タイの地元メディアの報道によれば、タイ・エアアジアが日本路線の拡充を計画しているとのことだ。
来年2024年より、バンコク(ドンムアン空港)-広島線とバンコク(ドンムアン空港)-沖縄線を運航させる予定だという。
現在、タイ・エアアジアは、バンコク(ドンムアン空港)-福岡を結ぶ路線を運航している。
少しややこしいが、バンコク(スワンナプーム空港)と成田・関空を結んでいるタイ・エアアジアXとは別ものだ。
とはいえ、予約やチェックインの方法は他のエアアジアと同じだ。あくまで運用が違うだけ。
今回の新規就航予定路線は、タイ・エアアジアによるものなので、バンコクの利用空港はドンムアン空港となる。
ターゲットは日本へ旅行したいタイ人観光客だという。
日本はタイにとってもっとも人気のある旅行先となっている。
タイ人の旺盛な日本旅行熱に応じるため、新規路線を模索しているとのことだ。
今年上半期に日本を訪れたタイ人は約50万人で、タイを訪れた日本人は約33万人。
パンデミック前の2019年はタイを訪れる日本人観光客のほうが圧倒的に多かったが、今や逆転している。
何度か実際に利用したが、タイ・エアアジアXのバンコク-関空線などは、乗客の大半がタイ人という状況だ。
日系のPeachでもタイ人乗客のほうが多い。
来年2月に新規就航するANA系列のAirJapanでも、成田-バンコク線の利用率はタイ人が7割になると見込んでいるそうだ。
タイ・エアアジアによるバンコク-広島、バンコク-沖縄線が本当に来年就航するかはまだ確定していない。
あくまで報道レベルでの、それも検討段階にすぎない情報だ。
正式発表があるまで待ちたい。
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