3月24日と25日に予告があったとおり、3月26日午前0時からタイに非常事態宣言が発令された。
ようやくその中身が明らかとなった。
まず第一弾の規制として打ち出されたのが外国人のタイ入国禁止だ。
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タイ非常事態宣言
非常事態宣言による緊急勅令は4月30日まで有効。
すべての外国人はタイへの入国が禁止。
ただし例外があり、外交官やパイロット、ワークパーミットを持つ外国人は入国が認められる。
タイ人の帰国は許可されるが、72時間以内に発行された健康証明書ならびにタイ大使館発行の帰国者用レターを取得する必要がある。
5歳未満と70歳以上の人は家から出ないことが推奨される。
集会は禁止される。
バンコクにおいては、ナイトクラブ、スタジアム、遊び場といった施設は、状況が改善され新たな告知があるまで閉鎖したままとする。
各県知事はハイリスクと指定されたエリアへの立ち入りを禁止することができる。
県をまたいだ移動は許可されるが、チェックポイントが設置され、移動者は強制検疫あるいは自己隔離を行い、担当者に情報を提供する必要ある。
食料、水、医薬品といったものを買い占めするのは禁止され、法によって罰せられる。
虚偽の報道や誤解を招くような報道は削除されるか補足され法的責任を負うことになる。
銀行、テイクアウト用のレストラン、食料品店、工場、ガソリンスタンドといった必須のサービスは引き続き営業できるものとする。
外出禁止令やロックダウンに関する言及はない。
ソース:Bangkok Post
ソース:The Nation
ソース:The Pattaya News
より確かな日本語での最新情報は、在タイ日本大使館のホームページで。
私感とパタヤについて
現在のところ、緊急勅令による規制はこのようなもの。
外国人入国禁止以外は、意外とゆるい印象。
だが、状況に応じて、新しい規制が出てくることは充分考えられる。
やはり第一は外国人の入国禁止。
つい先日、全外国人に対してタイ入国の際のコロナウイルス陰性を示す健康証明書と10万ドル相当の健康保険加入を義務付けたばかりだが、そこから一気にほぼ全面的な入国禁止措置へ至った。
まさに目まぐるしい変化だ。
外出禁止令や移動制限令も追加されそうな気配が濃厚だが、現在わかっている限りではまだ外出禁止令は出されていない。
かりに夜間外出禁止令が出されたとしても、パタヤの夜はすでにゴーストタウン状態だ。
これは、昨晩午後11時台のLKメトロの様子。
人の姿は皆無の暗闇回廊状態。
ウォーキングストリートも同様。
ソイブッカオでも営業しているのは一部のレストランと食堂だけ。
本当に夜のパタヤはゴーストタウンと化してきている。
本日からはパタヤでもレストランや食堂はテイクアウトだけの営業へと規制強化されるものと思われる。
治安の悪化も懸念されるし、特に夜間は無理に外出する気にはなれない。外に出ても何もない。
実質的な夜間外出禁止令みたいなもの。
バンコクの娯楽施設は4月30日までの閉鎖がほぼ決まりとなっている。急激に事態が終息すれば話は別だろうが、他の県もバンコクに倣いそう。
こうなってくると、日本のゴールデンウィークの時期でも厳しいかと思う。
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