2017年10月フィリピン旅行1序章
新たな旅行の始まりである。
5ヶ月半に渡る長期旅行を終えて日本に帰国してから、まだ一ヶ月も経っていない。
たしかに日本は快適だった。
夏から秋にかけての気候はとても過ごしやすい。
タイの灼熱地獄とスコールと冠水に比べれば、なんとも素晴らしい。
たこ焼きも食べた。お好み焼きも食べた。串かつも食べた。牛丼も食べた。カツ丼も食べた。
そもそも日本米がうまい。ああ、なんでもうまい。
でも、何かが違う。
パタヤで大汗をかきながら唐辛子まみれのガパオが食べたい。大盛りのイングリッシュブレックファーストが食べたい。チムチュムとムーガタが食べたい。
スコールがやむのをバービアの軒先でやり過ごしたい。
よし、旅に出よう。
すべては気分次第である。
ピーチ・アビエーションのプロモーションで香港まで5000円のチケットが出ていた。
慌てて飛びつく。
ついでに、香港発クラーク行きのセブパシフィック航空のチケットもゲット。ただし、同日乗り継ぎだと高いチケットしかなかったので、翌日乗り継ぎとした。
そして、あっさりと機上の人となったのである。
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関空から香港へ
関空発香港行きフライトは、午前8時50分発予定。
朝が早い。
ほぼ一睡もせずに関空第2ターミナルへ。
ピーチのチェックインは実に簡単。キオスクにバーコードとパスポートをかざせば、即発券される。
荷物預けはなし。メインバッグとPCで合計10kgまでオッケー。これなら楽勝。
第2ターミナルの国際線フロアにはコンビニがない。
よって、国内線フロアへ少し戻る。
こっちにはコンビニもあるし、安いカフェもある。
日本での最後の食事はコンビニのカレーとなった。
うーん、うまい。コンビニでもこのうまさ。さすが日本。
この先数ヶ月はこのような安価でおいしい日本式カレーともおさらばだろう。最後のカレーを噛みしめる。
午前8時半搭乗開始。
てくてくと歩く。
タラップを上って、機内へ。
3列シートの真ん中。ついてない。
しかも、シートのクッションがへたっていて、背中がごつごつして痛い。
空調の効きも今ひとつ。
香港まで5000円で行けるのだから文句はない。
ほぼ定刻通りに離陸。
機内ではずっと寝る。
香港時間の午前11時半頃、無事に到着。
フライト時間は3時間半ほど。
狭いLCCだけど、3時間半なら我慢できる。
香港国際空港から尖沙咀へ
本日は、香港で1泊予定。
明日の朝便でクラークへ向かう。
急ぐ旅ではない。
のんびりいこう。
展望デッキに出て、タバコを一服。
香港は南国だ。日本より明らかに暑い。
正午過ぎ、イミグレーションへ。無事に香港入国。
香港のイミグレーションでは紙切れを挟むだけで、スタンプを押してくれない。スタンプコレクターとしては少々残念。
いつものようにA21エアポートバスで尖沙咀へ移動。
片道購入だと33香港ドルだが、往復で購入すると55香港ドル。790円くらい。
クレジットカード払い可能。(わたしはVISAを使った)
ここまで現金は使わずにすむ。
すぐにA21バスがやってきた。
往九龍と書かれたほうのチケットをもぎって、料金箱に投入する。
2階へ一番乗り。先頭の席をゲット。
わーいわーいと子どものようにテンションが上がる。
見晴らし最高。
気持ちいい。
市街地突入。
約1時間で尖沙咀に到着。
やはりA21バスは最強。
関連記事:香港空港から市内(尖沙咀・チョンキンマンション)への移動方法はバスがおすすめ
美麗都大厦(MIRADOR MANSION)
今回も美麗都大厦に宿を取った。
香港で一番有名なのは重慶大厦(チョンキンマンション)だけど、あそこはあまりにもごみごみしすぎているし、エレベーターがなかなか来ないのが難点。
ミラドーマンションは、比較的エレベーターが空いているし、ゲストハウスの場所もわかりやすい。
前回と同じプレミアムゲストハウスにチェックイン。
