25日目
パスタとガパオ
昼食はコンビニ弁当のスパゲッティ。37バーツ。
買い置きしてある食パンと一緒に食べる。
安上がりでよろしい。
貧乏が身にしみる。
夕方、屋台で定番のガパオムーカイダーオ。
店によってはガパオに入っているインゲン豆のような野菜があまり好きじゃない。
味以前に、奥歯で噛んだ時のニュルっとした食感が苦手。
ちょっと調べてみると、トゥアファックヤーオという豆らしい。
トゥアが豆、ファックはわからないけど、ヤーオは長いって意味かな。
できれば入れてほしくない。入れるにしてももっと細かく切って欲しい。
そんなわけで、バジルとひき肉と唐辛子だけのシンプルなガパオのほうが好き。
でも、この屋台のガパオ自体はまずまずの味。
まあ、化学調味料満載の味なのはいかんともしがたいけど、やはりおいしく感じてしまうのだ。
目玉焼きをつけて50バーツ。
パタヤのマッサージ店
夜10時頃、ひさしぶりにタイ式マッサージへ。
最近はめったにマッサージをしなくなった。
肩が凝らない体質のせいもあるけど、上手でないマッサージ師にあたった場合、ただ痛いだけの結果に終わることがあり、よほど疲れた時以外は行かなくなってしまった。
今回の店はブッカオ沿いにある小さなマッサージ屋。
タイマッサージ1時間150バーツ。
以前は100バーツだったが、最近値上がりしたようだ。
ブッカオのマッサージは軒並み1時間150バーツが相場となってきた。
パタヤカン(セントラルパタヤロード)近くには、いまだに1時間100バーツのマッサージ店が並んでいる。
このあたり一帯
あとソイエキサイトから細い路地を入ったところのマッサージ屋も100バーツを維持している。ちょっとガラが悪いけど。
ただこの辺りも、150バーツに値上がりするのは時間の問題かな。
まあ、いままでの100バーツがちょっと安すぎたのかも。
ちなみにビーチロードからセカンドロードにかけてのマッサージ店は、ほとんどのところが200バーツ。
たまに150バーツの店があればラッキーなくらい。
サードロードを越えると安くなりそうなものなんだけど、意外と普通で150バーツか200バーツ。
他にも探せばあるかもしれないけれど、ブッカオの100バーツがパタヤでは一番安いんではなかろうか。
で、一時間150バーツで久々に受けたタイ式マッサージ。
背中から首にかけては気持ちいい。あと、頭を指でシュポッとやられるのもすっきりする。
全身を延ばすような少々アクロバチックなストレッチ系も気持ちいい。
足を重点的にやられると痛いだけなのはいつものこと。
本当にうまい人にやってもらうと極楽の境地へ到達できるようで、マッサージ好きの友人などは、あまりの気持ちよさに爆睡してしまうらしい。
わたしはなかなかその境地には達せずにいる。
最後にマッサージ師へチップ50バーツ進呈。
マッサージ後、店の前でマッサージ師のおばさんたちに食事にまぜてもらう。
ソムタムやら焼き鳥やらカオニャオやらカノムジンやら。
近くに知り合いのバービアがあり、ママさんに声をかけてビールを運んでもらった。
ソムタムが辛くて、ついついビールを追加。
外国人がソムタムとカオニャオを食べると、タイ人はすぐに喜んでくれる。
こういった他愛のないコミュニケーションがマッサージと同様に心地いいよね。
マッサージでわたすチップの額について
さて、タイのマッサージ屋でちょっと戸惑うのが、最後に渡すチップの額についてだ。
マッサージ好きの友人とも議論になることもしばしば。
簡単そうに見えて、なかなか結論が出ないチップ問題。
タイ初心者の頃は、1時間150バーツくらいのマッサージでも普通にチップで100バーツ渡していた。
でも、ふと考えて、マッサージ代が1時間150バーツなのに、チップを100バーツも渡す必要があるのかと。
バンコクでマッサージ屋を経営している日本人の方と話をする機会があった。
マッサージ師たちは、基本給なしの歩合制で雇っているらしい。
マッサージ料金の半分が取り分。
あとはチップで儲ける。
なるほど、たしかにマッサージ師にとってチップは死活問題だな。
すべてのマッサージ店が同じシステムがどうかはしらないけど、おそらく似たようなものだと思う。
1時間100バーツだとすると、取り分が50バーツか。
1時間力仕事して、たった50バーツ。そりゃあチップを欲するのも当然だ。
でも、それは店側の経営方針に過ぎず、客側があまり忖度することでもないだろうしねえ。
たまにタイ女性を一緒にマッサージへ連れて行くことがあり、彼女たちにチップについて聞いてみると、20バーツか50バーツかなという答え。
うーん、でもさすがに20バーツはちょっと可哀想な気もする。
で、友人たちと協議の結果、店のマッサージ料金にかかわらず、チップは50バーツという結論に落ち着いた。
20バーツは少ない、100バーツはあげすぎ、よって50バーツという一種の折衷案のようなものだが、意外といい線ついているような気がする。
マッサージ屋へ行く前に、財布の中に50バーツ紙幣を用意しておくのがポイントだ。
もしくは150バーツの店なら200バーツ払ってお釣りの50バーツをマッサージ師へ渡す。
そんなわけで、実に個人的な意見だけど、1時間ごく普通に揉んでもらった時のチップは50バーツが妥当なんじゃないかと思う。
少なくともわたしはそうしている。
他の店員とおしゃべりしまくりったり、携帯電話で話しながらとかテレビを見ながらの手抜きだったら20バーツ、もしくはゼロ。
いやもう最高、1時間のところを2時間に延長だ、おばちゃん腕いいねえ、と感激したなら、100バーツでも200バーツでもお好きなだけ。
もしくはチップは50バーツだけど、毎日のように指名でリピーターになるとか、感謝の方法はいろいろあると思う。
高級スパなどは、また別の話になるかな。
あくまでパタヤの大衆マッサージ店の話。
マッサージに限らず、チップについては、はっきりとした結論なんて出しようがない。
頑としてチップは渡さないという人もいるだろうし、最低100バーツは必ずあげるべきだと主張する人もいるだろう。
もうお好きにどうぞと言うしかない。