ANAの第3のブランドであるAirJapanには、独自のマイレージプログラムもなければ、ANAマイレージとの連動もなかった。ANAで貯めたマイルでAirJapanの特典航空券を購入することはできない。
このたび、ANAマイルからAirJapanのフライトバウチャーへの交換が開始された。
ANAマイルをAirJapanの支払いに充てることができるようになった。
AirJapanでは交換開始を記念したサマーセールを実施中。
成田発バンコク行きの往復がお盆前後で3万円台だ。
広告
ANAマイルからAirJapanフライトバウチャーへ交換
ANAマイルからAirJapanフライトバウチャーへの交換レートはこのようになっている。
1,000マイル⇒900円分
5,000マイル⇒4,500円分
10,000マイル⇒11,000円分
1万マイルからの交換だと交換率1.1倍と少しお得に。
AirJapanフライトバウチャーは、AirJapanの航空券購入だけでなく、受託手荷物料や座席指定料といったオプション料金の支払いに利用できる。
ANAマイレージで1万マイル貯めているとすると、この1万マイルをAirJapanフライトバウチャー11,000円分に交換し、AirJapanの航空券運賃にそのまま使うことできる。もしも航空券代が15,000円であれば、差額の4,000円だけを払えばいいことになる。
ANAマイルから交換したバウチャーは、日本発の片道もしくは往復旅行に適用可能だ。海外発日本行きの片道フライトには使えない。
また、有効期限もある点にも注意。
AirJapanの料金体系では、燃油サーチャージの徴収がない。
表示された運賃以外に必要なものは、諸税のみとなっている。基本は全額表示なのでわかりやすい。
ANAの航空券は燃油サーチャージが必要だ。
現在の燃油サーチャージは、日本発バンコク行きが片道で18,500円もする。
たとえ、ANAマイレージでひたすらマイルを貯めて、ANAのバンコク行き特典航空券を購入したとしても、燃油サーチャージだけで片道18,500円、往復で37,000円もかかる。
それだったら、ANAマイルをAirJapanバウチャーに変更して、AirJapan航空券購入に充てたほうが安上がりになるかもしれない。
むろん、ANAとAirJapanではサービスや補償などが段違いなので単純に比較はできないが。
詳細⇒https://www.ana.co.jp/ja/jp/shoppingandlife/point/tukau_air-japan/
AirJapanのサマーセール
ANAマイル→AirJapanフライトバウチャー交換記念開始のサマーセールを実施している。
成田⇒バンコク 片道19,730円（税込み）
成田⇒シンガポール 片道20,010円（税込み）
成田⇒ソウル（仁川） 片道11,010円（税込み）
対象搭乗期間：2024年6月10日から8月31日
販売期間：2024年6月3日から6月16日24時59分
金額には運賃以外の空港使用料と諸税も含む。
8月の運賃を見てみる。
成田発バンコク行きは、お盆の数日間をのぞいて、最低運賃の19,730円ばかりだ。
これは諸費用込みの価格表示。
復路のバンコク発成田行きは片道18,790円。
復路のほうが少し安い。
ただしバンコク発成田行きの片道で検索すると5,000バーツを超えるため、往復購入したほうがお得となる。
盆休みに少しからめた日程でも、往復で38,520円となっている。
これはANAの燃油サーチャージとほぼ同じ価格だ。
ANAの燃油サーチャージ代だけで往復できてしまうのがAirJapanの利点。
もしもANAマイルが1万マイルたまっているならば、11,000円分のAirJapanバウチャーへ交換して、航空券代に充当させると、支払い額は27,520円となるわけだ。
これがANAマイルの有効な使い道かどうかはその人の考え方次第。
なお、ANA系列のLCCであるPeachでは、ANAマイルからピーチポイントへの交換が可能となっている。
ANA500マイルを450ピーチポイントへ交換できる。
ピーチポイントでは、Peachの航空券購入や座席指定などのオプション料金に充てることが可能だ。
広告