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フライト情報

ANAの燃油サーチャージを無料にしてタイへ行く

投稿日:

日本からタイに戻るにあたり懸念されたのがタイへ行く航空券だ。
2022年12月、日本からタイへのフライトが人気だ。
パンデミック前の半分くらいの便数しかなく、価格は上昇。とりわけ関空からのフライトはほぼ満席状態が続けている。
しかも燃油サーチャージは高い。ANAなら片道の燃油サーチャージ代だけで25,800円もする。おそろしい額だ。タイ航空でも片道125ドルする。
それなら燃油サーチャージ不要のLCCにしようかと思うが、関空からはエアアジアが週4便しか出ておらず、価格は高騰。片道4万円以上はざらだ。無理。
ここはもう奥の手を発動するしかない。
マイレージ特典航空券を使う。
燃油サーチャージが一番高いANAのフライトでタイへ飛ぶ。片道25,800円もかかるのにいいのか?
いや大丈夫だ。ユナイテッドプラスの特典航空券ならANAのフライトでも燃油サーチャージはゼロだ。

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ユナイテッド航空のマイレージプラス

ここ10年、ユナイテッド航空のマイレージプラスというマイレージサービスを利用している。
クレジットカードは、JCBのマイレージプラスゴールドだ。これだと、1000円で1.5マイルつく。

普段は買い物などでせこせことマイルを貯めておき、いざという時のためにマイレージを温存している。
基本はLCC利用だ。

ユナイテッド航空はスターアライアンスグループである。
同じスターアライアンスグループのフライトなら、マイレージプラスのマイレージを利用して特典航空券を購入することが可能。
つまり、タイ航空やANAのフライトをマイレージ特典購入券として購入できる。

マイレージを利用する際は、関空発バンコク行きのタイ航空ばかりだ。
必要なマイル数は、どの航空会社を使っても同じ。

ユナイテッド航空マイレージプラス
日本からタイへの必要マイル数

・出発の21日前までに予約
片道22,000マイル、往復44,000マイル

・出発の20日以内
片道24,000マイル、往復48,000マイル

 

ANAマイレージクラブの場合は、シーズンごとに必要マイル数が異なる。
日本-タイ往復の場合は、ローシーズンで30,000、レギュラーシーズンで35,000、ハイシーズンで38,000。
12月1日から18日はローシーズン、12月19日から31日はハイシーズンだ。

必要マイル数はマイレージプラスよりANAマイレージクラブのほうが少なく済む。

が、最大の違いは、燃油サーチャージがかかるかどうかだ。
ANAマイレージクラブではマイレージ特典航空券であっても、別途燃油サーチャージを払う必要がある。一部無料となる航空会社もあるが、ANAやタイ航空のフライトでは必要だ。
一方、マイレージプラスでは特典航空券の燃油サーチャージは一律で無料である。

ANAの燃油サーチャージを無料にする

2022年12現在、ANAの燃油サーチャージは、日本発バンコクへ片道で25,800円。
往復なら51,600円だ。
先日発表があり、来年2月1日以降も現行の燃油サーチャージを継続する。

ANAマイレージクラブでマイレージを貯めて、ANAの航空券をマイレージ特典航空券として発券すれば、たしかに運賃は無料となる。が、別途、燃油サーチャージ代として片道25,800円かかってしまう。
また空港使用料や出国税も必要だ。
これならエアアジアでの運賃総額と大して変わらない。
場合によってはLCCよりも高くなる。
せっかく苦労してマイレージを貯めても、ちっとも安く買えない。

そこで、マイレージプラスでマイレージをためて、特典航空券を購入すれば燃油サーチャージが無料というシステムが効いてくるわけだ。
ANAでもタイ航空でも燃油サーチャージはゼロだ。

実際にマイレージプラスでタイ行き航空券をマイレージ購入

関空からタイへ向かう。
今回は出発の10日ほど前に購入することにした。

マイレージプラスのホームページにログインし、マイレージ特典航空券を検索。
12月のフライトを見てみる。

すると、タイ航空の関空発バンコク行き特典航空券枠は埋まっていた。
まあそうだろうなあ。
なにせ一般チケットもほぼ満席状態だ。
大阪からバンコクへのフライトは、タイ航空が1日1便、JALが週1便、エアアジアが週4便。全然足りていない。

タイ航空の関空発直行便は売り切れだが、他の経由便なら利用できる。
国内線乗り継ぎでも国際線乗り継ぎでも、スターアライアンスグループの航空会社なら同じマイル数でタイへ行ける。

たとえば、まず関空から成田へANAで行き、成田からタイ航空でバンコクへ向かう。
関空からシンガポールへシンガポール航空で行き、シンガポールからバンコクへ行くというルートもありだ。

