現在、タイへの民間商業フライトは禁止されている。日本からタイへは特別機のみが利用可能だ。
一方、タイから日本へのフライトに関しては禁止されていない。
ただし、タイ国際航空は全面運休中。エアアジアなどのLCC各社も運休だ。
ANAとJALは運航中。
とはいえ、本数は少なく、また目的地は東京のみとなっている。
関空利用者にとっては、非常につらいところだ。
9月からの運行予定はどうなっているのか。
JALの9月運行予定
8月現在、バンコクから日本へのフライトはANAとJALの東京行きのみ。
JALには関空・バンコク路線がある。でも、ずっと運休が続いている状況。
関西方面在住にとっては、東京行きというのが大きなネックとなっている。
では9月以降は?
9月の運行予定をチェックみると、JALの関空行きが運行予定となっている。(8月26日時点)
JAL728便が火曜日のみ運航。
⇒https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/inter/200901_04/
週1便とはいえ、バンコクから関空へ直行できることになる。
これが本当に運航再開となれば、関西在住者にとっては大いに助かる。
現在でもバンコクから東京へのフライトはある。
日本へ帰国すること自体は可能だ。
が、東京から関西までの移動が厄介なのだ。
厚生労働省の定める水際対策はこうなっている。
□検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
□到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること空港から自宅までの交通手段(自家用車、レンタカー等)をご自身で確保していただくようお願いしています。電車、バス、タクシー、航空機(国内線)、旅客船などの公共交通機関を使用しないよう、強く要請しています。
万が一用意できていない場合、ご自身で空港周辺の宿泊施設等を確保して、そこで待機いただくことになります。なるべく出国前に移動手段を確保していただきますようお願いします。
厚生労働省⇒https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html
タイから日本に戻っても、東京から関西へ戻る移動手段がない。
公共交通機関は使えない。家族や友人知人にマイカーでの出迎えに来てもらう必要があるが、さすがに関西から東京まで車で迎えに来てくれとは頼めない。レンタカーを借りて自力で帰るにせよ、あまりにもしんどい。そもそも日本の免許証はタイに持ってきおらず手元にない。レンタカーそのものが借りられない。
となれば、東京のホテルで14日間の自主待機が必要。
金と時間が無駄にかかる。
このような状況では、日本への一時帰国はためらわれる。
物理的に不可能ではないが、あまりにも手間がかかりすぎる。
でも、関空への直行便が再開されたなら、話は大きく変わってくる。
レンタカー使ってもいいし、誰か友達に迎えに来てもらうこともできる。
JALの関空路線再開は、関西在住者だけでなく、中部・四国・中国方面の人にも吉報だろう。
成田や羽田はあまりにも遠い。でも、関空からなら自力で帰ることができる人はたくさんいるはず。
タイのビザ猶予期間は9月26日で終了する。
有効なビザを持っていない外国人は9月26日までにタイを出国する必要あり。
(大使館発行のレターがあれば特別延長は可能のようだが日本大使館が発行してくれるかは不明)
帰国をせざる得ない関西在住者にとってはJALの関空便の再開は願ってもないタイミングだ。
あとは、本当に運行再開されるかどうか。
ためしに、9月1日のフライトをチェックしてみると、現時点では購入可能。
片道で2万バーツとなっている。
たしかに高いが、レガシーキャリアの片道運賃としたら、こんなものか。
経由便でタイから日本へは?
ふと思ったが、経由便で日本に帰ることはできるのだろうか。
調べてみると、バンコクからは香港や台湾や韓国経由での日本へのフライトがちらほらと検索にはひっかかる。
関空へも飛んでいる。
運賃もJALの直行便よりも安い。3万円台で購入可能と表示される。
ただ、各国ごとにトランジットの条件が異なるようなので、さらに詳しく調べる必要がありそうだ。
また、直前になって路線が突然キャンセルされるおそれもあるだろう。
トランジット先の国の空港に着いてから、乗り換え予定の日本行きフライトがキャンセルされたら、次の便までリアルターミナルマンとなってしまいかねない。
判断が難しいところ。
直行便なら空港の制限エリア内で雪隠詰めにされる心配はない。でも料金は高い。
まとめ
日本への一時帰国は悩ましい。
本当に悩ましい。
たとえ帰国できても、14日間の自主待機をする必要あり。
関空便が再開されれば、自宅での待機が可能となるからまだいい。
東京便のみだとホテル暮らしとなってしまう。
そしてもっとやっかいなことに、一度日本に帰国してしまうと次はいつタイへ入国できるのか見当がつかない。
タイ入国条件を満たしたとしても、フライトの順番待ちがあり、さらに入国時には14日間の隔離検疫が必須。日本のような要請ではなく、強制的な隔離だ。料金も高額となる。
タイへの再入国問題がクリアにならないかぎり、日本への一時帰国はもうしばらく見合わせるつもりでいるが、関空への直行便が本当に再開されれば何かと安心だ。
週一便とはいえ、さくっと帰国できる目処が立てられるのはありがたい。
再開を願う。
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