かつてはスーパーベイビーと並んでパタヤ屈指の人気を誇ったスーパーガールがついに閉店した。
先月訪れた際には、このように電気が消えていた。
ちょうと禁酒日前後だったため、たまたま休業していたのかもとその後様子を見ていたが、先週末に立ち寄ってみると、新しい店舗の看板に変わった。
店名も変わって、エンジェルに。
スーパーベイビーとスーパーガール
スーパーベイビーが閉店したのが2016年1月末のこと。
閉店する直前に入店したときの感想は記事しておいた。
関連記事:ひさびさにスーパーペイビーへ入ってみたら、客が一人だった件
スーパーガールのほうは、経営者が日本人に変わりながらも、同じ店名で経営を継続していた。
が、スーパーベイビーに続いて、スーパーガールも閉店。
ついに、あのスーパーの名が付く2店が消滅したことになる。
10年ほど前のパタヤを知っているものにとっては、少々感慨深いものがある。
経営者変更後のスーパーガールには何度か入店したことがあるけれど、これといって特筆すべきこともなかった
昔のスーパーガールとは明らかに別物だった。
はたして全盛期のスーパーベイビーとスーパーガールがいつだったのかはっきり言えないけれど、2008年から2010年にかけて、わたしが足繁く通っていた頃は、それはすごかった。
それ以前はもっとすごかったかもしれない。
開店前から日本人が列をなし、入店と同時に即ペイバー。
高速置屋状態だったとも聞く。
実際、わたしの友人は、ダイヤモンドビーチホテルに宿泊して、開店と同時に店に入り、一番好みのダンサーを即決ペイバーして持ち帰る毎日を過ごしていたほどだった。
それほどまでにダンサーのレベルが傑出していた。
少々オーバーな表現を使えば、日本ではアイドルやモデルでやっていけそうなルックスとスタイルの女性が多数揃っていた。
人気が出るのも当然。
しかも、料金は良心的価格を維持。
たしかバーファインが600で、ショート1500、ロング2500バーツでずっとやっていた。
他店が値上げしても据え置き。(末期には値上げしていたようだが)
ただし、全額前払いがデフォルトだった。
で、ロングで連れ出しても、早帰りが続出。サービスもおざなり。地雷多数。
わたしも痛い目にあっている。
前払いのロングで連れ出したのに、腹が減ったから飯食べに行くと言い残して、早帰りされたこともある。帰ってくるとも言っていたが、もちろん戻ってこず。前払金も当然返還されず。
今思い起こせば、コミュニケーション不足だった面も否めないが、せめて朝6時くらいまではいてほしかった。
そんな事例が頻発したと思われる。
ダンサーたちはスレスレになってしまい、わたしも含めて、スーパーから足が遠ざる客が増えていった。
次第に客が減っていくスーパー2店。
するとダンサーたちも他店へ移籍していく。
ちょうど新しい店もできて、ダンサーたちの流出が止まらなくなる。
スーパーではロング2500のところ、他店では3000や4000。
さらに給料も高い。
たしかスーパーでは月給制だったはずだが、他店ではコヨーテシステムを導入して、10日で1万もらえるようになっていった。
で、ダンサーと客の集まらなくなったスーパーベイビーと旧スーパーガールはとうとう終焉となった。
ある意味、スーパーベイビーもガールも良心的な経営方針ではあったのだ。
大幅な値上げもせず、交渉いらずで誰でも同じ価格で遊べた。
サービスのあたりはずれはともかくとして、相手のルックスだけを頼りにペイバーすることに関しては、パタヤ最高のゴーゴーだったことは間違いない。
それゆえ日本人から絶大な人気を得た。
でも、変わりゆくウォーキングストリートのゴーゴー事情に逆らいながら、頑なに以前のスタイルを継続しようとして、失敗した。
おごりもあっただろう。
時代の流れにあらがうのは難しい。
昔は昔。今は今。
ウォーキングストリートも変わっていく。
