LCCの場合、バンコクの利用空港はドンムアン空港となる。
ドンムアンからパタヤへの移動方法はいろいろとあるが、タクシー以外はけっこう手間がかかるもの。
ドンムアンからモーチットバスターミナルやエカマイまで移動してパタヤ行きバスに乗り換える方法や、ローカルバスでドンムアンからスワンナプームまで移動してパタヤ行きバスに乗り換える方法だ。
今回はこれまで一度も試したことがない方法でドンムアンからパタヤへ移動してみた。
とはいえ、これまでとの違いは、ドンムアンからスワンナプームへの移動に554番のローカルバスではなく、ロットゥーを使ってみたことだけ。
あとはスワンナプームからパタヤ行きのエアポートバスに乗るという定番コースとなっている。
広告
目次
ドンムアン空港からスワンナプーム空港へ行くロットゥー
ドンムアン空港とスワンナプーム空港を結ぶロットゥーについては、乗り場情報だけを以前に記事にした。
関連記事:ドンムアン空港とスワンナプーム空港を結ぶロットゥー(乗り合いミニバン)
実際に乗るのはこれが初めてとなる。
まず、日本からバンコクへのフライトは、タイ・エアアジアXによるXJ613便だった。
ドンムアン空港に着陸したのが13時20分。
機外へ出たのが13時32分。
イミグレーションが大混雑しており、無事にタイ入国を果たしたのが、14時14分。
トイレで用を足すなどしてから、到着フロアの1番出口へついたのが、14時22分。
ここから駐車場脇の道路沿いに歩いて行くと、スワンナプーム空港行きロットゥー乗り場がある。
歩いて1分くらい。
わかりづらいけどグーグルマップ
テントの下に販売窓口があって、スワンナプームまで行きたいと告げる。
運賃は60バーツ。その場で払う。きっぷはもらえなかった。
ローカル向けロットゥーのため、後部に大きなスーツケース置き場はない。
ただ、バックパックや小さめのスーツケースなら積んでもらえるし、座席の間に置くこともできる。
あまりにも大きなスーツケースがあるなら、バスやタクシーを利用したほうがいいだろう。
満員になったら出発するのがロットゥーというもの。
ちょうどわたしが最後の客だったようで、すぐに出発となった。
運転席と助手席の間の狭いサブシートだったが、まあ気にしない。
14時24分、出発。
今回はたまたま待ち時間ゼロだったが、場合によっては少し待つ必要があるだろう。
実際の運行間隔は不明。満員になったら即出発だろうけど、人が集まらなくても、ある程度時間がたったら出発するとは思う。
早朝や深夜の時間帯にはロットゥーが運行されていない可能性あり。
その時は大通りに出て、554番ないし555番のローカルバスに乗るのがいい。
ロットゥー乗り場から歩いて1分のところにローカルバス乗り場がある。
554番はおそらく24時間運行。夜中や早朝でもバスはやってくる。
関連記事:【ドンムアン空港からパタヤへ】554番バスでスワンナプーム空港、バス乗り継ぎ。2019年最新情報。
関連記事:ドンムアン空港からローカルバスでスワンナプーム空港やモーチットへ行く方法。バスを乗り換えてパタヤへ。
スワンナプーム行きの554番、555番バスは、ドンムアンからしばらく下道を走り、途中で客の乗り降りがあるが、ロットゥーはノンストップ。
高架道路ないし高速道路をずっと走っている。
スワンナプーム空港到着
15時10分、スワンナプーム空港ターミナルビルに到着した。
所要時間は46分だった。
ローカルバスより早いのは間違いない。
客の大半はここで下車したが、まだ他にも客は残っていた。
今回利用したロットゥー
このあとはスワンナプーム空港のトランスポーテーションセンターまで行くようだ。おそらくそこが終点。
パタヤ行きバスの始発はトランスポーテーションセンターとなっている。
またドンムアン行きのロットゥーもおそらくはトランスポーテーションセンターが始発となっているはずだ。
裏技的となるが、パタヤ行きバスに乗るなら、あえてトランスポーテーションセンターまで行ってしまうのもあり。
パタヤ行きバスはトランスポーテーションセンターが始発。それからターミナルビルに寄る形となっている。
ターミナルビルの窓口でチケットが売り切れていても、トランスポーテーションセンターではチケットが残っていることがある。
バス最前列の4席は非常用や僧侶用に確保してあり、直前になって開放されることがタイのバスでは多い。
おそらくその4席をトランスポーテーションセンターでは販売していると思われる。
よって、ターミナルビルで売り切れでもトランスポーテーションでは買えることがあるのだ。
実際、トランスポーテーションセンターから何度もパタヤ行きバスに乗っているが、毎回直近のチケットが購入できている。
とはいえ、単なるわたしの推測だし、絶対とはいえない。
たぶんこういうことになっていると思うが、安全策を取るなら、スワンナプーム空港のターミナルビルで下車しておくといい。
スワンナプーム空港発パタヤ行きエアポートバス
ドンムアンから乗ってきたロットゥー、スワンナプーム空港で降りた場所は、ターミナルビル1階の端っこ。
パタヤ行きのエアポートバスのチケット売り場の反対側なのが面倒くさい。
もっと前まで行ってほしかった。
タクシー乗り場の脇をひたすら歩いて8番ゲート付近まで移動。
15時14分、チケット売り場到着。
ちゃんとレーンができていた。
パタヤまで一人130バーツ。
ガソリン代が下がったときに一度値下がりしたが、また元の価格に戻ったようだ。
注意書きが剥げていてはっきりしないが、バスへの大型預け荷物は有料となっている。
