タイへの外国人観光客がこの5月で1,000万人に到達しそうだ。
2023年1月1日から5月15日までにタイを訪れた外国人観光客は累計で947万人となった。売上は約3,910億バーツだ。
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タイは中国人観光を誘致
観光スポーツ省によれば、5月8日から14日までにタイを訪れた外国人観光客は415,309人で、1日あたり59,329人。
国籍別トップ5は、マレーシア、中国、インド、ラオス、韓国。
5月18日時点で、中国からの観光客は100万人を突破した。
タイ国政府観光庁（TAT）の予想では今年の中国人観光は530万人を超える。
観光促進すれば、700万人に達する可能性もあるとしている。
中国人観光客向けのビザ申請数は月間84,000件に制限されており、団体旅行に大きな影響を与えている。
15日以内の観光ビザを発給し、10月からはより多くの申請を受け取れるように定員調整するという。
2022年10月から2023年4月までの中国からタイへのフライトは12,805便で、前年同期の98％増。
今後はさらに増加する予想で、5月は5,330便、6月は6,090便、7月は7,150便、8月は7,460便、9月は7,340便。
タイと中国を結ぶフライトは、2019年の水準の70％以上に回復する見通しだ。
今年の外国人観光客数の目標は2,500万人。中国は重要な市場であり続ける。
参照：https://www.bangkokpost.com/business/2576089/tat-to-boost-safety-measures
TATでは、‘Trusted Thailand, You Taiguo Yue Wan Yue Kaixin’と題したキャンペーンを開始した。
中国ではタイでの観光への不信感が広がっており、それを払拭するための取り組みとのことだ。
「信頼できるタイランド、タイへ遊びに行けば行くほど楽しい」が売り文句。
KOLと呼ばれる中国人インフルエンサー60人を招待して、タイ各地での旅行を体験してもらった。
チェンマイ、チャン島、チャンタブリー、パタヤ、ホアヒン、カンチャナブリー、コラート、コンケーン、ウドンタニ、ノンカイなど。
旅は、観光客の安全対策に重点を置き、グルメや健康やビーチ、それに中国・ラオス・タイ高速鉄道など幅広いニーズに応える旅行体験にハイライトをあてている。
まとめ
4月の外国人観光客国籍別ランキングでは日本は上位に入らなかった。
5月8日からの一週間のランキングでもトップ5入りせず。
中国からの観光客は2位だ。
陸路で簡単にタイ入国できるマレーシアからの旅行者が1位なのは変わらない、これもそのうち中国が追い抜きそうな勢いである。
パンデミック前の2019年は年間1,000万人以上の中国人観光客がタイを訪れていた。今年は500万人から700万人程度になる予想だ。
TATはインフルエンサー60人を旅行に招待するほどの熱の入れようである。
まあ日本でも大阪や東京でタイフェスを開催したり、観光促進イベンドを開いているものの、やはり中国からの観光客が一番の狙いなのだろう。
20年か30年くらい前の日本ではタイ観光誘致が盛んだったわけで、それが今は中国になったともいえる。
すでにタイ好き日本人は多いし、わざわざ大規模なプロモーションはそれほど意味がないのかもしれないけれど、ちょっと寂しくもある。