2022年11月タイ南部・マレーシア国境旅行シリーズ。
タイ・マレーシア国境鉄道旅を終えて、ハジャイの夜の現状も調査した。
結局、ハジャイでは2泊した。
次に向かうのは、マレーシアとの国境の街であるダンノックだ。
サダオ国境検問所のすぐそばにある夜の街でもある。
県名でいうと、ハジャイと同じくソンラクー県となる。
2016年にダンノックからハジャイへは移動したことがある。
今回は逆方向でハジャイからダンノックへ。
広告
雨降りの中ハジャイバスターミナルへ
ハジャイのホテルをチェックアウトしたのがちょうど正午。
いかにも雨が降り出しそうな雲行きだ。
ハジャイからダンノックへはロットゥーで行けることはわかっている。
2016年にはダンノックからハジャイまでロットゥーで移動した。
乗り合いミニバンだが、ハジャイのホテルまで個別に送ってもらえた。
ダンノックへ行くにあたり、ホテルのレセプションで「どこからロットゥーが出るのか」と質問すると、バスターミナルへ行けと言われる。
ハジャイの北にある時計塔付近からロットゥーが出ているという話を昔に聞いたことがあるが、どうやらバスターミナルからのロットゥーがいいらしい。
バスターミナルまでは2kmくらいある。バスターミナルまではソンテウ(トゥクトゥクとも呼ぶ)だと40バーツか50バーツとのこと。
ためしにGrabでいくらか調べて見ると、50バーツほどと表示された。
パタヤやバンコクでは大活躍するBoltだが、タイ地方都市では使えないことが多い。
とりあえず、ホテルを出て、トゥクトゥクを探すため歩き出す。
すると雨が降り出した。
雨脚がどんどんきつくなる。
近所の食堂に入って雨宿り。
ついでに昼飯を取る。
シーフード入りのクイティアオ。
スープはナムサイですっきりした味だが、かすかに漂う海鮮風味がたまらない。
このクイティアオ、うまいな。たしか50バーツ。
パタヤにあればリピートするのに。
うん、ハジャイは中華系やマレーからの影響もあって料理がおいしい。なかなかのグルメタウンかもしれない
雨は全然やまない。
再度Grabを見てみると、一気に価格が高騰。なんと135バーツもする。
雨が降るとこんなに高くなるのね。びっくりした。
バイクなら38バーツだけど、ずぶ濡れ必至だ。
直接ダンノックへ行くなら、1,118バーツ。
これまた高い。
雨はますます強くなる。
通りかかったトゥクトゥクに声をかけると、バスターミナルまで80バーツ。
通常なら40か50バーツだが、雨降りだとGrab同様にふっかけてくるようだ。
大雨の中で濡れながら交渉するのはきつい。
もうしょうがないので80バーツで行ってもらう。
天気がいいならGrabで移動するのが楽でいいと思う。
ハジャイのトゥクトゥクは、パタヤのソンテウとバンコクのトゥクトゥクの中間くらいの大きさだ。
トゥクトゥク内には料金表が掲示してある。
市内 18バーツ
チャーター4km3人 40バーツ
チャーター4km以上3人以下 60バーツ
午後9時から午前5時 交渉
バスターミナルまでは2kmほどなので、やはり相場は40バーツ。
まあ、トゥクトゥクでこの手の料金表なんて目安にしかならず、この額で行っていれることなんてまずないだろうけど。要交渉。
ハジャイバスターミナル
13時11分、バスターミナルに到着。
ハジャイバスターミナル地図
厳密にいうと、ハジャイ郊外にもバスターミナルがあるようだが、多くのバスやロットゥーは中心部にあるバスターミナルから出発するもよう。
バスターミナルは横に長い。
入場ゲートがいくつもある。
ターミナル内をずんずん歩き、一番奥のほうにロットゥー乗り場があった。
チケット売り場には、きちんとHATYAI-DANNOKと記載してある。
運賃は70バーツ。
運行は午前6時から午後8時まで。
チケットを購入し、何時に出発するのか聞くと、「テムパイ」と言われた。テムは「いっぱいになる」、パイは「行く」。
かなりラフな言い方だと思うけど、満員になったら出発する方式だね。
利用者はそこそこ多いようで、10分ほど待ったところで、乗車へ。ドライバーが声をかけてくれる。
まあこんな路線を使う日本人は珍しいようで、スタッフが気にかけてくれていた。
大きな荷物がある場合は、最後尾に収納できる。
ハジャイからダンノックへ
グーグルマップ
グーグルマップによれば、距離は54.9km。
所要時間は渋滞次第だろうけど1時間から1時間半程度。
13時29分、出発。
相変わらず土砂降り。
バスターミナルを出ると、すぐ近くにセンタンがあった。
ハジャイ市街地を抜けると、あとは田舎道をひたすら走る。
ロットゥーの乗り心地は悪くない。
14時11分、サダオに到着。
サダオ国境検問所ではなく、市街地のほうだ。
サダオ警察署前あたりが降車場所。
ここで一人下車。
さらにサダオの裏町みたいなところで別の乗客が下車。
くるくるまわっていたのでちょっと時間がかかる。
サダオからダンノックへは近い。
雨は止み、雲間から光がさしてきた。
ダンノック近くでは、なにやらだだっ広い施設があった。
14時35分、ダンノックに到着。
所要時間は、1時間6分だった。
降車場所は、国境検問所の手前にあるセブンイレブン前。
リクエストすれば、別の場所でも降ろしてもらえるはずだ。
国境検問所を通ってマレーシアへ入国するなら最後の降車場所で下車すればいい。
奥に見えるのが国境検問所だ。
なお、ハジャイからマレーシア各地へはハジャイの旅行代理店にてバスやロットゥーの手配ができる。たとえば、ハジャイ発ペナン島行きなどだ。
同じバスで国境を越えて、そのままマレーシア国内へ入るので、とても便利。
今回は国境は越えない。
前日に鉄道でマレーシアへ入り、またタイに戻ってきたばかりだ。
目的はダンノックの様子を見ることだ。
6年ぶりのダンノックである。
広告