5月1日にチョンブリ・パタヤが平常に戻るというチョンブリPR発表の情報が話題になった。
これまで出された規制の期限を4月30日までとし、5月1日にすべての施設が元通りに営業できるのでは、と大いに期待が高まった。
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だた、さすがにこれを全面的に信じることはできず、疑問符が大いにつく発表ではあった。
それでも失業と経営難に苦しみ、少しでも早い復活を願う人たちは、期待を込めてチョンブリPRの公表した画像をシェアしていった。
その後、チョンブリ県知事は、5月1日にすべての施設が再開できると言ったわけではないとか、あくまで政府の方針に従うといった注釈をつけるようになった。
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誤解に基づくフェイクニュースか
昨日4月21日のチョンブリPRにまた新しい告知が掲載された。
5月1日チョンブリ正常再開は歪んだニュース、と題している。
5月1日にチョンブリのすべての店が再開するというのは不正確な情報であり、それを広めることは、誤解を生むことになると。
正常の状態に戻るかどうかは政府ならび地方自治体の状況によるべきことであり、もし状況が改善しないようなら引き続き規制命令を出すであろうと。
AFNC(Anti Fake-News Center)Thailandによる警告のようだ。
上掲告知内に貼られたリンク先であるAFNCのサイトも見てみる。
少し詳しく書いてあるだけで、中身はチョンブリPRの概要と同じもの。
例の画像を拡散することは誤解を生む歪んだ情報だと。
5月1日にチョンブリ・パタヤのすべてが店が再開して通常生活に戻ると決まったわけではない。
あくまで4月30日に現在の規制が期限を迎えるだけで、政府の新たな方針が定まったり、状況の改善が見られなければチョンブリ県として新たな規制命令を出すこともある。
よって、例の画像をシェアして、さもチョンブリの正常復活が確定したかのように拡散することはやめてほしいと。
この件に関して、パタヤ地元英字紙も報道している。
チョンブリPRが最初に告知を出して時から、5月1日チョンブリのすべての店が再開して通常生活に戻るというのは、全国的な状況ならびに事態の改善次第であって、5月1日の現行の規制命令は期限切れとなるのは確かだが、その期限を迎える前に新たな規制命令が出される可能性が高いと一貫して注意喚起がなされている。
AFNCが言うには、5月1日パタヤ平常復帰は「誤解」であり、それは人々の「願い」であると。
現時点では、5月1日に正常に戻ることに関して何の保証もない。
規制に関する情報は来週に発表になるだろう。
感想
まあそうだよね、といったところ。
たしかに期待はした。
でも、チョンブリ県の広報があのような画像付きで告知をした以上、多くの人が期待するのも無理からぬ事。
5月1日チョンブリの施設はすべて復活するであろうと、書いてあるし。
みんな早合点してしまう。
説明文を読めば、あくまで現行の規制の期限を4月30日に定めただけであり、状況が改善されなければ5月1日以降に新たな規制が出されるとは理解できた。
また命令が変更になることも充分予想できるわけで、一足飛びに平常復活決定と喜ぶ気にもなれなかった。
でも、わたし自身も含めて、期待した人が大勢いたのは確か。
パタヤでこの状態が続くのはあまりにもつらい。
パタヤのあちこちで炊き出しが行われており、いかに失業者が多いのか手にとるようにわかる。
が、現状では5月1日パタヤ完全復活は望み薄だと言わざるを得ない。
一部の規制は解除されるかもしれないが、娯楽施設の復活はとりわけ難しいと思われる。
タイ全土の非常事態宣言も5月1日以降継続するかはまだ不明。
来週にも新たな声明が出される。
正式発表を冷静に待つべき。
それまでは今までどおり、規制にしたがい、状況改善につとめるしかない。
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