずらり。

バンコク銀行脇にも屋台が並ぶ。
99バーツピザ屋は名前が変わったが、今でも健在だ。

ツリータウン前屋台群

そして、ソイブッカオ沿いには、簡易テント型の店が増殖している。

お菓子や服などを販売。マニキュア屋もある。

一時期はクローズしていたBEER HOUSEは営業再開している。

この先には59バーツステーキ屋がある。
ツリータウンは安いステーキ屋だらけになってきた。

夜のツリータウン

昼間のツリータウンもそれなりに人がいるが、どちらかというと健全な雰囲気だ。
でも、日が暮れて、夜になると、もっと人が集まってくる。

屋台村のテーブルは満席状態。飲酒は不可。
そして、ツリータウン前の歩道上には、ファランとタイ人が陣取っている。
近所のコンビニやカクテルカーで購入した酒を手に、即席パーティ会場の出来上がりだ。

たまに警察の摘発があるため、以前ほどの大パーティ会場とまではいかないが、活気自体はかなりある。
夜のパタヤで元気なのはこの一角だけだ。

パタヤ復活はツリータウンから

ツリータウン内とその周辺はとにかく店が多い。
ファランもタイ人も集まってくる。
昼間は食事に困ることはなく、夜には出会いも求められる。

11月にタイが開国してもしなくても、ツリータウンにはそこまで影響はないかもしれない。開国してもすぐには観光客は戻って来ないだろうし、すでに在住ファランでにぎわっているからだ。
12月にアルコール提供が解禁され、バーの営業が再開されれば、状況は一変する。
在住ファランたちは、ウォーキングストリートには行かず、ソイブッカオ、とりわけツリータウン周辺で飲む。
開国とバー解禁により、コアなパタヤ好きは12月にはパタヤに戻ってくる。多くが中長期滞在ファランで、やはりソイブッカオとツリータウンに集まる。
そうなればツリータウン周辺は一気に爆発するだろう。
来年以降、一般層の短期観光客が普通にタイに入国しパタヤに来るようになれば、ウォーキングストリートも復活していくだろうが、まだ時間はかかる。
まずはツリータウンからパタヤは復活する。

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