希望した日では、福岡発バンコク行きのタイ航空の特典航空券は残っていた。まず関空ないし大阪空港から福岡へANAの国際線で移動し、そこからタイでバンコク行くルートだ。これは諸費用込みで2,600円ほど。ANAとタイ航空を乗り継いでいくが、燃油サーチャージはゼロだ。

羽田ないし成田から行くルートもある。
今回目をつけたのが、ANAの大阪空港発羽田行きとANAの羽田発バンコク行きを組み合わせたものだ。
どちらもANAを使うことができる。
このルートだと、諸費用が4,860円。
むろん、燃油サーチャージはゼロだ。

大阪と東京とバンコクの位置関係を考えると、大阪から一度東へ行き、今度は東京からまだ西へ戻り、バンコクへ行く。無駄に遠回りとなる。
福岡からバンコクへはフライト時間5時間ほど、東京からは6時間ほどかかる。
諸費用も時間も余計にかかることになるが、今回はANAのフライトを使ってみたかった。
というわけで、購入。
決済はクレジットカードで行い、すぐに発券される。

購入内訳

日本の空港使用料 2,500円
タイの手続き代 140円
出国税 1,000円
タイ国際出発料金 60円
日本国内線施設利用料 710円

合計:24,000マイル+4,860円

羽田空港国際線旅客取扱施設利用料が高い。2,950円もする。どうやら2022年3月に値上げしたそうだ。
伊丹空港の国内線出発サービス施設使用料が340円。到着時にもかかるため羽田空港で370円。これで合計710円だ。

関西空港の旅客サービス施設使用料は、第1ターミナルの国内線が440円、国際線が2,780円だ。ほかに旅客保安サービス料が一律で320円かかる。
関空は羽田より金がかかる。

福岡空港では国内線が110円、国際線が980円。
同じマイレージ特典航空券でも、福岡空港利用時のほうがだいぶ安いことがわかる。
関空高すぎ。

なお、ユナイテッド航空のマイレージプラスには、燃油サーチャージ無料以外にもメリットがある。
キャンセルや日程変更が無料だということだ。
パンデミック期間中は特別措置として、すべてのクラスの会員で日程変更が無料となっていたが、現在はデフォルトで無料化されている。

タイ行き航空券は来年以降も人気だろう。マイレージ特典枠はすぐになくなってしまう。
大雑把な予定が決まっているなら、とりあえず希望日のフライトを抑えておくのがベターかもしれない。

マイレージプラスとANAマイレージクラブ

ユナイテッド航空のマイレージプラスか、全日空のANAマイレージクラブのどちらがおトクなのか。

日本からタイへ、タイ航空ないしANAのフライトを利用することを前提に考える。

必要なマイル数比較(往復)

ANAマイレージクラブ
30,000(ローシーズン)、35,000(レギュラーシーズン)、38,000(ハイシーズン)

マイレージプラス
44,000(21日以上前に予約)、48,000(20日以内に予約)

最大で18,000マイルの開きがある。最小は6,000マイルの違いだ。

必要マイル数だけで比較するとANAのほうがいい。

問題は燃油サーチャージだ。
ANAマイレージクラブで発券すると、来年3月31日までは、日本-タイ往復で51,600円かかる。
マイレージプラスでは、常に燃油サーチャージ無料だ。
差額はそのまま51,600円となる。
必要マイル数が少なくても、別途5万円以上かかってしまう。

逆に考えると、燃油サーチャージの適用がない時期ならば、ANAマイレージクラブのほうが断然おトクとなる。
2021年8月までは燃油サーチャージがゼロの時期が続いていた。
このようなタイミングならば、ANAマイレージクラブだと必要マイル数が少なく、燃油サーチャージもゼロで発券可能というわけだ。
これならANAマイレージクラブのほうがいい。

来年2月1日以降も現行の燃油サーチャージが継続することが決定している。
燃油サーチャージがゼロになるのは当分先になるとみられる。

もうしばらくはユナイテッドプラスでの特典航空券のほうに分がありそうだ。

まとめ

というわけで、マイレージプラスの特典航空券を使い、ANAでのタイ行きが決定した次第である。
ANAのフライトでも燃油サーチャージが無料なのは本当にありがたい。
大阪から羽田までのフライトが面倒ではあるが、ANAを使ってタイに行くのは初めてなのですごく楽しみになった。

なお、マイレージについては、鬼のように詳しい人がたくさんいる。
ハイステータスを獲得するため何度も同じフライトで往復したりと、修行に励む人も珍しくない。
わたしなどはライトユーザーもいいところだ。修行は一切しない。
普段はマイレージが付与されるクレジットカードで買い物するだけのしょぼいマイラーである。
それでもマイレージは貯まるし、実際にマイルを使ってタイへ行くこともできている。
今の時期のように航空券が高騰していても、運賃も燃油サーチャージも無料だ。LCCと違い、預け荷物も無料である。
個人的にはこれで十分だと思っている。

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