パタヤロックダウン中に新しく出会ったドイツ料理レストランがDas Berliner(ダスベルリナー)。
ビーチロードのソイ13に店舗があって、実は営業歴は長いようだが、初めて知った。
最初はフードアプリのデリバリーで食べて、その後、ロックダウンが解けてから実店舗を訪問してみた。
安くてうまくてボリュームのあるドイツ料理レストランだ。
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Das Berliner
店名のドイツ語を英語になおすと、The Berlinerとなる。まあわかりやすい店名。
ソイ13のなかほどにある雑居ビルみたいな建物の1階奥にある。
隣は、有名なスポーツバーのThe Sportsman Pubだ。
スポーツマンパブは通り沿いからでも入れるが、ベルリナーは雑居ビルの中に入り口がある。
こんなところにドイツ料理レストランがあるなんてまったく知らなかった。
パタヤにはまだまだ隠れ家的なレストランがありそうだ。奥が深い。
店内の様子
実際はかなり広くて、奥にもたくさんテーブルが置いてある。
レストランというより、ドイツの田舎にある食堂といった雰囲気。
壁に飾ってあるものが洋風でなければ、日本の食堂といってもいいくらいだ。
日本の雑居ビル的な雰囲気とあいまって、ここが本当にパタヤなのかと錯覚してしまう。
おそらくオーナーはドイツ人なのだろうけど、店員はタイ人しか見当たらなかった。
店内は禁煙のようだ。
雑居ビルの廊下に灰皿が置いてある。
ほんと、日本の雑居ビルだ。
メニュー
王道のドイツ料理と西洋料理が並ぶ。
タイ料理もあり。
ハンバーガー89バーツ。
ソーセージ類は、99バーツから。
シュニッツェルは159バーツから。
他のメインディッシュは159バーツのものが多い。
コルドンブルーもロールキャベツも159バーツ、
全体的に価格は安めだと思う。
いや、この手の本格的ドイツ料理レストランではかなり安いほう。
ただし、フードデリバリーではもう少し高い価格設定となっている。
とはいえ、割引バウチャーが使える事が多いし、ドリンクのオーダーも不要。
結局は店内飲食とデリバリーとでは同じくらいの価格となりそう。
シュニッツェル(エスカロープ)
最初はフードパンダを利用した。まだ、店内飲食が禁止されていた頃のことだ。
まずオーダーしたのが、Escalope with Mushroom Sauceという料理。
200バーツだが10%割引で180バーツ。(店頭価格では159バーツ)
エスカロープとはなんぞやと調べてみたら、ハンマーなどで叩いて薄くのばした骨なし肉のことを指すようで、調理方法としてはシュニッツェルが多いとのこと。
サイドディッシュは、フレンチフライ、マッシュポテト、ボイルドポテト、フライドポテト、ザワークラウトから選ぶ。
日本でいうところのジャーマンポテトであるフライドポテトを選択した。
なお、日本でいうフライドポテトはフレンチフライとなる。
熱々の料理が出前されてきた。
アルミホイルを開くと、でかいシュニッツェルと大量のジャーマンポテト。
それにこれまた大量のマッシュルームソース。
シュニッツェルを大皿に移したが、まさにわらじトンカツといった風情だ。
確かに肉は薄い。叩いてのばしてある。
衣の付け方と揚げ加減は上々。
王道のシュニッツェルである。
そして、マッシュルームソースが実にいい。
濃厚なのだが、あっさりもしている。
シュニッツェルとマッシュルームソースが不思議とマッチする。
ためしに、日本から持ち込んだトンカツソースをシュニッツェルにかけて食べてみたが、まあ当然うまいといえばうまいけれど、このようなシュニッツェルにはマッシュルームソースのほうが合う。
ジャーマンポテトは、玉ねぎくらいしか具材がないけれど、じゃがいもはホクホクかつ香ばしい。
しかもすごい量。
シュニッツェル、ジャーマンポテト、マッシュルームソースの3者のコンビネーションはとかく素晴らしい。
