規制緩和第6フェイズで、タイ入国が認められる外国人グループを増やすことになった。
また、タイランドエリートカード保持者の入国を許可していくとのこと。
具体的な日程や詳細なガイドラインについては、おって発表される。
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規制緩和第6フェイズで入国が認められるグループ
1 タイの見本市や商品展示会に参加する外国人
見本市が終了するまで滞在が許される。
すでに6000人が、9月から12月の見本市に参加するために登録済み。
2 映画撮影のためタイを訪れる外国人
特定のスケジュールに従う必要がある。
3 カンボジア、ラオス、ミャンマーからの出稼ぎ労働者
建設業と食品業に限定する。
入国前に検査を受け、政府監督の下で14日間の隔離検疫が必要。
すでに労働客とビザを取得済みの労働者が69,235人。さらに新規の労働者が42,168人。
4 医療ツーリズムで訪れる外国人
治療と隔離検疫が終了すれば、タイ国内の移動は可能に。
すべての外国人は、出発前3日以内の検査と10万ドル相当の健康保険加入が必要。また、Alternatice State Quarantine用施設の予約も必要。
出稼ぎ労働者については、従来のホテル個室滞在型の隔離検疫では一人あたり最低でも2万バーツが必要で、雇用主の企業はそれを望んでいない。
よって、一つの部屋に複数人を収用できる独自の「Organaisational Quarantine(組織的検疫)」施設を手配することになる。
検疫中に施設から労働者が外に出るのを防ぐ措置が必要。
参照: https://www.bangkokpost.com/business/1955703/thousands-of-foreigners-to-be-allowed-entry
参照: https://www.nationthailand.com/news/30391749
タイランドエリートカードも入国可能に
第6フェイズでの規制緩和に含まれているのか判然としないが、タイランドエリートカード保持者のタイ入国も認めるとのこと。
入国時には、14日間の隔離検疫は必要。
タイランドエリートカード保持者のうち、7,255人のメンバーがタイ国外にいて、まず最初に200人がタイ入国が認められるようになる。
タイランドエリートカードとは、タイ政府観光庁が運営するタイ長期滞在用プログラムのこと。
メンバーとなれば、年単位でのタイ長期滞在が可能となる。
タイランドエリートカード保持者の入国が認められるとなると、仕事や留学や外交や治療といった特別な理由ではなく、単純に観光と滞在が目的での入国が認められる最初のケースとなろう。
タイランドエリートビザでのタイ入国は、滞在期限が1年間。その間は一度もタイ国外に出る必要はない。また滞在延長手続きをすれば期限が1年間延長可能。
今回の措置による具体的な入国可能時期については不明。
また、入国が認められるにしても、現在はタイへの国際線フライトが制限されており、外国人は帰国を希望するタイ人向けの特別便に同乗する形でのみ、タイへ渡航することができる。
順番待ちの状態となっており、早々にタイへのフライトに乗れるとは思えない。
入国しても14日間の強制隔離検疫は必要。
少しずつタイ入国規制が緩和されつつあるが、まだまだ厳しい状況は続く。
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