中東情勢により航空業界は大きな影響を受けている。
日本のニュースで日本から中東へ向けたフライトがキャンセルになっていると報道されたのを見た人は多いだろう。
外務省からは、中東諸国の危険情報が一気にレベル引き上げとなった。
タイの空港や航空業界についても見ておこう。地理的には日本よりもタイのほうが中東へ近いこともあり、多くのフライトが運航されている。
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タイ主要空港の影響
AOT(タイ空港公社)より発表があった。
AOTが管理するタイ主要6空港(スワンナプーム、ドンムアン、チェンマイ、チェンライ、プーケット、ハジャイ)の状況を伝えるものだ。

2026年2月28日より3月1日までの状況。
この期間で、合計134便が影響を受けた。
エルアル・イスラエル航空、エア・アラビア、エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空、ガルフ・エア、ワールド2フライ、そしてタイ・エアアジアXなどの航空会社がタイと中東エリアを結ぶもしくは近隣の空域を通る路線のフライトをキャンセルした。
スワンナプーム空港で59便、ドンムアン空港で2便、チェンマイ空港で2便、プーケット空港で36便が欠航となった。チェンライとハジャイの空港には影響無し。
6空港はすべて通常通りに運用しており、旅客ターミナルの管理はスムーズに行われている。
欠航となった空港においては、AOTが乗客への情報提供やサポートを行うスタッフを配置し、飲料水を提供したり、待合室を増設している。
タイ航空は通常運航継続
タイ国際航空では、通常運航を継続していると発表している。

すべてのフライトがスケジュール通りの運航を継続。
タイ航空では影響を受けている地域へのフライトを運航しておらず、ヨーロッパ路線については、影響を受けたエリアの空域を回避する飛行ルートで運航している。そのため、ヨーロッパ発着のフライト時間が少し延びる可能性がある。
発表は以上。
タイ航空はそもそもタイと中東を結ぶ路線がないため、直接的な影響はほとんど受けていない。
タイとヨーロッパを結ぶ路線については迂回ルートを取るためにフライト所要時間が長くなることがある。
日本路線については影響なし。
スワンナプーム空港到着は3時間前に
AOTならびにスワンナプーム空港より、トラベルアドバイスが出されている。

イスラエルとイランの間で現在進行形の情勢不安により、搭乗予定者は、航空会社および関係当局からの最新情報を確認のうえ、空港へ来る際は時間に余裕を持って来てください。
国際線出発:出発予定時刻の3時間前までに空港へ
国内線出発:出発予定時刻の2時間前までに空港へ
国際線出発の際は、通常であれば2時間前到着で充分だとされてきたが、ゆとりを持って3時間前到着が望ましい。
これは平常時でも同じこと。スワンナプーム空港は混雑しがちだし、航空会社のチェックインに時間がかかり、保安検査場も並んでいると、かなり時間がかかってしまう。
3時間前到着でも結果的に搭乗までの時間が余ってしょうがないことも多々あるけれど、乗り遅れるよりははるかにましだ。
特に中東情勢がさらに悪化することになれば、空港も大混乱することは避けられない。
タイと日本を結ぶ路線への直接的な影響はほとんどないだろうが、余波は起こる。
とにかく余裕をもって行動しましょう。
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