量が多すぎて、一度に完食できなかった。
特にマッシュルームソースは残しておき、マカロニを自分で茹でて、ソースをかけて食べたりもした。
一度オーダーすると、二度三度楽しめる。
200バーツ分の価値は充分ある。
1/2メートルチューリンガーソーセージ
シュニッツェルが気に入ったので、他のメニューも試してみる。
気になったのが、1/2 Meter Fried Thringer Sausageというもの。
2分の1メートルの焼いたチューリンガーソーセージ
120バーツ。これもデリバリーでオーダー。
(店頭価格では104バーツ)
またもやアルミホイルに包まれて料理が到着。
パンが顔をのぞかせている。
中には、長いソーセージが2本。
たしかに、2本の長さを足すとゆうに50センチは越えるだろう。
大皿に移すが、皿からはみ出すほどの長さである。
チューリンガーソーセージなるものは初めて聞いたが、ドイツでは一般的なソーセージらしい。
ハーブ入りのソーセージだ。
ハーブはそれほど癖もなく、それよりも肉のジューシーさが前面に出てくる。
マスタードとの相性バツグン。
ソーセージの皮も香ばしくておいしい。
そして、何よりジャーマンブレッドがうまかった。
特にどうということのない見た目のパンだが、これがめっぽううまい。
パタヤでこれほどおいしいパンは初体験といえるほど。
ソーセージと一緒に食べてもいいし、そのまま食べてもおいしい。
このパンだけでも追加オーダーしたくなった。
そういえば、ドイツは過去何度か旅行したことがあるが、ドイツ料理で印象に残っているのは、ホテルの朝食ビュッフェで食べたパンとチーズだったっけ。
パンもチーズも種類豊富でどれを食べてもうまかった。
ドイツ料理はパンがいい。
なお、全体の量でいえば、シュニッツェルほどではなく、軽くお腹が満たされる程度。
それでも、ソーセージは少し残しておき、夜にビールと一緒にいただいた。
パンとソーセージもいいが、ビールとソーセージもたまらないね。
ジャーマンブレックファースト
最後は、実際にレストランを訪問して、ジャーマンブレックファーストを食べてみた。
ドイツ式のパンがもっと食べたくなったのだ。
スモールブレックファーストが99バーツとなっている。
2分の1にカットしたロールブレッドの上にソーセージやハムなどを乗せたものが3個。
ゆで卵とサラダも付く。
あとは、オレンジジュースとコーヒーというセット内容。
パンの上の具材は選択可能。
通常メニューでは、単品で売られている。
これらから3つを指差しでオーダーすればいい。
細かいところは抜きにして、直感で3つチョイスしてみた。
ジャーマンブレックファーストが到着。
コーヒーとオレンジジュースは特に感想なし。普通。
特筆すべきは、やはりドイツパン。
ハム、サラミ、それにハムサラダの3個。
やっぱりパンがおいしい。
具材との相性もいい。
特にサラミとトマトとロールブレッドの組み合わせがベスト。
ただパンは2分の1サイズが3個だけなので、さほど多い量ではない。
満腹にはなれない。
チョイスできる楽しさがあるのがいい、ここのジャーマンブレックファーストは。
ビッグブレックファーストにすると139バーツでボリュームアップする。
また、パンのみの単品オーダーもできる。
ロールブレッドだと17バーツ。
地図
ビーチロードのソイ13の中ほど。海から近い好立地。
営業時間は午前10時から午後10時までとのこと。
まとめ
パタヤのドイツ系料理レストランでは、今イチオシ。
オーストリア料理レストランのDomicilでも、同じ料理を食べることができるけれど、価格帯はDas Berlinerのほうがお手頃。味もいい。
何度も言うけれど、あまりの雑居ビル感とローカル感で日本人が単身で入店するには少々敷居は高く感じる。でもまあ入ってしまえば、安くておいしいドイツ料理が堪能できること間違いなし。
気にせずにドアを開けよう。
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