タイの娯楽施設は12月1日に再開へ向けた準備を進めるよう首相の指示が出ていたが、CCSAは早くも再開延期を決定した。来年1月15日までタイ全土の娯楽施設の閉鎖は継続すると発表。
これにはエンターテイメント施設業界から多くの反発が巻き起こった。
12月1日に再開するというから、金と人員をかけて準備してきたのに、来年まで延期とはどういうことだ。タイは開国したのではないか。だったら娯楽施設も再開せよと。
1年8ヶ月に渡り外国人観光客が来ずに苦しんできた。さらに1ヶ月半も一気に延期されては、もはや生き残れない。
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娯楽施設再開について再議論
タイ国家安全保障会議（NSC）は、バーやパブやカラオケなどの娯楽施設の営業の規制緩和について、来週議論されることを示唆した。
その後、首相は12月1日までに緩和を実施するかどうを決定するという。
娯楽施設再開許可する前に、さらなる評価が必要だと国家安全保障会議議長は延べた。
首相は、あらゆる企業グループの窮状に対処しなくてはいけない。
娯楽施設の代表たちから政府へ再開を早めるよう嘆願されていることに議長は言及。
娯楽施設側は感染予防対策準備が整っていると主張したが、状況は12月1日の再開に適していないと回答された。
CCSAが来週あらためて状況を評価し、12月1日までに首相決定のために調査結果を提示するとしている。
なお、隔離無しでタイに入国が許可される国と地域のリストは12月1日に追加されるだろうが、すべての県での制限を完全に解除することはまだ考えていないとNSC。
参照：NNT- National News Bureau of Thailand
別の報道では、NSC議長は娯楽施設の再開が1月16日より早くなる可能性があるが、12月1日の再開については除外しているという。
ナイトライフ事業者やミュージシャンは再開を望んでいるが、現在の状況では難しい。
が、事業者は感染対策について提案しており、その対策方法は有望なのでチャンスはあるとしている。
ナイトライフ事業者は、再開にあたっては、当局による検査を受けて、リストに掲載される必要がある。
この点は来週のCCSA会議にて検討されるという。
娯楽施設再開が遅れている原因は、まず感染率の高さにあるとCCSA。1日あたりの新規感染者が5,000人未満になららないことが最初の要因。
あとひとつが、娯楽施設がまだSHA+認証を受けていないことだという。
この認証作業には1ヶ月かかる。
再開するためには、娯楽施設の準備次第だとしている。
参照：https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2218471/ccsa-to-consider-night-venues-plea
まとめ
報道は11月20日頃のものなので、来週とは11月22日以降となる。
今週のCCSA会議がいつ開かれるかは不明だが、ここで娯楽施設再開に関する再検討が実施されるようだ。
とはいえ、12月1日の再開はまずありそうにない。
ただ、12月16日あたりの再開はあるかもしれない。1月16日再開から前倒し1ヶ月となる。
もともとは12月1日再開を目指すという話だったので、間を取って、12月中旬再開はおさまりがよい。これ、意外と大事なポイント。賛成派、反対派、双方の意見を汲み取った形が取れる。
12月1日再開といっておいて、次にいきなり1ヶ月半の延期を打ち出し、それでいて、やっぱり12月中に再開する。
タイでは充分にありえる。お得意のちゃぶ台ひっくり返しだ。
バンコクではレストラン店内飲酒が解禁されて3週間経過しており、バーなどはレストランという名目で多くオープンしている。
当初はSHA認証店のみ営業できたが、その後、保健省が定める基準に合格していれば営業が認められるようになった。
バンコクでは半ばナイトライフは解禁されつつある。でも完全解禁にはほど遠い。
ましてやパタヤでは店内飲酒がいまだに禁止されていない状態だ。
急転直下大どんでん返しの12月1日ナイトライフ再開はまずありそうにない。
でも、ちゃぶ台返し的な12月16日の再開はあるかもしれない。その場合でも全面再開にはならないだろう。
SHA認証だけでなく、SHA+といったさらに厳しい認証が必要で、営業再開可能リストに掲載されてないと、営業できないことになりそうだ。
さて、どうなることか。
もうなにがなんだがさっぱりわからない。最終的な正式発表があり、本当に営業できるのかどうか当日になってみないことには、わからない。
死活問題を抱えている娯楽施設にとっても、娯楽施設を楽しみにしている観光客にとっても、本当に振り回されっぱなしだ。
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