JALが、2025年6月から適用となる予定の燃油サーチャージを発表した。
前回は値上げとなったが、今回は値下げだ。
JAL国際線燃油特別付加運賃
2025年6月1日から7月31日発券分まで
2025年4月1日から2025年5月31日発券分まで
日本発片道あたりの価格
(現行⇒新しい適用額)
日本-韓国、極東ロシア 3,500円⇒3,000円
日本-東アジア(除く韓国、モンゴル) 8,500円⇒7,400円
日本-グアム、パラオ、フィリピン、ベトナム、モンゴル、ロシア(イルクーツク) 11,000円⇒9,500円
日本-タイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ロシア(ノヴォシビルスク) 18,000円⇒15,500円
日本-ハワイ、インドネシア、インド、スリランカ 21,000円⇒18,500円
日本-北米、欧州*3、中東、オセアニア 33,000円⇒29,000円
日本からタイへ行く燃油サーチャージは、片道で2,500円の値下げだ。往復で5,000円安くなる。
5月31日発券分までは往復の燃油サーチャージが36,000円で、6月1日以降の発券では31,000円となる。
JALの発表によれば、2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2ヶ月平均が1バレルあたり88.25ドル。これに同期間の為替平均レートである150.49円をかけたものが13,281円。よって、燃油特別付加運賃の基準が下がり、価格も下がったということになる。
円高の影響もありそうだ。
8月以降発券分の燃油サーチャージは6月に発表予定。
さらに円高が進めば、燃油サーチャージも安くなるはず。
1バレルあたり6000円を下回れば、燃油サーチャージの適用はなくなるそうだ。
さすがにそこまで急激に燃油価格が下がったり、円高が進むことはないだろうが、少しでも安くなってほしいもの。
なお、ANAとタイ航空は燃油サーチャージの見直しについての発表はまだない。
ANAはJAL同様に値下げとなるのはほぼ確実。
タイ航空は前回値上げしている。次回がどうなるかはわからない。タイ航空は、日本発のフライトであっても、燃油サーチャージはドル建てで設定している。チケット購入時のレートで日本円建ての運賃が決定する。かりに燃油サーチャージが据え置きであったとしても、円高が進めば、実際の日本円での支払額は安くなる。逆に円安になれば、燃油サーチャージも高くなってしまう。こればかりはわからない。
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