とても快適なエアポートバスでマニラ空港第1ターミナルに到着。
通称、NAIA1である。ニノイ・アキノ・インターナショナル・エアポート1。
なぜかターミナル入り口には多くの人がただ並んでいたり座っていたりと、よくわからない状況。まだ中に入れてもらえないのだろうか。
わたしが搭乗するのは、バンコク行きタイ国際航空TG625便。
マニラを離れていよいよバンコクへ向かうのだ。
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片道90ドルのタイ国際航空TG625便
現在時刻は午後4時半。出発予定時刻は午後8時15分。あと4時間近くある。
EntranceでEチケットを見せるとすんなり通過。
その後に荷物検査がある。
けっこう厳し目。
ポケットに入れていたライターを没収された。
横長のチェックインカウンターフロアー内へ。
TGはまだチェックイン手続きを開始しておらず、しばし待つ。
NAIA内は無料のWi-Fiあり。
そこそこちゃんと繋がる。これはありがたい。
TG625便のチェックインカウンターには長蛇の列。
しかたなく並んで、ようやくチェックイン完了。
機内持ち込み可能な重量だったが、どうせタダだし、たまには身軽に搭乗しようとバックパックを預けた。
いやあレガシーキャリアはいいねえ。
なお、今回のマニラ発バンコク行きのTGのチケット価格は、なんと90USドル。レガシーキャリアの片道価格としては破格値ともいうべきもの。
他のフライトが軒並み300ドルほどなのに、このフライトだけ異常に安かった。
TGでも、たまにこんなお買い得チケットが眠っているからおもしろい。
ちなみに、セブパシフィック航空マニラ発バンコク行きチケットが70ドルくらいだったけど、時間帯がさらに遅くなり、荷物制限も厳しいうえに食事もつかない。
20ドルの差なら、たまにはTGでも乗ってみようかと思い立った次第だ。100ドルを越えていたら、セブパシにしたと思うけどね。
スカイスキャナーでのチェックは忘れずにどうぞ。
もちろん、航空会社直のHPチェックも同時に行うべし。
マニラ空港第1ターミナル制限エリア内
制限エリア内に入る前にもう一度荷物検査があるが、すんなり通過。
難癖をつけられて、挙句にはカバンに拳銃の薬莢を混入させられて多額の賄賂を要求されるなんて報道もあったが、まったくそんな素振りもなくスルー。
イミグレーションも早い。
日本のパスポートは強い。無言のまま通過。アラブ系やインド系や中国系は何やら質問されていたり、書類を提出させられたりしていた。よくわからんが。
その昔、関空発バンコク行きタイ航空は、マニラ経由便を運行していた。
バンコク行きの乗客もマニラで一度機体から降りて、トランジットエリアで待機する。
この便が安かったもので、わたしは何度も利用していた。よってマニラ空港第1ターミナルの制限エリアには何度も足を踏み入れている。
そりゃあ、ひどかった。
設備はぼろいし、雰囲気は悪い。
待合室のベンチはガタがきているし、トイレの便座が壊れているなんて当たり前。
「タバコタバコ」と日本語で声をかけてくる空港係員が案内する先は、トイレの用具入れ個室。ここで吸えという。
吸った途端に多額のチップを要求するのは目に見えている。
とにかく劣悪だった。世界ワースト1の空港とさえ言われていた。
が、さすがにまずいと悟ったのか、NAIA1はリノベーション工事を敢行。
見違えるようにすっきりした。
小綺麗な免税店やカフェが並ぶ。
おお、やっとまともになったか。
もちろん無料Wi-Fiもばりばり繋がる。
イミグレーションや荷物検査で難癖をつかられることもなかったし、これなら普通に利用してもいい。
ま、これで当たり前なのだが、これまでのマニラ空港がひどすぎた。
でも、例の「タバコタバコ」係員はやっぱり健在だった。
ハードウェアが変わっても、ソフトウェアはなかなか変わらないようで。
マニラ空港第1ターミナルの喫煙所
チップ係員を唾棄して、合法的にタバコが吸えるところを探す。
どうやら無料の喫煙所はない模様。
カフェやラウンジを利用する必要があるようだ。
これは、他のターミナルでも同様。クラーク空港でもそうだった。
面倒なやっちゃなあ。
この階段を上った先がカフェとラウンジエリア。
The Hari-raya Coffee Shopと、CLUB MANILA。
クラブマニラが有料ラウンジだ。
わたしはカフェのほうへ。
手前は普通のカフェで禁煙。ここは綺麗。
で、奥に喫煙専用ブースがある。
