海外のクルーズ船で発生したハンタウイルス感染症について、タイでも保健当局が対策にあたっている。
タイの空港や港などで検疫を措置を強化した。
タイ政府広報が伝えている。

タイはいまだにハンタウイルス感染ゼロを維持している一方、保健当局は入国地点での監視を強めた。
まず、タイではハンタウイルスの感染例は確認されておらず、公衆衛生上のリスクは低いままだ。
しかしながら、高リスク地域からの渡航者を対象として、空港や港など国境検問所での監視を強化している。
疾病管理局によると、ハンタウイルスは野ネズミやイエネズミなどのげっ歯類によって媒介される。
南米の一部地域が確認された一部の株では、致死率が35%から50%に達するとの報告があるが、これらの変異株はタイでは確認されていない。
現在、特異的な抗ウイルス薬やワクチンはない。
国境検問所での監視とスクリーニング措置については、タイ入国前の6週間以内に南米13カ国から渡航した人々に対するものとして策定された。
13カ国の高リスク国からの旅行者は、入国手続きに進む前に、感染症管理チェックポイントで症状の履歴を報告しなければならない。症状がある場合は、感染症研究所での診断検査を受けることになる。
疾病管理局が管轄する検問所は74箇所。うち空港17箇所、港湾18箇所、陸路国境検問所39箇所では、すべて厳格な衛生および疾病媒介生物対策を実施しているとのこと。
5月9日以降では、南米からの旅行者470を検査し、感染が疑われる事例は確認されなかった。
スワンナプーム空港で371人、チェンマイ空港で28人、ドンムアン空港で27人、プーケット空港で20人、クラビ空港で2人といった内訳。
タイ当局からの発表は以上のようなもの。
少し前にはモンキーポックス対策のために入国時の検疫措置を強化したことがあったが、今回も似たようなもの。
監視およびスクリーニング対象となるのは、ごくかぎられた高リスク国からの渡航者のみだ。
日本人も含めて大多数の旅行者にはほぼ無関係といっていい。
数年前のパンデミックの時のような厳しい検疫措置とはまったくレベルが違う。
日本からタイへ旅行するだけならこれまでと何も変わらない。
これといった心配は不要だ。
日本へ帰国する際も同じ。
検疫ブースは常設されているが、症状がなければ普通に素通りするだけ。
渡航先でネズミなどに噛まれたといった心配事があれば、検疫所で相談することができる。
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