「SO MANY GIRLS! SO LITTLE TIMES!」by Chuck Wilson
初めて手にしたタイ夜遊び洋書がこちら。
理由は、表紙がタイレディの写真で、中にもカラーピンナップ写真がたっぷり収録されていたから。
これなら読めそうだと思った。
タイトルはそのままですね。
「女の子がいっぱい、でも時間は少ない」
サブタイトルも付いていて、「Your guide to romantic adventures in Thailand」
これまたわかりやすい。訳す必要もない。
完全にタイに女目当てで遊びに来る野郎目当ての本だ。
ロマンティックアドベンチャーなどど、ヌルいタイトルをつけているが、やっていることは単なる女遊び。
まあ、真面目に人生のパートナーを探しているファランについても言及しているけど。
著者の名前は、チャック・ウィルソン。マッチョな外国人タレントじゃないはず、たぶん。
さて内容はと言えば…
「独身でのロマンチック・アドベンチャー」
「ガールフレンドとのロマンチック・アドベンチャー」
「結婚のロマンチック・アドベンチャー」
などなど。
それぞれのチャプターごとに、有利不利な点、どこでどのように相手を見つければいいのか、など細かく論じられている。
いちいち、ロマンティック・アドベンチャーとサブタイトルにつけるところが、いやらしいぞ、チャック。
てめえのチャックは常に全開なくせに。
チャックいわく、
ガールフレンドを見つけるのはサウスパタヤが一番だ、とか、
(つまり、ウォーキングストリートのことね)
金を払うのはOKだ、でも前払いはだめだ、とか、
(つまり、やらずぼったくり防止ね)
まっとうなタイの女性はファランに興味はない、とか。
(つまり、てめえには夜の女しか相手してくれねえんだよ、己を知れ)
そんな話が延々と200ページほど続くわけで、タイでの女遊びに興味がない人間が読んだら、発狂すること間違いなし。
まあタイトルから想像できるでしょうが、200ページも費やしながらも、著者のチャックの結論は最初から決まっている。
「こんなに若い女がいっぱいいるんだから、特定の女に決めるなんざ、バカのすることだぜ、ふぁっくゆー」
おお、まさにこれぞ正当かつ外道なる遊び方!
若いころの女性の写真と、年老いた女性の写真を並べて、年を取ればこうなるぞ、と半ば脅迫じみた説得を試みるチャック。まさにタイガールBEFORE AFTER。
(画像:上掲書より引用)
結婚相手の実家なんて、ぼろぼろの掘立小屋なんだぜと、イサーンの極貧家庭の写真をのせてまで、脅迫するチャック。で、新しい家を買わされる羽目になるんだぞ、と。
(画像:同上)
ん、なんか過去にあったのか、チャック?
そうとう痛い目に合ったに違いないぞ。
そんな読者の心配もよそに、チャックは今日もバーへ出かける。
新しく、若い、タイガールを求めて。
そして、もちろん、わたしはチャックの肩を持つ。
というわけで、パタヤ洋書第一号は楽しく読み終えることができた。
たださすがにわからない単語がたくさんあって、ちょこちょこ辞書で調べました。
夜遊び系の基本英単語が頻出するので、最初に読む本としては、けっこう適していると思われます。
ファランがタイ女性と結婚するときに払う結納金の額とか、いろいろ興味深いネタもたくさん。
基本的な内容自体は、バンコクやパタヤで夜遊びされている人なら、すでに承知のことばかり。難しくありません。
バンコク・パタヤ滞在中や、往復の飛行機の中で、暇つぶしに読むには、まあまあ楽しいかも。
アマゾンでは取り扱っていないようなので、購入はタイ国内で、どうぞ。
ASIAN BOOKSで485バーツでした。
円安の今では、ちょっと高いお値段。
この手のタイ夜遊びマニュアル的な本は、最近流行りの電子出版でもいくつか出されているようだ。
ファランも最初は不安なんだろうね。
マニュアル主義の日本人と言われ非難されることもあるけど、ファランも同じだってこと。
で、自分なりにいろいろ経験を積んで言えることは、
どんだけマニュアルを読んだところで実際に体験してみないとわからん。
単純な結論。
それに尽きます。
でも、やっぱり不安だし、他人の意見も参考にしたいんで、ついつい同じようなマニュアル本や指南書を読んでしまうんだけどね。