この中は、旧来のマニラ空港のイメージそのまんま。
ぼろい。汚い。薄暗い。
まあ時代遅れの喫煙者など片隅に追いやっておけば良いとの考えか。それともグレーゾーンのような施設なのかもしれない。
ドリンクオーダーは必須。
メニュー
水50ペソ
コーヒー95ペソ
などなど
まあ、やや高いけれど、空港内ということを考えれば、ぼったくりプライスではない。
追加料金は不要。
壁にはチャッカマンがぶら下がっている。
荷物検査でライターを取り上げられていても大丈夫。
というか、他の客で普通にライターを持っている人がいたけれど、どうやって通過したんだ。トランジットか。
すえた臭いのする劣悪な環境だけど、とりあえず搭乗前の最後に一服は可能。
Wi-Fiも繋がる。
でもあまり長居したい場所じゃないかな。
どうしても、最後の一服をしたい人向け。
TG625便搭乗へ
搭乗ゲートはショップコーナーからさらに奥へ進んだ先にある。
途中、航空会社のラウンジあり。
タイ航空の案内看板。KALラウンジと併用か。
こっちは複数の航空会社対応。
Priority Passでも利用可能のようだ。
作っておけばよかったかな、楽天プレミアカード。
エスカレーターを下って搭乗口へ。
おお、これまた小綺麗になったなあ。
昔は狭くて汚かったのよね。
充電スポットもあり。もちろん無料Wi-Fiはばっちり繋がる。
午後8時過ぎ、ようやく搭乗開始。
機材は、ボーイング777-200。
3×4×3列シート。
それなりに快適。
なにより座席ごとにモニターがついている。
うわあ、ひさしぶりだよ、モニター。
最近はLCCばかりだったものなあ。
午後9時前に離陸。予定より45分遅れだった。
でも気にしない。
モニターで映画が見れるしね。
日本語吹き替えの英語もいくつかあった。
The Accountantという映画を見る。ベン・アフレック主演。
日本での公開タイトルが「ザ・コンサルタント」だったかな。おいおい、それはないだろうという邦題。
会計士でいいだろうに。
会計士の主人公ベン・アフレック、強すぎ。
おもしろい映画でした。
レガシーキャリアなのでもちろん食事付き。
料理のチョイスは、ガパオガイで。鶏肉のバジル炒めだ。目玉焼き付き。
あんまり辛くないけど、タイ料理はうまいと実感できた。
正直、フィリピンの飯は今ひとつ、いや今みっつといったところ。その反動もあって、たかだか機内食なのに、無性にうまく感じてしまった。
シンハーも頼んじゃうもんね。
うめえ。
映画も機内食も堪能。
20ドルの差額でTGにして正解だった。
やっぱりレガシーキャリアはいいね。
あとは差額度合いの問題。
日本とタイのフライトでもLCC直行便とレガシー直行便の差額が1万円を越えると、LCC利用を選択してしまうのは無理もないこと。
こればっかりは財布と相談するしかないです。
便利さと快適さはお金で買うものなので。
バンコク到着
スワンナプーム空港に着陸したのが、タイ時間午後11時30分。フライト時間が3時間30分ほど。
結局、予定よりも1時間ほどのディレイとなった。
できれば、エアポートレイルリンクでバンコク市内へ向かいたいが、時間的にかなり厳しそう。
まあいいか。
これまた久々の利用となったスワンナプームのムービングウォーク。
タワン~で始まり、End of the walkwayで終わる警告音声が妙に心地いい。
懐かしい感覚だなあ。
昔、タイ好きの友人と、この音声がなんと発音しているのか必死に耳をすませていたものだ。
イミグレーションを無事に通過。
イミグレがそこそこ混んでいて、すでに日付は変わってしまったが、晴れてタイ入国を果たす。
これにて8日間に渡るフィリピン旅行は終了。
まとめ
マニラ国際空港第1ターミナルはまったく問題なし。
普通に使えます。綺麗になったし、Wi-Fiは繋がるし、コーヒー代はかかるけどタバコも吸えるし、特に文句ありません。
そして、レガシーキャリアは、TGは、やっぱり快適です。
たまたま安値のフライトを見つけられてラッキーだった。
マニラからバンコクのルートは意外といいなあ。もうちょっとフライト出発時間が早ければ言うことないんだけどね。
(追記)
2018年3月にも同じフライトを利用した。
喫煙所もすごく綺麗になっている。
詳しくは以下の記事で。
⇒バンコク行きTG625搭乗。マニラ国際空港第1ターミナルのジョリビーと制限エリア内喫煙可能カフェ。
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