バックパッカー系海外旅行ブログやツイッターで話題になっている本がある。
タイトルがいいよね。
「世界一周ホモのたび」
海外風俗女遊び本はそれなりに出版されているし、もちろん、バックパッカー系世界旅行本なんて数えきれないほど出ている。
世界一周ブログなんてのも、ちっとも珍しくない。
が、これは、ずばりホモの旅である。
海外のハッテン場をさがして世界中を旅行するのだ。
うーん、なんてロマンチック。
考えることは、女好きの男性旅行者と同じである。
対象が同姓なだけ。
5月9日現在、Kindle版がわずか5円で販売されている。
最近は、海外旅行系の本をすっかり読まなくなってしまったが、これには思わずポチってしまった。
タイにいるけど、Kindle版なら一瞬で購入可能。
パソコンのKindleリーダーにデータが送信されてきて、ダウンロード完了できしたが、読めるようになる。
まあ、便利な時代である。
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さっそく読み始める。
少し活字も混じっているが、ほぼ全編漫画。写真も少々。
さくっと読みきれてしまう。
日本のホモ雑誌をクビになり、タイへ渡った著者。
スリン諸島でインド洋沖地震に遭遇し、ツナミの巻き込まれるも、木にしがみついて一命を取り留めたエピソードから始まる。
まあ、あとはアジアとヨーロッパのハッテン場で男を探す旅となる。
ハッテン場とは、ガチの人たちがガチの出会いを求めて集う場所のことだ。
多くはゲイ向けサウナとなる。
バンコクには有名なバビロンというサウナがある。
ここは、テレビ番組の「クレイジージャーニー」で取り上げられていたっけ。
ヨーロッパのサウナがワイルドで、中に入るなり、浴室内で男同士が行為をしているとか何とか。
いやあ、ノンケの知らない世界ってあるもんだなあ。
それにしても、ヨーロッパのサウナ文化っておもしろいなあ。
FKKでは女遊びができて、ゲイ向けサウナではガチ男遊びができて、さらには普通のサウナもたくさんある。
ドイツは2回旅行しているが、一度もサウナに入っていない。お風呂天国のハンガリーでも入らなかった。
入っておけばよかったと後悔。
パタヤにも有名なゲイサウナがありますね。ジョムティエン方面に。
あと、サウナではないが、わたしも偶然ハッテン場に迷いこんでしまった経験がある。
パタヤは、女遊びのイメージが強いが、実は男遊びもできる。
ノンケにも有名なのは、ウォーキングストリート近くのボーイズタウンだろう。
ガチムチ系から、なよなよ系までのボーイズが待ち構えている。まあ、これはガチ向けというより、女性客向けと言える。
よりガチガチのガチには、パタヤタイにあるSUNNY PLAZA(スニープラザもしくはスンニープラザ)がいい。
ゴーゴーボーイとボーイズバービアが所狭しと並んでいる世界屈指のゲイタウンだ。
あと、ジョムティエン入り口近くにもボーイズバービアが密集しているエリアがある。
ボーイにマッサージでもしてもらいたければ、パタヤタイのトゥッコム裏にあるマッサージ屋へどうぞ。
こう並べてみると、すごい街だな、パタヤは。
少々脱線したが、この本はおもしろい。
バックパッカー視線でも楽しめる本。
ホモはケチだという。安い宿と安い飯を求めて、あちこちさまよう姿はまさに正統派バックパッカー。
ビール好きの著者は、アジアで一番おいしいビールはラオスのビアラオだと言う。同意だ。
男漁りを女漁りに変換すれば、このブログの読者にも共感いただけるだろう。
とまあ、ガチの人もノンケの人も、海外旅行好きでちょっとアングラな世界をのぞいてみたい人は、ぜひ読んでほしい一冊。
あっという間に読み終わってしまうのが残念。全部で129ページ。
まあ、5円で読んでいるのだから、文句を言うのは野暮ってもの。
漫画だけど、過激な描写はそれほどないんで、ご心配なく。いや、人によっては過激描写にうつるかもね。
いつまで5円なのかは不明なので、読みたい人はお早めに。