(つづき)
バレンタインバービア
ブログ進行上はややディレイしているが、本日はバレンタインデーなのである。
タイにおいては若者たちの一大イベントの日だ。
あちこちでバラの花売りや人形売りが練り歩いている。
屋台もここぞとばかりに真っ赤に染まっている。
風船で飾り付けするバービアもちらほらと。
バービア嬢たちは、シールを購入して、お互いの胸元に貼ったり貼られたりしている。
そういえば、昨日バービアで一緒だったタトゥーショップ経営の男にバレンタインデーの話をふると、
「シアタン」
というシンプルな答えが返ってきた。
シアが壊れる、タンがお金。
なるほど、男にとってはカネを使わされる日なわけね。
その彼も今日はバービアに姿を見せていない。
さては、パッツン彼女にシアタンだな。お気の毒やら、うらやましいやら。
ま、わたしにはデートする相手もおらず、バービアで一人飲むだけの日だ。
おっと、OLのお姉さんがまた飲みに来ている。
せっかくのバレンタインデーなのに、女友達とセントラルに映画を見に行ってきたらしい。
「ハッピーシングルデー」と笑いながら乾杯。
タイ語に無理やり直すと、「スックサンワンコンディアオ」となるのかな。
でも、肝心の妹OLの姿はなし。
今回の滞在開始2日目にお持ち帰りしてからすでに1ヶ月近く経つが、まだ一度も再会していない。
ああ、どうせなら妹OLとバレンタインデーを過ごしたかったものだ。
夕食はバービアの片隅でソムタムとカオニャオ。
バレンタインデーには、花よりソムタムですよ、やっぱり。
ウェディング&バレンタイン
近くのバービアで、ウェディング&バレンタインデーのパーティをやっている。
新郎はタイ人、新婦はファラン女性。
なんと、フリーフードのみならずフリードリンクという太っ腹企画。
どんだけ金持ちなんだ。
場内満席。
おそらく新郎新婦とはまったく関係ないであろう、独り者のファランがタダ飯&タダ酒で立ち食いしていた。
最後は、恒例のブーケ投げ。
周囲のバービアからも女性陣が大集合。
さあ、投げるわよ~
壮絶な奪い合いが展開された。
で、最後に力任せにブーケをゲットしたのはレディボーイ(青い服)。
いや、単に顔を少し化粧しただけのオカマだった。
そりゃあ、あなた、男だから力は強いでしょうに。
空気の読めないオカマであった。
18歳Mちゃんと聖なる夜となるか
さて、そろそろバレンタインデーの夜のお相手でも探しますか。
ちなみに、バレンタインデーなどの大きなイベントのある日は、ゴーゴーバーでのバーファイン代が値上がりするケースが多い。
通常800バーツのところが1200バーツといった具合だ。
夜12時になると元の料金に下げることもあるので、ちゃんと確認しておこう。
と、実は、すでに相手は決まっていた。
数日前に連れ出した18歳パタヤ新人Mちゃんだ。
あれから連絡先を交換して、ちょこちょことメッセージのやり取りをしていた。
で、バレンタイデーの今夜、一緒に寝ようと約束を取り付けたのだ。
今回は強欲ママさんのバービアを介さず、直接のやり取り。
ふふ、これでペイバー代を払わずに済むぞ。
ママさん、ごめん。ちょっとでも節約したいんだ。
Mちゃんは、観光客相手の仕事をしているが、夜12時ころに終わるそうだ。
時間を見計らって迎えに行くと、まだ仕事中。
あ、しまった、バラの花束を買っていくのを忘れた。
ちょっとお怒りのMちゃん。
しかも、今日は疲れているから明日にしてくれと言われる。
せっかくのバレンタインデーなのに。
ちょっとがっくりきた。
まあ、あたりまえだけど、二人は恋人同士ではない。
彼女は素人に近いかもしれないが、金銭で結ばれた不純な男女関係である。
こんな時に強欲ママさんがいれば、押しの一手で間違いなく連れて帰るところだけど、残念ながらここはバービアではない。
他の従業員から、ボスが怒るから彼女は仕事へ戻らなくてはいけないと諭される。
そりゃあそうだな。
明日の約束をしてから、撤退。
ああ、聖なる夜のアテが外れてしまった。
結局は、バービアで沈没
ぶらぶらとブッカオ沿いのバービアへ。
28歳のバービア嬢と飲む。
パタヤ歴10年のベテラン。以前はホテル勤務で一年前からバービアへ転職したそうな。
このパターンのバービア嬢は多いよね。
パタヤへやって来てレストランやホテルで働き始めたものの、やっぱりもっとカネが欲しくなって、バービアやゴーゴーなどに流れていく。
この街の環境に身を置いていると、どうしてもそうなってしまうのかな。
18歳のMちゃんも、そのうちバービアかゴーゴーバーへ転職するな、たぶん。
28歳のバービア嬢を思わず連れて帰りそうになったけど、そもそも一夜を共にする予定だったMちゃんとでは、10歳も年が離れている。ちょっと無理だ。
性格は非常に良さそうなんだけどね。きっとサービスも満点でしょう。
もういいか。
バレンタインデーの夜なのに、お相手なし決定。
バラのように真っ赤に燃え上がるどころか、ダブルベッドで一人大文字焼きだ。
花びら大回転ならぬ孤独の空回り。
聖なる夜は、性なる夜ともならず、静なる夜となった。
おかげで、シアタンとならずに済んだよ。
ラッキーラッキー。
はははは。