35日目
暑い。
日中の日差しがきつくなってきた。
1月は歩いていても軽く汗ばむ程度だったのが、今では5分も歩けば汗が吹き出してくる。
寒季が終わり、暑季が始まりそうな勢い。
タイ語で11月から2月くらいの寒季のことを「ナーナーオ」と言う。
もちろん日本人の感覚からすれば、バンコクパタヤあたりは決して寒くないけれど、タイ北部ではかなり冷え込むこともあり、凍死者が出ることすらある。
暑季は「ナーローン」だ。文字通り、ひたすら暑い。3月以降の雨が降らないけど、暑い時季。
雨季は「ナーフォン」でいけるはず。雨がよく降りだしたら、雨季と呼ぶのだろう、たぶん。
昼食はジョーク
さて、昼食は炎天下の中を少し歩いて、サードロードへ。
ソイエキサイトのサードロード沿いにある食堂。
ソイレンキーから移転してきた店だ。
久々にジョークを注文してみた。40バーツ。
ジョークというのはお粥のこと。
具材は豚を選択。
普通の豚肉とモツ系が少々。
ジョークは元々薄味に作られているので、お好みで醤油や酢を入れて味を作る。
温泉卵のような絶妙なゆで加減の卵がいい感じだ。
うーん、いろいろ調味料を加えてみたものの、味はいたって普通。
ジョークは真っ昼間の炎天下に食べてもありがたみを感じられないな。
むしろかなりの違和感がある。
真夏のビーチに革ジャンとブーツ姿で現れるくらいの違和感。
ジョークはやっぱり、飲み歩いたあとの深夜か、二日酔いの朝に食べるものだ。
真夏のビーチにはアロハシャツとビーサンがお似合いのように。
あと、ジョークにつきものなのがショウガ。かなり強い辛味と酸味なので、わたしは苦手。
「マイサイキン」と注文しておこう。
パクチーも入っているので、苦手な人は「マイサイパクチー」とオーダーするのも忘れずに。
タダで良いよと言うバービア嬢
夜。
またまた部屋を出るのが遅くなった。
夜10時ころ外出。
Rコンレジデンス近くのクィティアオ屋で晩飯。
センレックムーナムトック。
40バーツ。
悪くはないけど、ソイボンコットのクイティアオのほうが美味しい。
関連記事:ソイボンコットにあるオススメのクィティアオ屋。ナムトックのスープが絶品なり。
いや間違いなく、あっちのほうが上だ。
でも、夜わざわざボンコットまで行くのは面倒だ。ここで我慢する。
たまたま屋台で出くわした知り合いのバービア嬢と食べる。
わたしがちょこちょこと顔を出しているバービアで働いている。
年齢は20代後半かな。顔は、かなり好みからハズレており、まずペイバーはありえない。
ブスといえば失礼にあたるけど、けっして美人ではない。ややブスといったところか。
でもなぜか気に入られていて、よく声をかけられる。
クイティアオ屋のテーブルで無理やり電話番号交換させられた。
しかも、「タダでいいから連れて帰って」と言われる。(このくだりは英語で会話している。)
いや、無理っす。
タダでも無理っす。
もう一人、新人のバービア嬢も同席していた。
我々の英語がわからず、タイ語に通訳して内容をきかせてもらっていた。
タダでいいと聞くと、信じられないといった表情で首を横に振る。
いやいや、ただのジョークだよ、たぶん。
そんな話をしながらも、そのバービア嬢のバービアへは寄らずにスルー。
他のバービアへ飲みに行く、逃げ腰のわたしであった。
馴染みのバービアへ。
まずはビール。
そばで座っているバービア嬢たちのつまみは、相変わらず虫料理である。
写真を撮らせてもらったけど、正体は不明。
セミっぽいんだけどなあ。
タイ語の名前も聞いたけど、おぼえられなかった。
正体不明の虫は無視して、コンビニで買ってきたかっぱえびせんをつまみにする。
ビールには虫よりもえびせんでしょと、無心にほお張りながら飲む。
「タダでいい」と言っていた、ややブスのバービア嬢から電話がかかってくるかなと、不安と期待が入り混じった感情で待っていたけど、入電はなかった。
ブス専ではないので、やっぱり一安心。
ビール2本、140バーツでチェックビン。
この日は、ほとんど何もせず寝る。
朝飯代:買い置きの食パンとハムで、一食10バーツくらい。
昼食代:ジョーク40バーツ
晩飯代:クイティアオ40バーツ
おやつ:10バーツ
飲み代:140バーツ
計:240バーツ
安上がりの一日だった。
これで無料のバービア嬢がついてくれば最高だったんだけど。
申し訳ないけど、美人限定でお願いします。