7月18日の公布された官報にて、新たなゾーニングの設定と規制強化措置が明らかとなった。
ダークレッドゾーンが3県増えて13県に。7月20日からはチョンブリ県にもロックダウン措置が取られることになった。
また7月21日からは、ダークレッドゾーンからの移動を制限する措置も取られることになった。
これに伴い、タイ国内線フライトへの規制が発表された。
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ダークレッドゾーンからの国内線フライトは運航停止
ダークレッドゾーン発着の国内線旅客フライトは、7月21日(水曜日)より追って指示があるまで運航停止となる。
ダークレッドゾーンは、バンコク、サムットプラカン、チョンブリなど13県。
つまり、スワンナプーム空港とドンムアン空港発着の国内線は運航不可となる。
この運航停止措置には、国際線、貨物便、緊急着陸、プーケットサンドボックスとサムイプラスのための特別便は含まれない。
また、ダークレッドゾーン13県以外の空港での発着は可能。ただし乗客は50%までに制限される。
海外からバンコクやプーケットへのフライトはこれまで通りに運航される。
バンコクエアウェイズのサンドボックス路線は運航継続
バンコクエアウェイズが今後の運航予定を発表した。
7月20日までは現在の運用を続ける。
7月21日以降は、サンドボックスに関連する2路線のみ往復で運航を継続する。
・スワンナプーム-サムイのサムイプラス特別便(1日3便)
・サムイ-プーケット便(月水金日の1日1便)
サムイプラスでは海外からスワンナプーム到着後、サムイ行きの特別乗継便への乗り換えが認められている。この措置は継続となるので、サムイプラスを利用してのタイ入国は可能だ。
(逆にサムイからスワンナプームを経由して外国へのフライトに乗継可能。)
サムイとプーケットを結ぶ路線は、サンドボックスの合わせて7月16日に運航開始となったものだ。
プーケットで14日間滞在すれば県外移動が認められ、サムイ島へ移動することができる。
実際にこの路線を利用したサンドボックス旅行者は、7月18日の発表ですでに55人いる。
プーケットもスラタニーもダークレッドゾーンではないので、国内線運航自体は問題ない。
ただ、プーケットからバンコクへのフライト移動は不可となる。サンドボックス14日滞在後にバンコクへ移動するには陸路コースを取るしかなさそうだ。
タイベトジェットエアは全面運航停止に
タイベトジェットエアは、7月21日から8月1日までのタイ国内線の全面運航停止を発表した。
キャンセルとなるフライトは、無料での日程変更や、後日利用可能なクレジットの付与などで対応している。
タイスマイルやタイライオンエアは7月20日までの運航継続は発表しているが、21日以降については現時点では不明。
タイエアアジアはすでに7月31日まで国内線運休中。
まとめ
多くの国内線がキャンセルとなることは必至だ。
タイ国内移動予定のある人は航空会社に確認のほどを。
とりあえず確実に運航されそうなのはサンドボックス関連のフライトのみ。
また、海外からの国際線フライトには影響がない。ただ、国際線でのタイ入国に関しても新たな制限措置が出される可能性はある。
昨年3月のパンデミック発生時のように、状況は日々変化する気配が濃厚。
国内線だけでなく国際線の動向にも注意が必要だろう。
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