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タイ国内情勢

タイ国内状況4月8日:新規感染者405人、チョンブリで40人、娯楽施設閉鎖間近

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4月8日のタイ国内状況。
新規に確認された感染者数は連日増加中。
累計感染者が3万人を越えた。
いよいよ娯楽施設の閉鎖が近づいてきた。

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タイ全国の感染状況

4月8日発表、タイの新規感染確認者は405人
(累計30,310人)

外国からの入国14人
国内感染(病院にて検査):197人
積極調査:194人
死亡:0人(累計95人)

病院での検査197例内訳
バンコク48
チェンマイ5
ノンタブリ18
チョンブリ14
サムットプラカン23
サケオ14
プラチュワップキーリーカン14
ウドンタニー7

積極調査194例内訳
バンコク47
チェンマイ1
ナラティワート146

ナラティワートの数値が大きいが、これは刑務所内での集団感染と見られる。

バンコクのナイトライフ娯楽施設でのクラスターがタイ全国に広がっている。

CCSAの発表では、3月22日から4月7日の間でバンコクの娯楽施設に関連した感染は20県に広がり、累計で504例確認されている。
うち356例がバンコク、31例がチョンブリ、28例がサムットプラカンなど。
チェンマイ、ルーイ、プーケットへも拡大。

国内で感染が見つかった391人のうち、バンコクは95人で割合は24.3%

CCSA発表のデータによると、バンコクの感染者48人のうち、タイ人46人、日本人1人、中国人1人。
また、チョンブリの新規感染者14人のうち、日本人が1人。

外国からの入国14人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
国籍は、タイ9、インド1、ミャンマー1、オランダ1、マレーシア1、アイルランド1。
出発国は、インド1、UAE6、バングラデシュ2、マレーシア1、スイス1、フランス1、イギリス1、トルコ1。

ここ1ヶ月あまりの感染者数の推移

左から病院で見つかった国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
ここ数日で一気に感染者数が増えてきた。

アジア各国の統計

日本は新規感染者2,031人で前日(2,220人)より減少。
フィリピンでは大きく減少。
インドで12万人越え。

チョンブリ県感染状況

4月8日、チョンブリ県発表による新規感染者は40人。
(CCSA発表によるタイ全国統計では14人となっているが、タイムラグによるものだろう。明日の全国発表ではチョンブリの件数が増えるはず。)

ムアン地区19人
シラチャー地区12人
バンラムン地区(パタヤ)4人
パナートニコム地区:2人
バンブエン地区:1人
パントーン地区:2人

大半は娯楽施設に関連した感染と見られる。

発表内で確認される日本人は4人。
シラチャーのVoice Barの従業員と接触した日本人2人。
バンコクのパブ(Top One)でDJをしているタイ人1人と日本人1人。
クリスタルクラブでの感染者と接触した日本人1人。

チョンブリでは現在510人に対する検査の結果を待っている。

4月8日14時時点で、チョンブリ県の出入りするを禁止するような命令や移動制限は出されていない。感染エリアからの旅行を禁止する命令も出されていない。
4月9日14時、状況を再評価するため、県疾病管理委員会の会合が開かれる。

おそらく、この会合でチョンブリ県内の娯楽施設閉鎖措置をどうなるか決定するはずだ。

CCSA臨時ブリーフィング概要

本来スケジュールになかったCCSAブリーフィングが急遽開催された。

主な内容は、緊急事態に対応するための措置についてだ。

・バンコクと園周辺の新しいクラスターは、UK変異株である可能性が極めて高い。これらのクラスターで最も影響を受けているのは、20代から30代の若い層。
・観戦エリアの娯楽施設への訪問は避けるように。これまでに21のバーやパブが影響を受けている。残りの感染者を探すためにに保健省は積極調査を行っていく。
・首相は、状況に応じて段階的に規制措置を強化する方針としている
・CCSAでは、41県の娯楽施設の一時閉鎖措置を検討している。レストランは含まれない。
・在宅勤務を推奨
・ゾーニングの変更は行わない。バンコクはレッドゾーンに分類されず現行のオレンジゾーンのままとなる。これは、各県の管理体制や県間移動に影響を与えないようにするため。移動制限は行わない。

娯楽施設閉鎖命令

全国41県の娯楽施設閉鎖については速報で記事にした。

関連記事:バンコク、パタヤ含む41県の娯楽施設一時閉鎖へ

その後、CCSAが閉鎖を承認した。

バンコクの娯楽施設クラスターで感染者が出ている20県。
他の県は、大きな都市を抱えており、多数の娯楽施設があるためとしている。
飲食店でのアルコール提供は通常通りに可能とのこと。ただし感染が確認されれば店は2週間の閉鎖命令が下されることがある。また各県は独自にすべての飲食店を閉鎖させる権限を付与される。

閉鎖はまだ最終決定ではない。
明日の閣議にて正式決定するものと見られている。
とはいえ決定はもはや確定事項だ。
バンコクもパタヤ(チョンブリ)も含まれており、全娯楽施設の閉鎖は時間の問題となった。
開始時期はまだ未定。閣議決定後に即時執行という話も出ており、そうなれば明日4月9日よりパタヤを含め41県の娯楽施設は閉鎖となる。

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