LCCを利用する際にネックとなるのが機内持ち込み手荷物重量制限だ。
ほとんどのLCCでは機内持ち込み手荷物は最大7kgまで。それを超過する荷物は別料金を払って、預け荷物にしないといけない。
なんとか手荷物を7kgまでに抑えようと荷造りに四苦八苦するのがLCCというもの。
タイ・ベトジェットではExtra Carry Onというサービスを開始した。わずかの追加料金で機内に最大10kgまでの荷物を持ち込めるようになる。
広告
タイ・ベトジェットのExtra Carry On
タイ・ベトジェットが新しいサービスを開始した。
Extra Carry Onだ。
機内持ち込み手荷物が2個で最大10kgまでオッケー。
メインのバッグが7kg+Extra Carry Onが3kgまでという形だ。
キャビンバッグのサイズが、56*36 *23cmで7kgまで。
スモールバッグの最大重量は3kgまで。これは前の座席に下に収納できるサイズでないといけない。
もともと認められるキャビンバッグ7kgに加えて、小さなバッグが3kgまで認められるという形となる。
ノートパソコンなどが入ったサブのバッグを追加で持ち込むという使い方を想定しているようだ。
購入方法
ベトジェットはベトジェットでも、今回のExtra Carry Onは、タイ・ベトジェットでのみ適用とのこと。
Extra Carry Onは無料ではなく、追加のアドオン申し込みが必要。
ベトジェットのホームページで予約を進めていくと、荷物のオプションを選択する項目がある。
そこに、Upgrade to Extra Carry-on Baggageがある。
タイ国内線だと、160.50バーツとなっている。約640円。
機内持ち込み手荷物の条件はこのようになる。
ちなみに、タイ国内線で受託手荷物を手配すると、15kgまでで379.85バーツ。
荷物の総重量が7kgから10kgまでなら、Extra Carry Onに申し込んだほうが安上がりだ。
タイ・ベトジェットは日本路線も運航している。福岡=バンコク線と、関空=チェンマイ線だ。
福岡発バンコク行きのフライトでも、Extra Carry Onは利用可能。
450バーツとなっている。約1,800円。
国際線のフライト時間が4時間以上の料金ということらしい。
受託手荷物にすると、15kgまでで1,050バーツ。約4,200円
この差額は大きい。
手荷物は2個で10kgまでに抑えて、機内持ち込みにするのがベター。
バゲージクレームで荷物が出てくるのを待つ必要もなくなる。
ちなみに、現在タイ・ベトジェットでは運賃100バーツのプロモーションを実施中だ。
福岡発バンコク行きは片道総額で2,644バーツ。
Extra Carry Onを450バーツで追加すると、合計が3,094バーツとなる。約13,000円だ。
これで荷物10kgまで持ち込めて、バンコクへ行くことができる。
エアアジアのXtra Carry On
実は、エアアジアでも同様のサービスをやっている。
エアアジアの基本運賃での機内持ち込み手荷物は、重量制限が7kgまでになっている。
2個まで持ち込み可能だが、総重量は合計7kgまで。
これを超えると、別料金を払って受託手荷物にしないといけない。
チケット予約時にオプションで預け荷物を選択できるようになっている。
この中に、Xtra Carry-onの項目がある。
エアアジアのエクストラキャリーオンは荷物2個で合計14kgまで持ち込み可能となる。
メインの荷物(56*36*23cmまで)が1個、小型バッグ(40*30*10cm)
までが1個、それぞれ7kgまで認められる。
小型バッグはサイズがかなり小さめなので、やはり重たいノートパソコンやガジェット類を入れることを想定しているのだろう。
関空発バンコク行きのエアアジア便のXtra Carry-Onの追加料金は1,480円。
タイ・ベトジェットのExtra Carry Onより少し安い。しかも重量は合計14Kgまでオッケー。
まとめ
LCCの機内持ち込み手荷物の重量制限は厳しいようでゆるい、ゆるいようで厳しい。
チェックイン時にしっかり計量されて、オーバーしていたら問答無用で預け荷物にさせられて、高い追加料金を請求されることもある。でもちょっとくらいオーバーしていてもスルーしてくれることもある。
チェックインカウンターでまったく計量されないことも多い。重量オーバーしている時には一安心。と思いきや、搭乗ゲートで計量させられて、次々にお縄頂戴ならぬ追加料金頂戴というケースも多い。
もはや運次第だ。
安全と安心を確保するならば、エクストラキャリーオンを事前に申し込んでおくといいかもね。判断が実に難しいところだけど。
広告