最近ではLKメトロでも変わりつつあるほどだ。
関連記事:リニューアルオープンしたThe Office 訪問レポート。LKもウォーキング化が進むのか。
昔を懐かしむのもいいが、今を楽しむしかない。
未来のことは誰にもわからない。
ピンナップ(Pin-Up)
さて、スーパーガール閉店を目の前にして、どの店に入ろうかと思案。
現在日本人人気が高いゴーゴーはどこだろうか。
未だにバカラも強いだろう。
スーパーベイビーの凋落とともにバカラの隆盛が始まったともいえる。
そのバカラもダンサーの高齢化が進みつつあって人気に陰りが出ている。が、それでもまだバカラは健在。
ハッピーもしぶとく生き残っている。
あとは、パレス、センセーションズあたりがやはり強いか。
そして、最近はタントラとピンナップが人気のようだ。
そういえば、ピンナップに知り合いが移籍した。
先日、道端で出くわした時に教えてもらった。ピンナップには、若くて綺麗な女性がいっぱいだよと。
確かに人気はありそうだ。
禁酒日夜という特殊な条件だったが、「FULL」と立て札がしてあって、入店すらできなかったこともある。
と、ピンナップに入ってみる。
週末の深夜の時間帯で客入りは6割ほど。楽々と席に座れた。
ローシーズンにしてはがんばっているほう。
客がいないと寂しいが、客が多すぎても長居し辛い。
これくらいがちょうどいい。
知り合いを探すが見当たらない。
まあペイバーされたのだろう。
しょうがない。
ゆっくりステージを鑑賞しよう。
トップレスで踊っている。おそらくモデルチームだろう。
思いっきり期待していたが、このラインナップはかなり期待はずれ。
特にどうということはないウォーキングストリート標準レベル。
ゆっくり客席を見回してみると、接客中のダンサーのレベルが高いことに気づく。
タンクトップ系の衣装で、コヨーテチームだろう。
顔もいいスタイルもいいコヨーテがうじゃうじゃういるじゃないか。
待機中のコヨーテもレベル高い。
モデルチームのステージが終わり、次はコヨーテに交代。
いやあ、これは素晴らしい。
若い、細い、かわいいのオンパレード。
平均レベルが実に高い。
どこを指さしてもペイバー可能なレベル。まあ、さすがにこれは言いすぎだが、半数ほどは普通にペイバーしてもいいと思える。
パレスやセンセーションズと似通ったラインナップだが、ピンナップのほうがダンサー数が少ないぶん、粒ぞろいの印象が強い。
集まるところには集まるものだ。
週末の深夜だけに、すでにペイバーされている人気ダンサーも多いはず。
それでもこのレベルを維持しているのだからすごいとしか言いようがない。
営業はそれほどしつこくない。
ほどほどにやってくる程度。
テキーラ売りもあっさり引き下がってくれる。
と同時にドリンクを出している客への気配りはしっかりしている。
タイ人男性マネージャーが笑顔で動き回っている。
ママさんがダンサーたちの動きに目を光らせている。
あと、ファランのボスらしき男性もフロアにいて、客たちに挨拶回り。
うるさくならない程度に客とダンサーをケア。
バー全体の雰囲気がいい感じだ。
しかもコヨーテたちのレベルが高い。
これは人気が出ても当然。
客層はアジア系7割にファラン3割ってところ。
中国韓国が多そうな印象だが、きっちりファラン客も確保している。
時期的な要因を考えれば、これは立派なもの。
人気店には人気になるべくしてなる正当な理由がある。
ペイバーもしなければ、レディドリンクの進呈もなかったが、楽しい時間を過ごすことができた。
ピンナップの人気は納得。
他の人気店からさらにダンサーと客が流れてくる可能性もあるなあ。
ただ箱自体はそれほど大きくないし、パレスのようにステージも客席もぎゅうぎゅう詰めになるのは勘弁してほしい。
新店舗も続々とオープンしていくウォーキングストリート。
はてはて、これからどうなることか。