9月4日から7日まで4連休だったパタヤは、タイ人観光客でにぎわった。ラン島には2万人が訪れ、多くのタイ人がウォーキングストリートを歩いていた。
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最終日の7日にすでににぎわいは落ち着いていたが、連休明けの8日はさらに人が少なくなった。
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パタヤビーチ
8日日没前後のパタヤビーチ。
雲が出ていて比較的過ごしやすい天候だが、ビーチに人影はまばらだ。
早々に店じまいをしているビーチチェア業者も目立つ。
砂浜は広いが、人は少ない。
潮風に吹かれながらまったり過ごすには文句なしの雰囲気だが、さすがに寂しすぎるというもの。
さらに日が落ちてきたが、人は増えない。
ボート業者もすることがない。
連休中はラン島行きフェリーは大混雑だったようだが、タイ人客は割高なスピードボートを使うことはない。
外国人短期旅行者がやって来ないことには、スピードボートの需要はかぎりなく低いままだろう。
沖合いには豪華船上レストランがライトアップしているが、どこか虚しげだ。
おそらく客はほとんどいないだろう。
ビーチロードはがくっと交通量が落ちた。
セカンドロード、パタヤカンなどを走ってみたが、信号待ちでのわずかな渋滞以外は混雑なし。
ショッピングモールもがらがら。
まあ、これがここ数ヶ月のパタヤの平常だ。平日はどこも静まり返っている。
今では、これがパタヤの日常風景なのである。
バービアも苦戦
ソイブッカオは車の数はそれほど変わっていないが、バーで飲む客の数は明らかに減っていた。
ソイブッカオエリアは、長期滞在外国人が多いため、タイの連休であってもタイ人が観光客が増えることはない。
ただ、連休中は在住外国人が多く遊びに来ており、ここ最近では一番といってほどの人出だったように思う。
が、連休明けは客が激減。
駐在員は仕事があり遊びには出かけない。リタイア組も飲み疲れで自宅に。
大型連休明けなんて、タイにかぎらず世界中の観光地や歓楽街で同じことが起きる。
人がいなくなる。
ましてや、外国からの観光客がまったくいなくなったパタヤでは、新規客がやって来ることがない。
常連客が来店しなければ、店に客は来ない。
少し早めの時間帯から様子を見ていたが、開店から閉店まで客が1人もやって来ないバーも決して珍しくないほどだった。
完璧な開店休業状態。
客がいたとしても、せいぜい数組程度がぽつぽつとやって来る程度だ。
派手に飲むような人もおらず、ちょろっと飲んで帰っていく。
バービアの人たちも諦めモードだ。
出勤そのものをやめている人もいた。
いや、客が来ないのを見越して、そもそも開店していないバービアもあった。
それが正解かもしれない。
政府は、国内旅行促進のため新たに祝日を設けて再度の大型連休を検討しているという。
外国人観光客がメインのパタヤでは焼き石に水状態かもしれないが、やらないよりはましといったところか。
今月で滞在期間が切れて、タイを出国せざるをえないパタヤ長期滞在外国人も多いだろう。
今月後半からパタヤがどうなっていくか、不安材料しかない。
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