今回は、香港プレミアム ゲスト ハウス (香港珍珠賓館)(Hong Kong Premium Guest House)という屋号。
いくつも系列店の名前があるけれど、実質的にどれも同じ。空いている部屋へ案内されるようだ。
デポジットなし。パスポートを見せて、書類にサインするだけの簡単チェックイン。
ここでもまた現金は使っていない。
シングルが取れず、ツインルームとなった。
とてつもなく激狭。
でも清潔だし、エアコンも冷蔵庫も扇風機もついているし、ホットシャワーも出る。無料のウォーターサーバーもある。
1泊3000円くらい。
香港の宿は高い。これで我慢すべし。
ようやく一息つく。
ピーチの狭い座席と睡眠不足から、急激に体調が悪化。
仮眠を取る。
Agoda⇒ホンコン プレミアム ゲスト ハウス プレミアム ゲストハウス リミテッド (Hong Kong Premium Guest House - Premium Guesthouse Ltd)
Agoda⇒パール プレミアム ゲストハウス プレミアム ゲスト ハウス リミテッド (Pearl Premium Guest House - Premium Guest House Limited)
香港の両替レート比較
目が覚めたら、すでに午後6時。すっかり寝入っていたようだ。
頭がぼーっとしている。
腹も減ったことだし外出。
手持ちの現金はなし。
とりあえず1000円だけでも両替しておくか。
香港で両替といえば、重慶大厦である。昔からの鉄板。
美麗都大厦から重慶大厦までは徒歩2分くらいの近距離。
重慶大厦内には多くの両替所があるけれど、レートはまちまち。一番良さそうなところへ。
1円=0.06955
ちなみに、香港国際空港到着フロアの両替所のレートがこちら
1円=0.0661
美麗都大厦の両替所のレート
1円=0.0690
やはり、重慶大厦で両替するのが無難。
たった1000円だけの両替につき、ほとんど影響はないけれど。
1000円が69.5香港ドルになりました。
1香港ドルが14.4円。
円安で厳しい世の中である。
さて、何を食べようか。
香港のグルメ情報はまったくわからない。
日本語表記の潮州麺食
海南鶏飯(カオマンガイ)
吉野家の香港独自メニューも気になる。
どこも混んでいたのと、頭が痛くて思考能力なし。
よって、マクドナルドへ。
香港まで来てマクドナルドとは情けない。そういえば昨年の香港滞在の時もここのマクドナルドで食べたような。まったく進歩なし。
ダブルチーズバーガーが24香港ドル。345円。
うむ、安い。味は日本とまったく同じ。
香檳大厦B座(Chanpagne Court)
体調はすぐれないが、せっかくの香港滞在だし、手近なピンポンマンションでも見学に行ってこよう。
エレベーターでさくっと登る。
7階と8階が営業中。
6階以下は全滅だった。
ゴーストマンションさながらの様子だね、下の階は。
7階と8階も部屋が減っているような印象。
てきとーにピンポンを押しまくる。
言い値はどこも600ドル。以前と変わらず。8640円。
もちろん1000円では遊べない。
まさにピンポンダッシュで逃走。冷やかし客で申し訳ない。
というか、客の姿はほとんど見かけなかった。
この141はもうダメかなあ。一番便利な場所だけど、香港にはいくらでもピンポンマンションがいっぱいあるから、他をあたったほうがいいかも。立地は一番いいのだが。
明日からはアンヘレス。無理して遊ぶ必要はまったくない。
これにて香港ナイト終了。
コンビニでパンとコーヒーを買っておく。
コンビニのお兄さんは日本語が話せた。やるねえ、香港。
さっさと寝る。
うーん、わざわざ香港に1泊する意味がなかった。
ホテル代、バス代、食事代で5000円くらいかかっている。
これなら、航空券代がちょっと高くなっても、同日乗り継ぎ可能な便にしたほうがよかったか。
まあ、ついでに香港観光や141ピンポン遊びがしたい人は、香港で1泊してもよさそう。
明日はアンヘレスへ。
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