規制緩和第3フェイズ施行後、これといって特に大きな動きはなかった。
第4フェイズの検討対象業種が公になった程度。
非常事態宣言がどうなるのか、タイへの国際フライト禁止が解除されるのか、などなど不透明な部分が多いままだった。
昨日と今日、規制緩和第4フェイズの具体的な内容に関する動きが出てきた。
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外出禁止令解除、ただしお試しで
外出禁止令の解除が検討されている。
現在の外出禁止は午後11時から午前3時まで。
これを全面解除するかもしれないとのこと。
ただし、お試し期間を設けて、15日間様子を見ると。
状況次第では、再度外出禁止令を出すことになる。
非常事態宣言継続
非常事態宣言は6月末までとなっている。
が、第4フェイズで各種の規制緩和を実施しても、非常事態宣言はなお継続される見通し。
緊急勅令によりウイルス対策を迅速に実施できることが理由。政治的な意図はないという。
パンデミックは終了しておらず、ロックダウンの全面解除はまだ適切ではない。
外国からの帰国者への強制隔離も非常事態宣言があって、実行できるとのこと。
国際線フライト禁止
今月末までは国際線のフライト受け入れ禁止が続く。
7月から再開するべきかどうかは、議論を継続していく。
なお、つい先日の声明では、外国人旅行者の受け入れ再開は今年の第3四半期ないし第4四半期となるとのこと。
国内感染が収まっている国から受け入れ再開を始める。
また最初のグループは、ワークパーミット所持者や外交関係者となる。
レストラン店内飲酒解禁
第4フェイズでは、レストランでの店内でのアルコール提供が許可されることになりそう。
ただし、アルコール販売を促進することは禁止。プロモーション行為は認められない。タイのレストランではよくあるビールキャンペーンガール(チアビア)は禁止。
食事中のみアルコールを飲むことができる。酒を飲むことを目的にして長時間過ごすのはだめ。
なお、飲食店でのビュッフェ形式での提供は引き続き禁止。
コンサート再開など
その他に規制緩和が予定されているのは以下のとおり。
デイケアセンター、会議場、宴会場、スポーツ会場、コンサートホールは再開。
ただし、スポーツ会場は無観客にする必要があり、コンサートでは厳密なソーシャルディスタンスが求められる。クラシックのような静かなものはいいが、激しい音楽では客が一緒に歌ったりすると唾液が飛散する恐れがある。
バスや電車などの公共交通機関は全面再開。ただし、乗客は70%までに制限。
映画の撮影は、総勢150人まで。
遊園地とウォーターパークは再開。プールは8平米あたり1人までに制限。
ショッピングモール内の遊技場は再開可能だが、ゲームセンターは禁止のまま。
屋外競技場、格闘技ジムは再開。競技会も開催できるが、観客を入れたりセールス活動するのは禁止。
公園などでのグループエクササイズは開催可能。ただし50人まで。
スパ、温泉、スチームはすべて再開可能。ただしソープマッサージ、つまり風俗施設は禁止のまま。
バーの再開は第5フェイズ?
規制緩和第4フェイズには、バーやパブやカラオケやマッサージパーラーといった娯楽施設は含まれないことになった。
第4フェイズでの再開は不可。以前として閉鎖が続く。
というわけで、規制緩和は全部で第4フェイズまでのはずだったが、第5フェイズへ突入することになりそう。かねてからの噂通りだ。
バーや風俗施設の再開時期は、現在のところ、まったく不明。
はたしていつになることか。
参考:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1932472/curfew-to-be-lifted-emergency-powers-to-remain
参考:https://www.nationthailand.com/news/30389380
参考:https://www.khaosodenglish.com/news/2020/06/10/bars-pubs-soapy-massages-wont-reopen-in-phase-4/
注意
現在のところ、すべては検討中のこと。まだ確定はしていない。
規制緩和第4フェイズが6月15日に実施されるかも定かではない。7月になる可能性もある。
6月12日に再度会議が開かれて確定する見込み。
とりあえず、バーなどのナイトライフ施設の閉鎖継続はほぼ確定的かと。
再開はどんなに早くても7月以降になりそうだ。
国際線フライトの再開時期もいまだ不明。
6月12日にある程度はっきりしそうだ。
今少し待ちたい。
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