マニラ夜遊び日記2
LAカフェのあと、何かを求めてエルミタをうろうろ。
まあ雑然としているけど、外国人向けのホテルやレストランが多いし、昼間のエルミタの治安は大丈夫そう。
アブナイアブナイと言われるが、若い女性が普通に独り歩きしているような場所はたぶん問題ないはず。
スリや置き引きに気をつけるのは世界中共通だし、マニラの治安が特にやばいなんて、過剰な喧伝だろう。
マニラでも屈指の治安の悪さといわれるエルミタでも、昼間に関しては、全然問題ないなあ。
というのが、90年代プノンペンやボスニアあたりを経験してきた旅行者としてのわたしの素直な感想。
アブナイところは肌感覚で察知できるはずだが、わたしの危険センサーはまったく作動しなかったんで。
人気のない路地裏に入りこまないとか、日本語を使う怪しい客引きにはついていかないとか、そういった基本を守っていれば、どうということはないでしょう。
で、よれよれとエルミタを歩いていると、はい、やって来ましたね、怪しい日本語の客引きが。
「シャチョー、オンナオンナ」
使い古されたフレーズ。カビが生えているぜ。
気の緩みきったわたしは、ひょこひょこと客引きについていきましたとさ。
わたしの頭にもカビが生えているようだ。
ま、大丈夫でしょう。
「見るだけだ。チップも払わない。」
それでもよければ案内しろと釘を差しておく。あとは流れのままで。
なにせマニラの知識はゼロに等しいんで、客引きとはいえ現地人の協力は仰ぎたいところ。
で、結論から言えば、まったく問題ありませんでした。
エルミタにはカラオケを装った置屋バーがいくつもあった。
ちょっと離れたところには、看板のない民家風巨大連れ出し置屋もあった。
全部連れて行ってもらった。(タクシー代はこっち持ち)
そんなわけで、まとめて情報を公開しよう。
地図も作った。
手間もカネもかかったけど、もちろん無料だよ。
エルミタの連れ出し置屋バー
どこも表向きはミュージックバーやパブという名目で営業している。
中に入ると、たしかにカラオケっぽい設備がないわけじゃないが誰も歌なんて歌っていない。
女性たちが並んでいて、そこから指名する。
ビールが1本100ペソ。レディドリンクが200ペソ。
飲むだけでも可能だが、基本的には連れ出し置屋。ママさんがいて斡旋してくれる。
長居しないのならドリンクオーダーは必須ではない。ママさんと話しながら、女を選んで、連れ出すだけでもいい。
エルミタの置屋バーはどこでも言い値2000ペソ。
アンヘレスのゴーゴーバーと同じで、ショートとロングの区別が実に曖昧。
ショートでもロングでも2000ペソ。
ただし、わたしは客引きに連れられていたため、マージンが上乗せされているかもしれない。
一人で訪れて1500ペソあたりをメドに交渉するのが良さそう。
NOONAMAH PUB
Time Travellers Hotel(タイムトラベラーズホテル)の1階ロビー脇にあるパブ。
中はカウンターと小さなテーブルだけのバーになっている。
女性陣が5,6人ほど隅っこのテーブルに陣取っていて、入ってくる客に愛想をふりまく。
2階も営業している。
ここは飲むだけでもけっこう楽しいかも。
日本語がそこそこ通じる。
タイムトラベラーホテルに宿泊しているであろう、若い欧米人グループも普通に飲んでいた。
でも完全に連れ出し置屋ですけどね。
レベルは残念の一言です。
Sailor KTV PUB
KTV Pubという名の置屋バー。
店内はわりと大きめの音量で音楽が流れている。
入って左手にひな壇あり。全部で6,7人。
ひな壇正面のテーブルに座って、じっくりと品定めをするもよし、速攻で連れ出してもよし。
うーん、エルミタ中心部の置屋バーの中では一番マシなレベルかなあ。
それにしても、こういう置屋系のポン引きでもカメラを向けると平気でポーズを取るフィリピン人が好き。
ASIAN CONNECTION
ミュージックラウンジという名前だが、やはり連れ出し置屋バー。
音楽なんてかけらもない。
店内に入ると、奥から女性が数人登場してきた。
ママさんというかやり手ばばあとじじいがいて、フレンドリーながらけっこうしつこい。
全部で5人いたが、20歳の新人っぽいのが一番マシかな。あとはちょっと怪物チックでしたな。
TUDOR COURT
LIVE&MUSIC ENTERTAINMENTと書いてあるが、音楽なんてないです。やっぱり置屋バーです。
うーん、特に感想もない。
選べません。
以上の4軒はエルミタ地区のど真ん中。
有名なスワグマンホテルからは余裕の徒歩圏内。全部歩いてまわれる。
