ビエンチャンのリバーサイドエリアにある日本食レストランといえば、大阪というレストランが有名だった。たぶん2010年代から営業していたと思う。
あとはタイ系列のFUJIレストランもあったが、パンデミックの影響でなくなってしまった。
ビエンチャンには他にも日本食レストランは多いけれど、今回気になったのは、大阪の隣にある居酒屋だ。
もろに日本の居酒屋兼定食屋といった雰囲気で気になっていた。
生ビールが1杯無料で、カツ丼はまさに日本の味でボリューミー。これですべてコミコミ100バーツ。タイも含めて、最強の日本食屋かもしれない。
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どんどどん酒場
ビエンチャンの有名日本食の「大阪」のすぐ隣に何やら新しい日系店ができているのを見かけたのは、2022年6月だった。間違いなくパンデミック前にはなかった。
最初は大阪と同じ店かと思ったが、どうやら別店舗っぽい。
今年4月末にビエンチャンを再訪してみると、居酒屋という外観になっていた。
手前に見えるのが大阪、奥に居酒屋。
今回の9月訪問では、もう間違いようのない居酒屋兼定食屋となっている。
店名は、DONDODON SAKABA。
どんどどん酒場か。
店先にはメニューが張り出してある。
定食があるのがうれしい。
あと、FREE BEERとも書いてある。
どうやら無料でビールがついてくるらしい。
夜9時過ぎに入店してみた。
他に客はゼロ。
店内は広くて、清潔だ。
壁には料理の写真や日本語がずらり。
無料生ビール
テーブルに座ると、メニューを渡されて、料理をオーダーする前に生ビールが運ばれてきた。
自動的に1杯の生ビールが無料でもらえる。むろん料理オーダー必須だろうけど、オーダーすること前提で先にビールが提供される。
ビール飲みながら料理をどれにするか考える。
Beer Laoのドラフトビール。
メニューでは、生ビールはラージが30,000キープ、ミディアムが18,000キープ。
18,000キープは、ざっくり30バーツ。
以下、このときの銀行両替レートである1万キープ=16.5バーツで換算していく。
ドリンクメニューはまんま日本の居酒屋だ。
ハイボール、レモンサワー、ライムサワー、ウーロンハイ、カルピスサワーが各種ラージで49,000キープ。80バーツくらい。
料理メニュー
餃子とから揚げが名物とのこと。
肉汁餃子は6個入り29,000キープ。12個入り49,000キープ。
居酒屋系つまみも多い。
牛すき焼きやサーモン丼までも。
ラーメンとチャーハンとカレーライスもあり。
豚骨醤油ラーメンが59,000キープ
高菜炒飯が39,000キープ
カツカレーが89,000キープ
から揚げ。
通常のから揚げは100gで25,000キープ
タルタルソース付きは100g35,000キープ
油淋鶏は100gで30,000キープ
など
本当は定食にしたかったが、夜の部では定食はやっていないとのこと。残念。
何時から何時が定食提供時間かは不明。
餃子定食39,000キープ、からあげ定食55,000キープ、自家製炙りチャーシュー定食65,000キープ、牛すき焼き定食119,000キープなど。
なお、メニューによれば、別途TAX7%とサービスフィー3%がかかる。
カツ丼
定食がなかったので、単品でオーダーする。
カツカレーかカツ丼が悩むが、カツ丼にしてみた。
59,000キープだ。銀行レートでは、97バーツくらい。ざっくり400円。
10分ほど待って、カツ丼到着。
なかなかの迫力である。
カツも大きいし、それを覆う卵とじもでかい。
味はばっちりだ。
もう日本の味としか言いようがない。
カツの揚げ加減はほぼ完璧で、衣はさくささくだし、肉は分厚くてジューシー。
卵に染み込んだ出汁がばっちり。玉ねぎにも味が染みている。
ご飯とカツと卵のコンビネーションが素晴らしい。
ちょっとびっくりした。
ラオスでまさかここまでのカツ丼が食べられるとは、
しかも量が多い。
これだけで満腹必至だ。
どうせ小ぶりな丼だろうと思っていたが、へたな日本のカツ丼専門店よりも量が多いくらいだ。
いやあ、これはすごい。
パタヤのジャンボ寿司のカツ丼を超えた。
しかも無料の生ビール付きなのだから、恐れ入る。
大満足でお会計。
TAXとサービスフィーが別途必要だから、59,000キープより高くなる。
たしか63,000か64,000くらい。
どっちみちキープの手持ちが足らないため、バーツ払いにしてもらう。
一度レジに引っ込んで再計算してくれて、請求額は100バーツちょうど。
1万キープ=20バーツ換算で、130バーツくらいかなあと思っていたので、これまたびっくり。
銀行レートが1万キープ=16.5キープくらいのところ、ここでは1万キープ=16バーツで換算してくれている計算となる。
これが市中の実勢レートなのだろうけど、かなり良心的な価格設定だ。
というわけで、お支払いは100バーツ札一枚となった。
まじかあ。
生ビール付きで、おいしくて量のあるカツ丼が100バーツぽっきり。
ビエンチャンに奇跡を見た。
地図
営業時間は、12時から23時。
リバーサイドエリアにあるため、普通の観光客でも簡単に行ける立地だ。
まとめ
いや、ほんとびっくりした。カツ丼がうまくて安い。しかも無料生ビール付きだ。なんでも少し前までは生ビール2杯無料だったようだ。
ほぼ間違いなく日本人オーナーの店だろうけど、これで経営が成り立つのか心配になるほど。
キープ暴落に合わせて価格調整はしているはずだけど、現状では安い価格設定だ。
次の機会にはぜひとも定食が食べたい。からあげ定食が55,000キープということは、税抜きで88バーツ。
もしパタヤにこの店があったら週2くらいで通ってしまいそう。
日本からの短期旅行者があえて日本食を求める必要性は低いかもしれないけれど、海外在住者や長期旅行者にとっては、このような安くてうまい日本食屋の存在は本当にありがたい。
日本人オーナーがどんな人かはまったく存じ上げないけれど、これからもがんばってほしい。
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