ラオス旅行記9
バンビエンに2泊したが、まったく観光らしきことをしていない。
てきとーに川と山を見て、飯食って、少々夜遊びしただけ。
まあ、元々バンビエンなんて典型的な沈没地だ。きばって観光するようなところではない。
第一、昼間は暑すぎた。
6月のラオスは暑いってもんじゃない。ほぼ日中の行動は不可能。
地元ラオス人はまったくといっていいほど動いていない。レストランはオープンしているが、従業員は昼寝。トゥクトゥクドライバーも寝ている。
歩いているのは、ファランと韓国人くらい。
もしくは、ツアーでブルーラグーンで水に飛び込むか、涼しい洞窟に逃げ込むか。
それくらい暑かった。
たぶん、若いリア充バックパッカーどもは、ブルーラグーンでウェイウェイやっているんだろうね。
おっさんはエアコンの効いた部屋でまったりする。
そんなわけでバンビエンの観光情報は一切なし。
が、何もしなくとも腹は減る。
バンビエンのグルメ情報だけお届けしよう。
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サンドイッチ
ラオス名物といえば、カオジー(カオチー)と呼ばれるサンドイッチだ。
フランスパンに、肉や野菜を挟んだもの。
オリジナルのカオジーには、パクチーや豚ソーセージが挟まっていて、辛いチリソースをかけて食べるが、バンビエンでは外国人向けにマイルドな味付けとなっていて、パクチーは入っていない。
そんなサンドイッチ屋がバンビエンのあちこちに出ている。
無駄に同じような屋台が勢揃い。
どこも内容は一緒。
チキンと野菜だけなら1万キープ。
トッピングを増やしていくと価格アップ。
お手軽軽食だけど、それなりにボリュームはある。でも、同じ価格ならルアンパバーンで食べたサンドイッチのほうが内容的に上かな。
屋台だけでなく、もちろんレストランでも食べられる。
アイスラオコーヒーも売ってます。1万キープくらい。
サンドイッチ朝食セット
レストランによっては、バゲットを使ったブレックファーストセットを提供している。
Cook Savanという店が安かった。
バゲット、ソーセージ、目玉焼き、野菜、コーヒーのセットで2万キープ。80バーツくらい。
他の店は、3万とか4万くらい。
自分でサンドイッチを作って、かぶり付くスタイルだ。
味はそれなり。満腹にはなれました。
ロティ(PANCAKE)
パンケーキ。タイではロティと呼ばれている。たぶん、ラオスでもロティでしょう。
1万キープから。だいたい40バーツ、130円ほど。
タイのローカル屋台だと、20バーツからなんで、やや高め。
トッピングは、チョコレートとかバナナとか卵とかチキンとか。
バナナエッグチョコレートミルクなるものをオーダーした。1万キープ。
大きな鉄板で生地を焼いて、最後にチョコレートやら練乳やらをたっぷりかけて出来上がり。
あつあつほくほくさくさくの食感です。ついでに激甘です。
おやつにどうぞ。
タイと同じで、暑い国ではおやつも甘くなる。
フルーツシェイク
サンドイッチ屋台やロティ屋台には、ほぼフルーツシェイクも売っている。
むろん、単独のフルーツシェイク屋台もあり。
だいたい8000キープから1万キープくらい。バーツになおすと、30バーツから40バーツ。
好きな果物を指定するだけ。
シェイクのことは、タイ語(たぶんラオス語も)でパンと呼ぶ。
マンゴーシェイク(マムアンパン)をオーダー。
マンゴをカットして、氷と一緒にミキサー。
できあがり。
マンゴーのどろりとした食感と甘みがたまらない一品。
暑い日中のビタミン補給とクールダウンにどうぞ。
ちなみに、レストランによっては、料理を注文すると無料でフルーツシェイクがついてくることがある。
カオパット(焼き飯)が1万5千から2万キープで、8000バーツ相当のフルーツシェイクがついてくるんでお得ですな。
カオピヤック
続いて、ラオス料理。
ラオスといえば、カオピヤックです。
Rice Noodle Soupと書いてあるんで、クイティアオと思いきや、カオピヤック。
つまり、ラオス風ウドンです。
ルアンパバーンに続いてのカオピヤックとなった。
薬味もスープとルアンパバーンで食べたものとよく似ている。
うどんよりもちょっと細いくらいの麺。
食感は、もちもちしています。
ここはローカルの間でも人気店のようで、次から次へと客が来ていた。
人気も納得のおいしさ。
1杯15,000キープ。約60バーツ。
カオムークロップ
マッサージ屋併設の食堂で食べた。
ムークロップとは、豚の肉をかりかりに揚げたもの。
タイでも食べられるメニューだが、かかっているソースがマイルドで食べやすい。
豚のうまみとソースがよく合う。
付け合わせのスープもおいしい。
これは、タイで食べるよりもおいしい。
15,000キープ。約60バーツ。
と、2日間の食事はこんな感じでした。
場所柄か、ローカル屋台はかなり少ない。大通りから少し外れると、小さな屋体がぽつぽつ点在している程度。
あとは観光客向けのレストランばかり。
まあ、それだけに一般的な旅行者でも気軽に食事にありつける環境が整っている。
レストランでは、ラーブやソムタムなどのイサーン系料理もある。
サンドイッチからラオス料理まで、お好きなものをどうぞ。
関連地図
レストランやカオピヤックの屋台の場所は載せておいた。
サンドイッチとパンケーキとフルーツシェイクはそこらへんに溢れかえっているので地図不要です。
ハッピーになりたいか?
最後にハッピーになれるレストランを紹介。
SPACEという電光掲示板が光る店。
立て看板
似たような店はいくつかある。
spaceとかhappyとかmagicと書かれた看板の店では、たぶん、宇宙を感じながら恍惚にひたれる魔法のシェイクやケーキやピザが提供されるはずだ。
噂では、「ハッピーになりたいか?」と店員に聞かれて、「Yes」と答えると、ハッピーピザが提供されるとか何とか。
インドのバラナシやカンボジアのプノンペンと並んで、昔はバンビエンもつとに有名だったが、どうやら現在でもハッピーになれるようだ。
用量と用法は間違えないようにしよう。
むろん、そんなワンクッションを置かずとも、夜ともなればハッピースペースへ誘う魔法の葉を直接売りつけてくる不埒な男に出くわすだろう。昔に比べると、かなり数は減ったように思えるが、トゥクトゥクドライバーあたりは今でも売ってくれるはずだ。
ハッピーになるかどうかは自己責任でどうぞ。
有名なサクラバー周辺では、ハイテンションな若いファランがいっぱい。なんと、夜8時から9時のハッピーアワーでは、ドリンクが無料だ。ウィスキーソーダのみだが、これぞまさにハッピアワー。
夜遅くなれば、酒と何かで酔いつぶれたファランが道端で奇声をあげたり、オエオエと嗚咽をもらしている。
昼間はウェイウェイ、夜はオエオエと何かと忙しい連中である。それがバンビエン。
おっさんは一人で夜の活動するのみ。
若いバックパッカーたちに負けじと、おじさん旅行者もがんばって遊びましょう。
リア充の醸し出す雰囲気に最初は抵抗があるかもしれないが、慣れてくると意外と平気だった。
一週間も滞在すると、ダメ人間の出来上がりでしょうな。
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