3日目
昼飯カオパット
ソイエキサイト脇道にある食堂へ。
ここは日本語メニューが置いてあり、非常に使い勝手のよい食堂だ。
昼食の時間帯を過ぎていたせいか、客はゼロ。
猫が暇そうに寝ていた。
今回は定番のカオパット(焼き飯)を注文。具は豚(ムー)で。
すぐさま調理を開始してくれる。
待ち時間がかからないのがうれしい。
カオパットは意外と当たり外れの多い料理だ。
ごはんの炒め方で食感と味が大いに左右される。
ここのカオパットは当たりだった。
パラっとした絶妙の炒め加減。味付けもくどくもなく、あっさりしすぎてもいない。
マナオ(ライム)をしぼって、ナンプラーを軽くふりかければ、さらに風味が増す。
けっこううまい。
少なくとも表にあるブッカオ名無し食堂のべちゃべちゃカオパットよりは、格段にうまい。
そりゃあもちろん、他の値が張るレストランに比べれば味は落ちるかもしれない。
でも50バーツでこの味と量を提供されたら文句は言えない。
しかも待ち時間はほぼゼロ。
混んだら困るけど潰れても困る。
ほどほどにがんばってほしい食堂である。
関連記事:ソイエキサイト脇道の食堂は日本語メニューあり。味は普通だけど使い勝手は良し。
晩飯はバミーナム
夜になり、再度外出。
今夜は、ブッカオ南側のバービアを回る予定。
その前に腹を満たさねば。
よく利用するファミリーマート前の屋台食堂へ。
クィッティアオとカオマンガイがメイン。カオムーデーン(焼き豚丼)も置いてある。
営業は夕方から。
今回は無難にバミーナムを注文。
約2ヶ月ぶりの訪タイなので、とりあえず定番メニューを1つずつ味わっているところ。
ここのバミーは、まずまずおいしい。
決して特上の味ではないけれど、バービアめぐり前後に味わうにはまったく問題ない。
もうちょっとスープが熱かったらなあ。
関連記事:ブッカオのおすすめバミー屋台
ブッカオ南側のバービア捜索
腹も満たされたところで、ソイブッカオ南側のバービア捜索開始。
火・金市場付近からブッカオ沿いにあるバービアをしらみつぶしにのぞいていく。
バービアめぐりは、足でかせぐ。これが基本である。
バイクで移動すると楽でいいが、細かいところを見落としてしまう。
まだ不慣れな新人バービア嬢は、あまり声をかけてこず、ベテランバービア嬢の中で埋もれていることが多い。
そこを見落とさないための徒歩移動なのである。
これが面倒だと思う人は、バービアめぐりには向いていない。少なくとも新人嬢探しは難しい。
まあ、たまたま入ったバーで思わぬ拾い物が見つかったりすることもあり、出会いは気まぐれだけど。
が、ローシーズンまっただ中のパタヤ。
どこも閑古鳥が鳴いている。盛大に鳴いている。まさに大合唱だ。
とにかく客がいない。
たまに見かけるのは長期滞在と思しき沈没系ファランのみ。
もともとブッカオ南側のバービアには沈没系ファランが多いけれど、さらに拍車がかかっている。
アクションストリート
バーは開いているけど、ほとんどのバーで客はゼロか一人だけ。
入り口右手すぐのバービアだけは、バービア嬢も客もそこそこいて賑わっていた。
あとはガトゥーイ専門バーくらいかな。
2階建てバービア群、ブルーラートゥリー
ほぼ壊滅状態。
2階につづいて、1階までやばいことになっている。全部で3店舗くらいしかオープンしていない。
もうのぞく価値なし。
けっこう好きだったんだけどなあ、ここ。
ハイシーズンでの復活を期待しよう。
結局、ブッカオにある知り合いのバービアへ。
ママさんに捕獲されてしまった。
ママさんもバービア嬢も、とにかく口を開けば「ニアップ ニアップ」と繰り返す。
客がいなくて静かなことをニアップという。
ニアップ マーク
ニアップ マークマーク
ニアップ マークルーイ
語尾で強調させて、ひたすらニアップを連呼。
それくらい客がいない。
たまに常連ファランがやってくる程度かな。
でも、金持ちファランなのか、すぐにリングベル。
ありがたくビールをいただく。
だらだらと更けていくソイブッカオの夜である。
もう新規開拓はあきらめて、なじみのバービアへ移動。
ここも客はゼロ。
ママさんは、「ニアップ ニアップ」を繰り返す。
いや、ほんとひどい客足だ。
買い手市場間違いなし。
選び放題だ。
この時期にパタヤへ訪れる人は、ぜひバービアにも足をのばしてほしい。
結局、バービアが閉店する深夜2時過ぎまで、客はわたし一人だった。
おまけに閉店準備まで手伝わされた。
飲んだビールのグラスも自分で洗う。
わたしがシャッターを降ろして、閉店がらがら。
だめだ、こりゃ。