先日、ひさしぶりにウィンドミルに入店した。
7月1日のナイトライフ施設解禁後にほどなく再開したウィンドミル。
実際に入店するのは再開後初となる。
入店時には、きちんと検温と手指消毒と、さらにQRコードないしノート記帳にある登録を実施。
ウィンドミルでは、ナイトライフ閉鎖前から、検温と消毒を自主的に行っていたほど管理はしっかりしている。
が、店内は昔と変わりなし。
1階も2階もオープン。
ソーシャルディスタンス用の客席間隔は設けてあるが、実際にはどこにでも着席可能。
ステージ前のアクリル板仕切りはないし、ダンサーのフェイスシールド着用もなし。
衣服の着用も、昔のままのスタイル。下着は頑として無着用だ。
うん、すばらしい。
これぞウィンドミル。
ダンサーの数は以前より少し減少したように見えるが、ステージは見劣りせず。
客席はファランを中心にほどほどに埋まっている。
ステージ前のかぶり付き席には、相変わらずファランが陣取り、ガン見状態。
ちびちびとドラフトビールをなめながら舌なめずりするファラン。なんなら目の前のものを直接舐めてしまう。
変わらねえ。
ああ、まったく変わらねえな、この店も。
ドラフトビールは80バーツ。
この価格で、あの変態ステージを目前で堪能できる。
世界で一番コスパがいい変態チックなバーかもしれない。
アウトブレイクだ、パンデミックだ、そんなものしゃらくせえ。
入り口でしっかり対策、中は変態全開フルスロットルでぶっ飛ばす。
それがウィンドミルというものだ。
嬉しくなってくる。
一人でニヤつきながら飲んでいると、ママさんが一人のダンサーをあてがってきた。
まだ慣れていないような雰囲気のダンサーだ。自分から客に話しかけるのをためらっているような感じで、もじもじとしている。
この子は来たばっかりで英語が話せないから面倒見てやってくれとママさんに言われた。
こういった新人嬢がなぜかウィンドミルに紛れ込んでくることが多い。
話をきいてみると、ここで働いてまだ1週間。前職はデパート勤務だったそうだ。
パンデミックの影響でデパートの仕事がなくなり、やむなくゴーゴーへ。
それにしても、デパートからウィンドミルへの転職か。落差がでかすぎるだろ。
と、すぐ近くで乱痴気騒ぎをしているファランが近寄ってきた。
お互いに素性などはまったく知らないが、たまに他のバーで顔を合わせることがある程度の関係。
口をきいたのは今回が初めて。
軽く自己紹介などしてから、ウィンドミルの素晴らしさとクレイジーぶりをお互いに称賛。
ここがパタヤナンバーワンのクレイジーバーだと合意して盛り上がる。
当然の結果である。
ファランが次に挙げたのが、ドールハウスの名前。
ドールハウスの2階がいいだろと応じると、ファランも大げさなジェスチャーで同意。
こいつわかってるなと言わんばかりだ。
たしかにドールハウスの2階のXXXラウンジはいい。1階もいいが、2階も変態御用達だ。
3つ目にファランが挙げた店名は、KINK。
LKメトロにある比較的新しい店だ。
ここも2階が楽しい。
しかも、2階のステージはリフト仕掛けになっていて、ステージがまるごと1階まで降りていく。
ここまでやるかという文字通りの変態店だ。
そんなものわけで、ファランが選ぶパタヤ3大クレイジーバーは、
・ウィンドミル
・ドールハウス(2階含む)
・キンク
となった。
わたしも同意見であるし、パタヤのゴーゴー好きなら、趣味と嗜好は別にしてクレイジー度という点は納得できるかと思う。
この3店は、すべて営業再開済みだ。
こういった飛び抜けた要素のある店はファランから人気を集めており、客の全体数が少ない中でも、ちゃんと生き残っている。
と、お互いの変態具合を確かめたところで会話は終了。
ファランは狼藉行為を働くべく、自分のテーブルに戻っていった。
おっと、初な新人ダンサーをステージに上げて、後ろ向きにした彼女の短いスカートをたくし上げた。
そして、レディドリンク進呈の合図とともに、彼女の臀部の割れ目に顔面を突っ込んでいくファラン。
さすがだ。
これがウィンドミルでの最も正しい遊び方。
相手が新人でもベテランでも関係ない。
そして、変態に国籍も人種も関係ない。
パタヤは誰もが同様に変態となれる街。
この街から、ウィンドミルがなくなってはいけない。
パタヤ3大クレイジーバーは不健全なまま末永く健在であらねばならないのだ。