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タイ入国情報

クルーズ船乗客のタイ入国が許可に。ゴルフ検疫や隔離期間短縮も検討。

投稿日:2020年10月23日 更新日:

特別観光ビザで7ヶ月ぶりの外国人観光客がタイに入国してきた。
徐々にではあるけれど、外国人の入国制限は着実に緩和されつつある。
そんな中、CCSAの会議にて7つの議題が取り上げられた。
クルーズ船の乗客のタイ入国などを認めることになった

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CCSAで議論された7つの内容

1.中国からの政府代表団のタイ入国が成功に終わったこと

2.イギリスとチェコからの船員のタイ入国許可

3.特別観光ビザで入国を認める国をどこにするのか

4.トランジット客を乗せた航空機の乗り入れを認める

5.クルーズ船のタイへの入国を認める。約60隻の船と650人の船客がタイへの入国を希望している。もしも乗客がタイ入国を許されれば、21億バーツの収益を生み出すと見られている。入国する前に船内にて14日間の強制隔離検疫と3回の検査が必要。

6.外国人クルーが船の乗り換えを待つためにタイに上陸し制限エリア内に移動するための許可

7.外国人へのウェルネス検疫モデルの制限を緩和。今年1428人の医療旅行者と付添人がタイを訪れ、約10億バーツの利益を生み出している。

 

1は、先日タイを訪れた中国外相一行のこと。国賓待遇のため、14日間の隔離は当然のように免除されている。
以前にもアメリカ軍の高官がタイを訪れた時と同じ扱いだろう。

2以降は外国人のタイ入国の制限緩和についてだ。
すべてが正式に許可済みとなったわけではないが、クルーズ船の入国は決定的とのこと。

クルーズ船がタイに接岸することを許可して、乗客の入国も認める。14日間の隔離検疫は船内にて実施され、3度の検査も実施するという。
これぞQuarantine(検疫)といえる。Quarantineの語源は、イタリア方言の40のこと。ペスト流行時に外国から来た船を40日間待機させてから上陸させていたことに由来する。
今回のパンデミック初期に日本ではクルーズ船の集団感染が大問題となり、他のクルーズ船が寄港拒否されて各国を放浪していたことがあった。そういったことを思えば、鎖国状態に近い現在のタイでクルーズ船の上陸が許されるのは、少々感慨深いものがある。タイにしてみれば、経済効果を優先させたいという思いが強いのだろうが。

3の特別観光ビザでのタイ入国を認める国については、すでに日本は特別観光ビザの発給対象国となっている。
現在は低リスクに指定された国のみが特別観光ビザの発給対象。
これからさらに見直しがされるのかもしれない。

 

もうひとつの経済効果狙いがウェルネス検疫。
このウェルネス検疫について、健康サービスサポート局がオプションとして3つのモデルを提案している。

1.スパリゾートなどにおいて、専門家や医師の立ち会いのもと、フィットネスや食事や美容といった健康プログラムを提供する7日から10日のパッケージ
2.理学療法、脳トレーニング、ヨガ、瞑想、マッサージ、減量、ストレス軽減、基礎的運動を主とした高齢者向けの1ヶ月パッケージ
3.スポーツとゴルフに関連付けた14日間のパッケージ

1と2についてはCCSAがすでに承認済み。3はこれから慎重に検討する必要があるとしている。
いずれも14日間の隔離検疫の後に利用開始となる。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30396610

隔離期間の短縮について

入国制限の緩和の中で現在もっとも取り沙汰されているのが、隔離期間の短縮についてだ。
国賓などごく一部の例外はあるが、原則としてタイ人も外国人もタイ入国時には14日間の強制隔離が課せられている。
どんなに入国可能な外国人グループが増えて、たとえ観光目的の入国が可能でも、14日間という隔離があるかぎり、タイ訪問を見合わせる人が圧倒的大多数。
これでは経済経過は見込めない。
そこで隔離期間の短縮が必要となってくる。

タイ保健省大臣が、保健省として隔離期間を10日に短縮することを目指していると声明を出している。
安全性を確保しつつ隔離期間を短縮して徐々に観光客を呼び戻す。保健省はそのための準備が出来ているが、他の関係機関がなお時間を要求しているため、一致協力するため少し待つ必要がある。

目標は最も安全で有効な隔離期間を見つけることだ。恐れる必要はない。
まずは10日に短縮。それから、5日4日3日そして隔離無しにすることがあるかもしれないと。

隔離期間短縮については、来週のCCSA会議で議論されるという。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30396551

隔離期間が14日から10日になっても、短期旅行者のタイ訪問は難しいまま。
でも、一気に隔離期間がゼロになることはありえない。
入国制限の緩和ともども、段階を踏んで短くしていくしかない。
徐々に観光客受け入れ再開は進んでいく。

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