27日目
パタヤのイミグレーションで手続きあれこれ
そろそろノービザ入国での滞在期限30日が迫ってきた。
いいかげん、滞在延長のメドをつけておかないと、昨年のように急遽ラオスへのビザランを強いられることにもなりかねない。
関連記事:急遽、ラオス・ビエンチャンへのビザランをすることに
まだ3日の猶予があるとはいえ、早い目に手を打っておくべきだ。
と、ようやく重い腰を上げて、ジョムティエンのイミグレーションへ向かった。
すでに時刻は午後1時ころ。時間がもったいないので昼食は後回しだ。
まずは無事に、ノービザ入国での滞在期限30日延長の許可を受ける。
意外と簡単だった。
関連記事:タイ、ノービザ入国での30日滞在期間延長申請のやり方。パタヤのイミグレーションオフィス。
続いて、銀行口座開設のための居住証明書を申請。
書類が出来上がるまで30分かかると言われたので、ようやく昼飯にする。
関連記事:タイの居住証明書の取得方法。タイの運転免許証取得や銀行口座開設に必要。
イミグレーション付近には食べ物屋台が出ていなかった。あるのはフルーツ屋台だけ。
ジョムティエンのビーチロードまで行けばたくさんありそうだけど、あまり動きたくない。
結局、近所のコンビニでハンバーガーと缶コーヒーを購入。
イミグレーション横の喫煙所テーブルで一息つく。
こういったわずらわしいお役所手続きの最中は、あまり食欲がわかない。
申請が許可されるかどうかの緊張感とプレッシャーで食事が喉を通らないのだ。
こんな簡単な食事をするのがせいぜい。
基本的に小心者なわたしである。
そのくせ、ろくに情報を仕入れずに行き当たりばったりで、イミグレーションの手続きしたり、国境越えしたりする。
その昔、90年代のバルカン半島を陸路で縦断した時、まったく調べもせずにボスニアに入ったはいいものの、そこから先へ進めずに難儀した覚えがある。
アメリカドルは通用しないし、国連の装甲車が走り回っているし、変な警察官みたいな奴にからまれるし、大変だった。
まあ、それでも何とかなってきたし、気合と少々の現金があれば、おおかたのトラブルは片付けられるものである。
たぶんこれからも大丈夫だろうと根拠もなく楽観視しているが、そのうち酷い目に合いそうな気もするなあ。
行き当たりばったりも楽しいけど、情報収集も大事だよね。
無事に、タイ居住証明書もゲットして、イミグレーションをあとにする。
そこそこの出費となった。
滞在期限延長の申請代:1900バーツ
居住証明書:300バーツ
写真が合計3枚:150バーツ
コピー4枚:20バーツ
合計:2370バーツ
あとソンテウ代が30バーツ。
総合計2400バーツ。
移動時間、待ち時間など全て含めた所要時間が4時間くらい。
まあ、ラオスへビラザランするより遥かにマシだな。
これで、あと30日はタイ、パタヤに滞在できる。
ありがたい話だ。
帰り道、さっそくに銀行に寄って、口座開設の詳しい話を聞く。
口座開設は問題ないとの返事だったけど、結局いろいろあって、口座開設は後回しにした。
実際に口座開設をした時に、詳しく記事にする予定。
しばらくお待ち下さい。
サードロードのローカル向け日本式焼き肉店「ウマミ」
夜
サードロードを散歩。
かなり南側、サウスパタヤロード近くに日本の赤ちょうちんが見えた。
ジャパニーズスタイルグリル。
焼き肉だな。
店名がUMAMIとある。ウマミ、旨味か。
ムーガタのような鉄板鍋ではなくて、日本の大衆焼肉店にあるようなロースタータイプのコンロ。
最近はあまり見かけなくなってきたけど、こういうヤツ。
ガスではなくて、カセットコンロかな。
客のタイ人たちが、ジュージューと肉を焼いていた。
ちょっと懐かしい昭和の香りをパタヤでかげるとは思わなかった。
メニュー等は確認していないけど、サードロードのローカル向けなんで、たぶんそんなに高くないような気がする。