この4軒の範囲内なら、夜間でも危険は感じない。
LAカフェへも徒歩圏内だが、少し離れる。うーん、はっきり言えないが、夜間はなるべくなら歩かないほうがいいかも。なんとなくアブナイ雰囲気が若干だけと感じたんで。
蛇足ながら、このCalle5というオープンテラスタイプのライブバーにも、夜遅くなるとフリーランスのお姉さんが現れるとのこと。
この時はまだ時間が早くて、ビアガールの女性たちがいるだけだった。けっこうかわいい子が多かった。口説けるかもね。
Konek-Tado
ここはエルミタ中心部からは離れるが、なんとか歩いて行ける。
夕方の移動だったし、ローカルガイドも一緒だったんで、まったく危険はなかった。
たぶん、夜遅くならなければ独り歩きでも大丈夫だろう。
ロビンソン脇を抜けて、エイドリアティコ通りをひたすら直進する。
途中には、日本カラオケ店もある。
おっと、ローカルラーメン屋もあるなあ。
さて、Konek-Tado店内だが、ソファー席がいくつかあって、ラウンジ風の作り。
女性たちは全部で6人ほど。
選ぶにはきついレベル。
歩き疲れたんで、ガイドにもビールを奢って一休み。
サンミゲルが1本100ペソ。
19歳女性とちょっと話をしてみる。
普通に英語が通じるね。みんなうまい。
あんまり可愛くないけれど。
マカティ(パラナン)の連れ出し置屋
大きな連れ出し置屋があるそうで、Konek-Tadoからタクシーで移動することになった。
流しのタクシーを捕まえるので、危険はなさそうと判断。
連れて行ってもらうことにした。
巨大民家風連れ出し置屋
10分ほど走っただろうか、到着したようだ。タクシー料金はメーターで90ペソほど。
降りた場所はさっぱりわからないが、標識には「BAUTISTA BRGY.PAKANAN」と書いてある。
パラナン地区のバティスタ通りといったところか。広くいうとマカティになるのか。マニラ初心者のわたしにはさっぱりわからないが。
が、GPSで位置情報を押さえてあるんで、地図情報はおおむね正しいはずだ。
白い壁の民家へ。何の表札も看板も上がっていない。
やり手じじいが登場してきて、案内してくれる。
日本人客が多いようで、日本語が少しは通じる。
中に入ってびっくり。明るくて広いリビングルームに着飾った女性陣がずらりと並んでいるではないか。
みんなソファーに座っているんで、まるでMPのサイドラインのようだ。
その数、30人以上。
エルミタのやさぐれた置屋バーとは明らかにレベルが違う。
目移りしそうだ。
本当かどうかはしらないが、女子大生がアルバイトで働いているとか。
まあ嘘でしょ。単なるプロでしょ。
が、確かにレベルは高い。
年齢をたずねると二十代前後が多い。本当かどうかは知らんけど。
バーではないんで、ドリンクオーダーはない。
じっくりと吟味するだけ。自分から女性陣の前へ移動してガン見してもいい。
MPみたいなもんです。
やり手じじいいわく、ロングで3500ペソ。
うん。高いね。
が、わたしが帰る素振りを見せると3000ペソに下がった。
ガイドなしに訪れたら、2500くらいにはなりそうな気がする。
ショートと限定すればさらに下がるだろう。
今回訪れた中では、この名も無き民家置屋が間違いなくナンバーワン。
質量とも段違いだ。
徒歩で自力訪問は難しいと思う。
タクシー移動したほうがいい。
地図は正しいはず。(記事後半にて掲載)
Bautista St.とCasino St.の交差点の白い民家だ。
おっと、Google Mapでは、英語で「Bed space for ladies」と書いてあるぞ。
はは、なるほどね。こうして置屋の場所をGoogle Mapでも知らせているわけか。どこの誰だかしらないけれど、グッドジョブ。
小さな連れ出し置屋
近所にもう一軒、連れ出し置屋があるそうで、ついでに連れて行ってもらった。
白い民家から徒歩5分足らず。
周囲は暗いけど、そんなに危ない雰囲気もでもないんだよなあ。
到着。これまた何の変哲もない民家。
狭い顔見せ部屋に全部で6人ほど。選べるレベルではない。
言い値はロング3500ペソ。
値引きには応じてくれなかった。
あまり訪れる価値はなさそうだ。
(GPSの精度が悪くて、少し位置がずれている可能性あり。だいたい、このあたりってことで。行かなくていいと思うけど。)
以上、エルミタの置屋バーとマカティの民家置屋めぐりツアーでした。
マニラ、エルミタの置屋バーとマカティの連れ出し置屋地図
GPS利用なんでおおむね正しいはずだが、微妙にずれている可能性あり。