おそらく20kgを越えると有料となる。20バーツから。
バスで荷物を預ける際に支払うシステム。
購入できたバスチケットの出発時刻は16時。
45分待ち。
一休みするには逆にちょうどいい。
日本を出発してからまだ1本もタバコを吸っていない。
バスチケット売り場横の8番ゲートから外へ出る。
フードコートを左手に見ながらひたすら直進。
すると、喫煙所がある。
灰皿が設置してあるので正規の喫煙所のはずだ。
ターミナルビルから徒歩2,3分。そんなに遠くもないが、微妙にうざったり距離。
まあしかたないですな。
次にフードコートで食事。
バスチケット売り場のすぐ近くにある、Magic Food Pointだ。
クーポン制になっていて、入って左側のカウンターで先にクーポンを購入する。
基本100バーツ単位。余ったぶんは、あとで返金してもらえるので、普通に100バーツや200バーツぶんを買えばいい。
バミーナムペットが65バーツ。
鴨肉ラーメンですな。
味はいたって普通。
あとカフェイエン(アイスコーヒー)が15バーツ。
最後に余ったクーポン20バーツ分を返金してもらう。
スワンナプーム空港からパタヤへ
16時02分、チケット売り場近くで待機していると、「パタヤ~パタヤ~フォーピーエム」と係員から声をかけられる。
乗客みんなでぞろぞろと乗り場へ移動。
預け荷物がないなら、そのまま乗車すればいい。チケットはドライバーにもぎってもらう。
席は指定。
上部の荷物棚付近に番号が書いてある。
決められたシートに座りましょう。
車掌がパタヤでの降車場所を聞いて回る。
ざっくり言えば、ノースパタヤ、セントラルパタヤ、サウスパタヤ、タップラヤー。
地図を示してくれるし、ホテルなど自分の最終目的地を告げれば最適な降車場所を教えてくれる。
16時15分、定刻より15分遅れでバスは出発。
あとはパタヤ市内までノンストップだ。
パタヤ到着
17時43分、最初の停車場所であるパタヤヌア(ノースパタヤ)へ到着。ナックルアとも言われる。
主なホテル名やターミナル21といった主要施設の名前も告げてくれる。
ノースパタヤやナックルアへ行くならここで下車。
17時51分、パタヤカン(セントラルパタヤ)に到着。
セントラルフェスティバルやソイブッカオへはここで下車。
バイクタクシーやソンテウが待機している。
バイタクならソイブッカオまで80バーツか100バーツほど。
節約派は、スクンビット通りを渡ってさらに歩くと乗り合いソンテウ乗り場へどうぞ。
本数は少ないが10バーツでソイブッカオ入り口まで行ける。
バスはこのあと、パタヤタイ(サウスパタヤ)とタップラヤーに停車する。
ウォーキングストリートに行くならサウスパタヤ下車でいいだろう。パタヤカン同様、スクンビット通りを渡って少し進んだところに乗り合いソンテウ乗り場がある。ウォーキングストリートまで10バーツ。そのままセカンドロードを北上していくので、セカンドロード近辺のホテルへ行くには便利。
最後のタップラヤーは、ジョムティエンと言われることもある。
ここが終点で、エアポートバスターミナルとなっている。
タップラヤー通り沿いで待っていると、パタヤ行きの乗り合いソンテウが走っており、10バーツでパタヤ中心部へ行ける。
大回りとなり所要時間はかかるが、歩く距離は少なくてすむのが利点。
わたしはパタヤカンで降りてさくっとバイタクでソイブッカオへ移動した。
夕方の時間帯は各所で渋滞するがバイクなら回避可能。10分とかからずにソイブッカオの宿に到着した。
所要時間と費用
ドンムアン空港でロットゥーに乗ったのが、14時24分。
スワンナプーム発パタヤ行きバスが出発したのが、16時15分。
最終的にパタヤでバスを降りたのが、17時51分。
ドンムアンからパタヤまでの総所要時間は、3時間27分となった。
昼間から夕方にかけての時間帯での移動にしては悪くないと思う。
かかった費用
ロットゥー:60バーツ
エアポートバス:130バーツ
バイタク代:100バーツ
合計:290バーツ
ドンムアンからパタヤに限定すると190バーツ。
パタヤでの移動を乗り合いソンテウにすれば、もっと安くなる。
ドンムアンからA1エアポートバスを利用してモーチットバスターミナルまで移動すると30バーツ。
そこからパタヤ行きバスが120バーツほどなんで、合計150バーツ。あとパタヤ市内のソンテウないしバイタク代がかかるのは同じ。
ドンムアンから554番バスでスワンナプームへの運賃は35バーツ。
ロットゥーよりも25バーツ安いが、ローカルバス利用のため若干敷居が高いのと、下道を通ることが多いためロットゥーよりも時間がかかるのが難点か。
スワンナプーム到着後はエアポートバスを使うので、あとは同じ。
合計165バーツ+パタヤでの移動代。
ドンムアンからタクシーを利用すると、空港タクシーだと2000バーツほどで、あらかじめ手配しておく1500バーツ前後だろうか。
所要時間は2時間ほどだが、一人で利用するとなるとどうしても高くなってしまう。
荷物が多かったり、グループでの移動ならタクシーでいいと思う。
まとめ
タクシー以外でドンムアンからパタヤへの移動手段としては、このロットゥーとエアポートバスを使った方法が一番いいと思う。
個人的にはすごく気に入っている。ロットゥーは使い勝手がよい。
もちろん荷物が多かったり、ロットゥー運行時間外はこのかぎりではない。
とりあえず、ロットゥーとパタヤ行きバスが出ている日中ならば、もっとも無駄のない移動方法だ。
広告