4月11日の夜、チョンブリ県が16回目の規制命令を急遽発表した。
4月30日までアルコール類の販売を禁止とする。
チョンブリ県にはパタヤが含まれる。よってパタヤでもこの規制は有効だ。
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パタヤ酒販売禁止
チョンブリ県の命令書は、11日の夜に公布された。
・4月30日までアルコール販売店は閉店せよ(ただし他の商品は販売可能)
・4月30日までアルコールドリンクの提供や交換は禁止
・4月30日までアルコールドリンクの輸送は禁止
・4月30日まで住居の外でアルコール類を飲むことは厳禁
読めばわかるように、酒は全部だめ。
売ってもいけない、提供していはいけない、輸送してもいけない、外で飲んでもいけない。
今部屋にある酒を部屋で飲むのは認めるが、それ以外は一切の酒はだめ。
ということになる。
命令発布と同時に即実行となっている。
外出禁止令が出ている夜間の時間帯に命令を出したものだから、あわてて買いだめに走ることも不可能。
これでパタヤからは酒もなくなる。
夜の店が真っ先に閉鎖され、次にレストランや商店が閉ざされて、ついにはアルコールも全面禁止となった。
パタヤビーチの遊歩道にゴザ敷いて飲み食いしているタイ人が多かった。ファランもビーチで飲んでいた。
さらには店は営業していないが店先のテーブルに集まって酒を飲んでいるタイ人とファランもけっこう目立っていた。
こういったこともあってアルコール全面禁止へ至ったのだろう。
また、理由として一番大きいのがソンクラーン。
本来なら4月13日からソンラクーンがはじまる。
ソンラクーン休暇自体は延期となり、各種イベントも延期ないし中止となっている。
が、タイの正月といえばソンラクーンに変わりはないし、毎年4月13日から15日なのも変わらない。
この時期はみんなで集まって宴会するタイ人は多い。
当然酒がつきまとう。
そこで一律に酒を禁じてしまおうという作戦なのだろう。
今回の酒類禁止令は、非常事態宣言下で発令された規則。
よって、違反が見つかれば、逮捕や懲罰の対象となる。
最高で懲役1年ならびに罰金10万バーツとなる。
バンコクをはじめ、タイ全土でアルコール販売禁止は広がっている。
ソンラクーンを前にして、最後のふんばりどころと見たのだおる。
それにしてもタイ政府や自治体は本気だ。
徹底的にやる。
緊急事態宣言が出されても飲み屋が営業しているような日本とは気合が違う。
まあどちらが正解かは終わってみないことには判断できないが、タイ政府の本気度はガチガチである。
感想
でも、まあ、4月30日まで20日近くもある。
要するに禁酒日が20日も続くわけである。
むろん通常時の禁酒日と同じく自分の部屋で酒を飲むことは可能。
でも買い置きしてあった酒がなくなったら、もう新規購入は不可能。
パタヤでもアルコール販売禁止令が出るのは予想はしていた。
こんなこともあろうかと、昨日のうちにビールを少し買い足しておいたが、まさか30日まで禁止になるとは。しかも夜間に発表からの即実行で翌日に買いだめに走ることも不可。
部屋に蓄えた酒の量では、20日分には到底足りない。
でも耐えるしかない。
早く終息してくれれば、それだけ早く外で酒が飲めるようになる。
今は試練の時だ。
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