アクセス権を販売するなんてことはせず、無料で公開するんで、せいぜい活用してほしい。ま、初心者レベルですけどね。
マカティからプリメタまでの帰りはタクシーで。
途中、カジノがあったり、カラオケがあったりと、マニラの夜は思った以上ににぎやかだ。
あと、思っていたほど治安はやばくない。
が、やはり日本とは大違いなんで、とにかく用心するに越したことはない。
油断するとやられそうな空気は嫌というほど漂っている。
でも、過剰な心配は不要かなあ。
人によって感じ方は違うだろうし、リスクへの対処方法も違う。
このあたり、はっきりしたことが言えません。
過剰に心配しすぎず、適度に用心すればいいとしか言えない。
ひたすら付き合ってくれたガイドには、当初ノーチップを宣言していたが、さすがに何時間も一緒だったんで、ちょっとだけチップを渡しておいた。
これで場所はわかった。次回からは単独行だ。
ちなみに、最後の最後にエルミタの置屋バーで連れ出したのは20歳のスレンダー嬢。バーファインは2000ペソ(4400円)。
当初はロングの約束だったが、子どもがSickだからショートで帰ると言われた。お約束ですね。
でも、ルックス・サービスとも上々だったんで、特に後悔もなし。
うまく交渉してやれば、ロング2000ペソも可能。
まあ、アンヘレスのプリメタのゴーゴーバーのほうがよほど楽しいと思うけれど、大都会マニラだし、こんなもんでしょう。
トランジットのついでにサクッと遊ぶには悪くないですね。
マニラ・エルミタ地区の夜遊向けホテル
エルミタ中心部のホテルに宿泊すれば、置屋バーやLAカフェは余裕の徒歩圏内。
アンヘレスやプエルトガレラ行きのバスが出ているスワグマンホテルやシティステートタワーホテルも近い。
長逗留するのでもなければ、このあたりに泊まっておくのがベター。というか、フィリピン・マニラ初心者ならそうすべき。
ロサス ガーデン ホテル (Rosas Garden Hotel)
わたしが実際に宿泊したホテル。
スワグマンホテルまで徒歩2分。シティステートタワーホテルまで徒歩3分。
置屋バーもLAカフェも徒歩5分以内。
ホテルのすぐ近くにジョリビーとコンビニあり。
立地条件は文句なし。
部屋は古いが、まずまず広い。
シャワーはきちんと出る。
歯ブラシ付きなのはちょっと珍しいかも。
Wi-Fiの繋がりが今ひとつなのが難点だが、フィリピンは通信状態が悪いんでやむなしか。
もちろんJF(ジョイナーフィー)無料。
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タイム トラベラーズ ホテル (Time Travellers Hotel)
2016年に改築されたようで、わりと新しいホテル。
1階ロビー脇のバーは、連れ出し置屋バー。
コンビニも1階にある。
立地条件がある意味最強。
スワグマンもシティステートも近い。
価格的にも3000円台と手頃。
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スワグマン ホテル (Swagman Hotel)
アンヘレスとの行き来を考えているなら、スワグマンに泊まってしまうのもアリ。
関連記事:スワグマンホテルのフライザバス(FLY THE BUS)でアンヘレスからマニラ市内へ移動
あまり評価は高くないが、無難な選択ではある。
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シティステイト タワー ホテル (Citystate Tower Hotel)
プエルトガレラ行きを予定しているならシーカットバスの出るシティステートに泊まってしまおう。
豪華なロビーの片隅にシーカットバスの販売窓口がある。バスはホテル前から出発する。
置屋バーもLAカフェも歩いて行ける。
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この4つから選べば、気軽に置屋バーでも遊べるし、アンヘレスやプエルトガレラへの移動も楽々です。
フィリピン大ベテランならともかく、わたしのような完全ド素人でも余裕で遊べました。
ホテル近場の置屋バーへ行くくらいなら徒歩でも大丈夫でしょうが、くれぐれも治安には気をつけてほしい。
貴重品は持ち歩かないようにしましょう。ま、海外旅行の鉄則ですけどね。
(追記)
2017年10月のマニラ再訪問の様子はこちらから。
⇒マニラ・エルミタふたたび。サザンクロスホテル、LAカフェ、置屋バー。
ここで取り上げた置屋バーはそのまま営業。他にも置屋バーがあった。