パタヤでコロナウィルスによる感染死亡者が出たと思わせるSNS投稿があった。
これは、まったく無関係な写真をコロナウィルスと結びつけようとする嘘情報(フェイクニュース)だと判明。
フェイクニュースを流した発信者は、タイ当局によって逮捕された。
ソース:Khao Sod
ソース:The Pattaya News
嘘の情報をわざと流した罪が確定すれば、最高で懲役5年の刑が科されるとのこと。
また、タイ航空の客室乗務員がコロナウィルスに感染したとの主張もフェイクニュースだと判明している。
広告
パタヤにおけるコロナウィルス
現在のところ、パタヤにおけるコロナウィルス発症者は確認されていない。
中国以外の国では、タイにおいて最大のコロナウィルス発症者が出ている。
国際空港やアランヤプラテート国境では、サーモグラフィーなどによる発熱スクリーニング検査が行われているが、潜伏期間中は発熱もなく、普通に入国できてしまう。
また、中国政府によって中国人の海外渡航が規制されはじめたとはいえ、春節にパタヤを訪れた中国人は多い。
パタヤは狭いエリアに観光客が集まる。
ウォーキングストリートでひとたび感染がはじまれば、あっという間に拡大しかねない。
個人的には、春節のあいだはコロナウィルスに関係なく中国人だらけの時間帯のウォーキングストリートを訪れることはない。
春節期間中は、1月27日の深夜2時ころに、一度だけウォーキングストリートの様子を見に行ったくらい。
中国正月を祝う提灯が並ぶウォーキングストリート。
人出はいつもと変わらない程度。
深夜遅くなると中国人の団体客はもともといない。
また、個人客の中国人もあまり見かけなかった。
マスクをしている人も少なめ。
韓国人は普段から黒いマスクをしていることが多い。
あとは、マスクをしているファランを少し見かけた。
ウォーキングストリートで働くタイ人にコロナウィルスについて質問してみたが、それほど心配している様子はなかった。
中には、「マイトンクルワ(クルワの実際の発音はコワーと聞こえる)」と答えるタイ人もいた。怖がる必要はないと。
パタヤ全体でいえば、ここ数日はマスクをしている人が増えた印象。
中には、立体型の厳重なマスク姿のタイ人もいた。
ここ数日で事態を深刻に捉えるタイ人が増えてきたかも。
パタヤにおける感染予防
時間に余裕のある長期滞在者は、無理に外出をしなければ済むが、時間のかぎられた短期旅行者はそうはいかない。
遊ぶな外出するな、というのは無茶な話。
現在、パタヤを遊びに訪れている人は、とりあえず手洗いとうがいを徹底して、なるべく感染を防ぐしかない。
マスクの効果がどこまであるかは不明だが、手洗いは必須。
外出時は、手で口や鼻の粘膜を触らないこと。
テキーラなどのショットグラスの共有はしないこと。
それ以上の濃厚接触は、パタヤだけに、もうしょうがない。まさかマスクやラバー越しにすべての行為を営むわけにはいくまい。事後はしっかり洗いましょう。
あと、バンコク・パタヤ間の移動は、大型バスは避けたほうが無難かもしれない。
それにしても、感染拡大予想とリスク管理は難しい。
パタヤでは、このまま感染者が出ることなく終息するかもしれないし、ひょっとして大流行するかもしれない。
答えは誰もまだわからない。
なんとも悩ましい。
個人的にはそこまで気にせず、手洗いとうがいはしっかりしながら、普段どおりの生活をするだけ。
あとは、なるべく人の多いところへは行かないようにする。
そういえば、昨日ビッグCを訪れたのだが、観光客らしき中国人グループもいて、生鮮品コーナーに陳列してある生の野菜や果物をべたべた触りながら、大声で会話していた。つばきも大量に飛んで野菜や果物に付着しているだろう。
普段なら何も気にせずスルーするところだが、さすがにこの情勢ではイラッときた。
とはいえ、圧倒的大多数の中国人観光客は感染していない。
野菜も果物もしっかり洗ってから食べるようにしよう。
免疫力を高めて感染予防につとめる。
自分にできる予防策を取っていくしかない。
安易な希望的観測に走ることもなく、かといって過度に恐怖心を煽ることもなく、正しく怖がることが大切。
リスク管理では、この「正しく怖がる」のが肝心だと頭ではわかっている。
でも、正しく怖がるって難しいと今実感している。
広告