サードロードにある安くてうまいイサーン料理食堂のティーラーブセーブ。
イサーン出身者との晩餐に最適な食堂だ。
関連記事:サードロードの安くてうまいイサーンレストラン、ティーラーブセーブ。おすすめはトムセーブ。
複数のイサーン出身者を連れて行ったところ、いずれも高評価をいただく。
また行きたいということで、何度目かの入店となった。
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ソムタムパラー
イサーンのソムタムといえば、カニ入りのソムタムプーパラーである。
が、生の沢蟹が入っており、とってもデンジャラス。
店によっては、きちんと蟹に火を通してから調理してくれるが、なるべくなら食べたくない。
沢蟹にあたると、もうとんでもなく悲惨なトンシア(下痢)になるもんで。
まあ過去二回、ここのソムタムプーパラーを食べたが、いずれも問題なかったけれど。
念のため、今回はソムタムパラーとオーダーした。
ソムタムプーパラーの蟹抜きですな。パラーという、魚を発酵させたイサーン独自の調味料入りなんで、イサーン気分は味わえます。
そんなに臭くないです。わたしは、普通のタムタイ(タイ風ソムタム)より好きです。
でもやっぱり激辛。うまい。
トムセーブヌア
イサーン風のおいしいスープ、それがトムセーブ。
前回の続いてのオーダー。
ホルモンたっぷり、香草たっぷり。辛味と酸味もたっぷり。
ここのトムセーブは安定してうまい。おすすめ。
コームーヤーン
今回のメインディッシュ。
これが食べたかった、コームーヤーン。
豚の喉肉をタレに漬けてから炭火で焼いたもの。
イサーン風豚トロ焼肉です。
脂身多し。
表面に焦げ目がつき、中は絶妙に火が通っている焼き加減が最高。
甘いつけダレが無上にうまい。
辛いナムチム(タレ)が別途用意してあるが、そのまま食べても充分うまい。
でも、甘いつけダレ味の豚肉に甘いナムチムを加えると、さらにうまくなる。
熱々の焼き立てだ。
これはたまらない。うまくないはずがない。
日本の商店街の一角で、ガスコンロが置かれたカウンター席だけでこじんまりと営業している焼肉店の、決して高級品ではないが、安くてうまい焼肉の味を彷彿とさせた。
このB級グルメ感がたまらない。
そして、こういった焼肉には、白ご飯がよく似合う。
イサーン料理屋だが、カオニャオ(もち米)ではなく、普通に白ご飯(カオスワエ)をオーダーしておく。
コームーヤーンと白ご飯のシンクロ率100%。
これが炊きたての日本米ならシンクロ率は200%を超えそうだ。
漬物がわりにソムタム、味噌汁代わりにトムセーブ。
こりゃあ、イサーン風焼肉定食だね、最高。
わたしががつがつコームーヤーンと白ご飯をむさぼっていると、同行したイサーン人は呆れ顔。
「脂身だらけの肉ばっかり食べていると、太るわよ」と注意された。
おっしゃる通りですが、こればっかりはやめられない。
たしかにここのコームーヤーンは脂身が多い。でもそのぶん、脳内の快楽物質の放出も多いのだ。
肉の脂は人を幸福にする麻薬みたいなもんだ。
わかっていてもやめられない。
あと、前回もオーダーしたガイトートグルアも食べた。軟骨の唐揚げです、ソムタムによく合う。
コームーヤーン、ソムタムパラー、トムセーブヌア、ガイトートグルア、白ご飯2皿、コーラ2本で、合計325バーツ。
二人で訪れるとちょうどお腹いっぱいになれる量。
でも、とにかくコームーヤーンの脂が最高だった。
コームーヤーンといった肉料理は、その日の仕入れ具合や肉の部位によって、味が大きく変わるもの。
今日うまくとも、明日もうまいとはかぎらない。
これは大型店でも同様。
とにかく、この日のティーラーブセーブのコームーヤーンはB級グルメとしては百点満点の味だった。
高級焼肉の味を求める人は訪れる必要なし。
イサーンのB級グルメを求める人はぜひ訪れてほしい。
地図
外国人が一人で訪れるには、さすがにハードルが高いような気もする。
できれば、イサーン出身者と一緒にどうぞ。
コームーヤーンだけでなくイサーン料理やタイ料理全般を扱うレストランなら、パタヤカンのカオトムパラジャンバンがおすすめ。
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メニューは豊富で英語併記。
外国人客も多いし、奥のオープンエリアの雰囲気もいい。
でもお値段安めで、料理が出てくるのも早い。
ここなら外国人一人でも問題ないですね。
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