沈没生活5日目
本日の昼食
屋台のガパオライス。
ガパオムーサップカイダーオドゥアイ。
ムーサップで豚のミンチ肉、カイダーオで目玉焼き、ドゥアイが一緒に、という意味だ。
「ペッマイ?(辛くする?)」と聞かれる場合が多く、辛さはお好みで。タイ人仕様にすると激辛となるので要注意。
「アオペッニッノイ(ちょっとだけ辛くして)」と言うくらいが無難。
おばちゃんがミンチ肉をフライパンに投入。ミンチ肉はビニール袋に入れて保存しているようだ。
炎天下の屋台でどこまで衛生的なのかはわからないけど、とりあえず大丈夫。
この屋台のガパオは実にシンプルなレシピ。
具は、豚肉とバジルのみ。
あまりごちゃごちゃと具材が入っているのは好きじゃない。これくらいシンプルなのが好みだ。
できあがり。
50バーツ。目玉焼きを乗せなければ40バーツ。最近の屋台や食堂ではこれが相場。
たまに、30バーツか35バーツで提供しているところもあるが、もうかなり少なくなった。
さて、お味のほうも、かなりシンプル。
数日前にブッカオの名無し食堂で食べたものよりかは、おいしい。
まあ、あれだけシンプルな作り方なので、調味料の配合さえ間違わなければ、まずくなるはずがないんだけど。
セントラルフェスティバルのFUJIレストラン
夕方、見慣れぬ電話番号から入電。
「ヘロー」
「あ、もしもし」
おっと、日本語だ。
そうか、日本から友人二人がパタヤへやって来る日だった。
一人は少し年上、もう一人はとっくの昔に定年退職した齢70歳の好々爺。
70歳だけど、まだまだ元気で、年に数回海外旅行に出かけている。
二人はパタヤに到着して、すでにホテルにもチェックイン済み。
これから食事に行かないかとの誘いだった。
セントラル・フェスティバルで待ち合わせ。
久しぶりの再会。
おっと、若い方の友人はタイ彼女付きじゃありませんか。
イサーンの田舎から呼び出したようだ。
計4人で食事。
友人二人は、あまりタイ料理を好まず、もっぱら日本食レストランを利用している。
あと、タイ彼女も日本食を食べたいらしく、FUJIレストランへ。
わたしはとんかつ定食を注文。味は、まあ決して不味くはない程度。
お二人に奢っていただく。ありがたや。
自分一人だと、まずこういった日本食レストランに来ることはない。
主たる理由はお金がないことだけど、一人で入りにくいことも確か。
あと、せっかく海外にいるのに、わざわざ日本食でもなかろうという理由もある。
予算に余裕があれば、たまには日本食も悪くない。
いや、悪くないどころか、海外での滞在が長くなるにつれ、久々に飲む味噌汁の味は格別なものがある。FUJIレストランクラスの味でも感動してしまうほどだ。
が、愛郷の念よりも大事なものは夜遊びにかけられる予算だ。
これは譲れない。
そんなわけで、たとえ滞在が数ヶ月になろうと、わたしは日本食レストランへは行かないのである。
と言いつつ、かわいい子にシャブシへ連れて行ってと頼まれたら、予算オーバーを承知でオッケーしてしまうのだが、これはもうしょうがない。男の性とはそういうものだ。
友人のタイ彼女は、サバ定食を食べていた。
「イサーンの田舎にサバってあるの?」
と、聞いてみると、「ミー」と勢い良く答える彼女。
「ティービッグシー」
ビッグCに売っていると。
そりゃあそうだ、と笑う日本人三人であった。
ウォーキングストリートへ
食後、軽くバービアで時間をつぶしてから、ウォーキングストリートへ。
ひさびさだなあ。
今回の滞在5日目にして初のウォーキングストリートだ。
ほとんど来なくなったとはいえ、パタヤナイトライフのメインがウォーキングストリートであることに変わりはない。
一度くらいはのぞいておかないとね。
やっぱり、このドギツいネオンの洪水と、呼び込みの甲高い声の奔流を浴びると、否が応でもテンションが上がるってものだ。
いいね。
友人二人が宿泊しているのがダイヤモンドビーチホテル。
ウォーキングストリートのど真ん中の立地。
ウォーキングストリートメインで夜遊びしようと考えている人には、最高のホテルだ。
このハイシーズンでも1泊900バーツほどとコストパフォーマンスは高い(ウォークインの値段)。
朝食をつけるとプラス100バーツ。
食べたことはないけれど、朝食のカオトム(雑炊)がすごく美味しいらしい。
ただ、昼間のウォーキングストリートは閑散としていて、あまり食事をするところがないのが難点か。
コンビニはたくさんあるけど。
さあ、この最高の立地条件のホテルから、遊びに繰り出すぞ。
とはいかない。
友人一人は、タイ彼女連れ。
もう一人の70歳は、ずばりゲイだ。
女に興味はなくて、もっぱらボーイ専門(決して未成年の少年という意味ではなくて、見た目が細くて可愛らしい20歳前くらいの男性ね)。
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が、最近では、ロシアやウクライナのスラブ系の若い白人女性に興味が移ってきたらしい。
齢70を越えて、なお元気盛んである。
わたしもこんなジジイになれるだろうか。
そんな二人+タイ彼女を連れて、女性だらけのゴーゴーバーへ行くわけにもいくまい。
長旅の疲れもあるという三人はホテルの部屋へ戻るという。
ここでバイバイ。
まあ、せっかく久しぶりにウォーキングストリートまで出てきたのだ。
一人でゴーゴーバーでもまわってみようかな。
(つづく)