1月8日、日本の新たな水際対策措置が発表になった。
簡単にいえば、全世界からの入国者・帰国者に対して空港での検査と事前取得した陰性証明書の提出を求めるというもの。
空港での検査は1月9日からすでに始まっている。
陰性証明書の提出は1月13日から。
タイから日本に帰国する際には要注意。
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新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置
以下、外務省海外安全ホームページより引用。
2021年01月08日
●1月8日、日本において新たな水際対策措置が決定されました。
( https://corona.go.jp/news/pdf/mizugiwataisaku_20210108.pdf )
●本件措置の主な点をお知らせ致しますので、日本への御帰国等の際には、御留意いただくとともに、最新の情報を御確認ください。1月8日、日本において新たな水際対策措置が決定されました。本件措置の主な点は以下のとおりです。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言発出に伴い、同解除宣言が発せられるまでの間、全ての入国者・再入国者・帰国者に対し、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めるとともに、入国時の検査を実施します。具体的には以下のとおり検疫を強化します。
●非入国拒否対象国・地域(国内で変異ウイルスの感染者が確認されたと政府当局が発表している国・地域を除く)から帰国する日本人及び再入国する在留資格保持者(ビジネストラック及びレジデンストラックの利用者を除く)について、新たに、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めるとともに、入国時の検査を実施します。
●入国拒否対象国・地域(国内で変異ウイルスの感染者が確認されたと政府当局が発表している国・地域を除く)から帰国する日本人について、新たに、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めます。
●上記において、検査証明を提出できない者に対しては、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る。)での待機を求めます。その上で、入国後3日目において、改めて検査を行い、陰性と判定された者については、位置情報の保存等(接触確認アプリのダウンロード及び位置情報の記録)について誓約を求めるとともに、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の自宅等での待機を求めます。
●ビジネストラック及びレジデンストラックを利用して新規入国する外国人について、非入国拒否対象国・地域から入国する者に対して、新たに、入国時の検査を実施します。
●レジデンストラックを利用して新規入国する外国人のうち、非入国拒否対象国・地域から入国する者については、新たに、出国前72時間以内の検査証明の提出を求め、それを受入企業・団体に誓約させることとなります。
●ビジネストラックを利用して帰国・再入国する日本人・在留資格保持者に対しても、入国時の検査を実施します。また、渡航先での滞在期間にかかわらず、出国前72時間以内の検査証明の提出を求め、それを受入れ企業・団体に誓約させることとします。
(注)上記に基づく措置は、令和3年1月9日午前0時(日本時間)から行うものとします。ただし、上記に基づく出国前72時間以内の検査証明の提出は、令和3年1月13日午前0時(日本時間)以降に入国・再入国・帰国する者について求めるものとします。
⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C006.html
タイから日本への帰国時は?
1月9日からは、すべての入国者に対して空港での検査を実施。
1月13日からは、すべての入国者に対して陰性証明書の提出を義務化。
当然、タイからの日本入国も対象となる。
これまで、タイから日本へ帰国に際しては、空港での検査は不要だった。
これは、2020年10月30日、タイに対する感染症危険情報レベルが2に引き下げられたことに伴い、日本到着時の検査が免除されるようになったため。
が、今回の新しい措置は全世界が対象。タイからの帰国者も到着空港での検査が必要になった。
さらに、1月13日からは出国前72時間以内の検査証明の提出も必要となる。
もしも検査証明の提出ができない場合は、検疫所が指定する場所で待機し、入国後3日目に改めて検査を行い、陰性と判定されれば、国内移動が可能となる。
(厚生労働省より)
タイからの日本帰国のハードルが一気に上がった。
先週までは、陰性証明書どころか日本の空港での検査も不要だった。昔のようにパスポート一つで入国可能だった。
(質問表の記入は必要となっている)
空港での検査は時間が余計にかかるだけで済むが、13日からは事前にタイ国内で陰性証明書を取得しておく必要がある。
証明書には所定フォーマットが定められている。
任意のフォーマットでも可能だが条件あり。
詳しくはこちら
⇒https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html
バンコクやパタヤの病院でPCR検査並びに証明書取得
タイ国内の病院では、症状がなくとも自費でPCR検査を受けることができる。
証明書の発行も可能だ。
たとえば、日本人の利用者が多いサミティベートスクンビット病院では、4,500バーツで検査と診断発行をしている。
検査から診断書発行までは24時間以内。
日本政府指定のフォーマットで記入可能。
⇒日本帰国時のPCR検査について(スクムビット)21年1月11日現在
パタヤのバンコク病院でのPCR検査代は、3,800バーツとなっている。
証明書発行費用については不明。発行自体は簡単にやってもらえるはずだ。おそらく無料だと思うが、詳しくは問い合わせのほどを。
⇒https://www.bangkokpattayahospital.com/shop/en/screening-testcovid
サミティベートやバンコク病院は日本語対応可能。
安心ではあるが、そのぶんどうしても料金は高くなる。
他にもっと安価で証明書まで発行してくれる病院はあるはず。
1月13日以降に日本へ帰国予定がある人は、事前に調べておいたほうがほうがいい。
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