ソイエキサイトとサードロードの交差点近くに新しいラーメン屋ができている。
読者の方から情報をいただき、現場を訪れてみた。
軒先にラーメンと書かれた提灯がぶらさがっている。
どう見ても日本のラーメン屋だ。
できて間もないようだが、こんな目立つ提灯になんで今まで気づかなかったんだろう。
さっそく食べてみる。
SAMURAI RAMEN(サムライラーメン)
店名は、SAMURAI RAMEN。
料理見本写真
日本語表記があるけれど、ちょっと怪しい。
Tonkotsu Ramenが、とんかつラーメンになっている。
店内の暖簾には、「自慢の拉麺 侍ラーメン」の日本語。
店内は綺麗に改築されている。
日本のラーメン屋を彷彿とさせる木のカウンター席がメイン。
テーブル席少々。
メニュー
とんこつラーメン139バーツ
スパイシーとんこつラーメン149バーツ
チャーシュー丼79バーツ
スパイシーチャーシュー丼89バーツ
カレーライス119バーツ
トッピング
チャーシュー49バーツ
煮玉子20バーツ
メンマ20バーツ
白ごはん30バーツ
チャンビール45バーツ
アサヒビール65バーツ
(すべて税込み価格)
オープンしたてのため、メニューは暫定版とのこと。
餃子が掲載されていないが、オーダー可能。たしか89バーツ。
これから味噌などラーメンの種類も増やしていくそうだ。
(今回の訪問後、実際にメニューが改訂されて味噌ラーメンが増えている)
セルフサービスの無料のお茶あり。
氷入りグラスもお願いできる。
テーブルの上はシンプル。ティッシュと日本の七味のみ。
とんこつラーメン
まずは、とんこつラーメンから。
白いスープ、大きなチャーシュー、海苔、煮玉子、きくらげ、メンマ、刻みネギ。
見た目は立派な日本のラーメンである。
最初にスープから。
タイの麺類はスープがぬるいことが多いけれど、ここは充分な熱さ。
確かにとんこつスープではある。
が、甘い。
マイルドな風味を飛び越えて、甘い。
砂糖系の甘さではなくて、ミルクやクリーム系の甘さ。
詳しい作り方は知らないけれど、日本でもとんこつラーメンに牛乳を混ぜて作ることはあるようなので、その一種なのかもしれない。
スープだけ飲むとその甘さに違和感がありあり。
味のついたチャーシューと麺とスープを一緒に食べると、そこまで変な感じはしない。
しっかり煮込まれたチャーシューはなかなかのもの。量も多い。
煮卵もうまい。
麺は固くもなく柔らかくもなくほどよい茹で加減。
スープの甘さ以外はまさに日本のラーメンだと思う。
テーブルの上の薬味が七味だけなので、追加で胡椒とニンニクをお願いしたら快く持ってきてくれた。
タイ語で、胡椒はプリックタイ、ニンニクはガティアム。
黒胡椒とニンニクを追加すると、甘いスープがひきしまった。
お、これなら、いける。
甘さが口の中でちょっとひきずるけれど、普通においしいラーメンとなった。
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餃子
新規オープン特典として、ラーメンをオーダーすると、無料で餃子が付いてくる。
いつまでやっているかはわからない。
無料餃子は3個。(普通にオーダーすると個数はもっと多い)
餃子は餡から手作りしているようだ。
餡はジューシーで、肉汁があふれてくるほど。
ただ、皮と餡とのマッチングが今ひとつで、焼き餃子ではあるが、ワンタンを食べているような感じがした。
タレは、ほぼ醤油味。もうちょっと酢を足したいところ。ラー油のかわりには七味を入れればいいかと(タイ人スタイル)。
とんこつラーメンと無料餃子で139バーツ。お茶は無料。
ラーメン単品では少し高く思えるが、この内容なら許容範囲内。
チャーシュー丼
英語表記では、Chashu rice with hot spring egg.
温泉卵付き叉焼ご飯といったところか。
89バーツ。
ラーメンのチャーシューがうまかったため、このチャーシュー丼には期待していた。
丼はやや小ぶりだが、山盛りのチャーシューがうれしい。
中央に温泉卵。
胡麻とネギが散らしてある。
うまそう。
ほくほくのチャーシューに味がついてあって、タレをかけずに食べてもいい。
やっぱりチャーシューがうまい。
タレはちょっと甘めの醤油系。砂糖醤油か。
タレをかけたほうがさらにうまくなる。
チャーシュー、温泉卵、タレを混ぜ合わせると、すっかり日本の味。
単品の丼ものとしてはご飯の量がやや足りないが、チャーシューはたっぷりだし、味の満足度は高め。
これで79バーツならオッケー。
さすがに無料の餃子は付かなかったが、無料のお茶はあるし、特に文句なし。
地図と営業時間
地図
サードロードのソイ21/2の入り口にある。
ソイブッカオから行くなら、ソイエキサイトをサードロードまで出て左折するだけ。
LKメトロから歩いて5,6分といったところ。
隣はファミリーマート。
営業時間は、15時から24時くらいまで。
材料がなくなれば、午後11時半ころに閉店することもあるそうだ。
LKメトロやソイブッカオ界隈で飲んだあとの締めのラーメンとしてはちょっと閉店時間が早い。
夕方くらいに訪れるのがいいかも。
まとめ
とりあえず、今回はここまで。
とんこつラーメン、無料餃子、チャーシュー丼の3つを味わった。
チャーシュー丼が一番おすすめ。
カレーライスも気になるところ。
タイ人の二人が切り盛りしている。
詳しい話は聞いていないが、どうやら日本人の手は入っていないようだ。
それでこの味と雰囲気を出すのは大したものだと思う。
これからスープの改良とメニューの増加をはかっていけばいいと思う。
本格的日本ラーメンに化けそうな予感あり。
すでにチャーシュー丼は本格的だし。
ただ、この価格帯だと、ローカルタイ人にはちょっと高く感じるはず。
同じくサードロードのあるラーメンチャンピオンはラーメンが70バーツほど。
また、8番ラーメンはラーメンと餃子とドリンクのセットで150バーツほどだ。
侍ラーメンは無料のお茶があり、ラーメンの具材は8番ラーメンよりはるかに豪華だ。さらに無料餃子付きなら、お得感あり。
店内はすごく綺麗でエアコンが効いていて快適。接客も丁寧。
日本からの短期旅行者がわざわざ訪れるほどではないと思うけれど、ふと日本のラーメンやチャーシュー丼が食べたくなったら、行ってみてもいいかと。
(追記)閉店
開店して間もなくパンデミックが起こり、パタヤはロックダウン。店も閉店を余儀なくされた。
一度は再開したようだが、完全にクローズしてしまった。
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