イミグレーション手続きのプレッシャーから解放された勢いで、思わず入店しそうになったが、ここはぐっと我慢。
これ以上の無駄な出費は極力抑えねば。
それに、パタヤまで来て一人焼肉でもあるまいて。
晩飯は唐揚げと魚の干物
そんなわけで屋台で節約食となる。
ブッカオの市場で食材を吟味。
まずは、大好きな唐揚げ串。
1本10バーツを2本。
タイの唐揚げは骨付きが多いけど、これは骨なしでとても食べやすい。
コロモもさくっとしており、肉もそこそこ柔らかい。
日本で出しても充分通用しそうな味だ。
フライドチキンというより、これはもう普通に唐揚げ。
ついでにカオニャオを5バーツ分購入。
ついで、別の屋台へ。
魚の干物を購入。20バーツ。
画像一番左端の袋入りのヤツ。
魚の種類は不明。
かなり塩っ辛いのが難点だけど、カオニャオやビールにはよく合う。
ちなみにみりん干しもあって、これはもう日本のみりん干しと同じ味。
本日の夕食代、合計45バーツ。
焼き肉よりかはかなり安く済んだはず。
バービアで飲むビールがうまい
で、屋台で購入した食材をバービアに持ち込んで、ビールを飲みながら食事。
外国人が干し魚を食うのが珍しいのか、タイ人にからかわれた。
日本では普通に食べるよと言い返しておいた。
こんなに塩辛くないけどね。
例のタトゥーショップ経営のタイ男が、また遊びに来ていて、またまたロティを注文。
少し分けてもらい、塩辛い干物のあとは、激甘ロティで舌を和ませた。
バービアのオーナーファランが本国よりパタヤへ戻ってきていた。今日タイに着いたばかりだという。
ひさしぶりの再会だ。もうすっかりおじいちゃんだけど、まだまだ元気そう。
そのビッグボスが記念にリンガベル。
全員に酒を振る舞ってくれた。
ありがたや。
ファランとタイ人だらけで完全アウェーなはずだけど、なんだか、愉快で気のおけない地元の仲間に囲まれているような気分。
無事に滞在延長ができたこともあり、今夜のビールは格別においしい。
バービアでビール2本140バーツ+チップ20バーツ
リンガベルでもらったビール1本
160バーツで楽しい酒となった。
最後は虫料理メンサディン
バービアをあとにして、ソイLKメトロを歩いてみる。
とあるバーの呼び込みに声をかけられる。2年以上前からの知り合いだ。
前を通るたびに、差し入れちょうだい、とうるさい。
いつもは買わずにスルーしているけど、今日はちょっと気分がいいのだ。
20バーツくらいなら買ってあげましょう。
我ながらセコイが、これくらいが限界だ。きりがない。
本日のおねだりは、虫料理。まあ、イサーン人のおやつのようなもの。
バッタやタガメや蚕やさそりなどがずらりと並ぶ虫屋台。
パタヤの虫屋台率は異常なほど高い。
それほどイサーン出身者が多いということなのだろうけど、ブッカオ界隈では道を歩けば虫にあたるくらい多い。
呼び込み嬢が欲しい虫の種類をタイ語で何やら言っている。
ん?
うまく聞き取れない。
メンダーやタカテーンなら知っているけど、それではない。
何度も聞き直して、ようやく判明。
「メンサディン」と言っている。アクセントは、「メ」が一番強めで。
で、そのメンサディンとやらを虫料理屋台のおじさんに伝えると、こんがりと油で揚げられたコオロギの出来上がりと相成った。まあ、元々こんがりとした色をしているけど。
やや小ぶりのコオロギの一種かな。
調理前のアップの写真も撮ったけど、かなりグロい仕上がりになったので、掲載自粛。
呼び込み嬢は実においしそうにボリボリと食べておりました。
イサーン出身嬢には、ぜひ「メンサディン」を進呈してあげましょう。
たぶん、喜んでくれますよ。
ま、コオロギを食べたその口と、唾液の交換的行為がしたいかどうかは別問題で。
予算に余裕があれば誰かペイバーしたいところだけど、イミグレーションで結構な出費となってしまった。
ここはグッと我慢。
それでも、とても有意義で楽しい夜となった。
カネはなるべくかけずに遊びましょう。
本日はこれにておしまい。