沈没日記11
(沈没日記10田舎へ帰る元ゴーゴー嬢とお別れのブンブンからの続き)
12月下旬のことだ。
ひさしぶりにウォーキングストリートのゴーゴーバーでペイバーした。
わたしの記憶が正しければ、ウォーキングストリートでペイバーしたのは2012年の年末が最後だったはず。
たしか、今はなきRhinoだったかな。
バーファイン800B、ショート1500Bだった。
その後、2013年になってからも、もう一度ペイバーしたかも。
ちょっと記憶があやふや。
それくらい長い間、ウォーキングストリートではペイバーしていない。
まあ、実際には、半同棲生活を送っていたコヨーテ嬢のために、何度かバーファインを払っているが、これは正攻法のペイバーとはいえず除外。
LKメトロのゴーゴーバーでは、昨年一度だけペイバーしている。
関連記事:自称19歳ゴーゴー嬢をペイバー。ショート1500Bで大満足の夜。
自称19歳だか何だか、バーファイン800Bのショート1500Bだった。
その次からは、仕事おわりに部屋に来てもらってロング2000B。
ここ数年のバーファインとチップの急激な価格高騰と、円安加速と、長期滞在の予算節約のため、ウォーキングストリートのゴーゴーバーでの正攻法ペイバーなんかとっくに諦めている。
ゴーゴーバーで仲良くなってから、仕事おわりに部屋に来てもらう作戦を取るしかなかった。
実際この方法で何度も遊んでいる。
少し前には、ウォーキングストリートのコヨーテ嬢とバーファインなしで遊ぶこともできた。
関連記事:ウォーキングストリートのコヨーテと濡れた身体を温め合った夜
が、これは偶然の産物みたいなもの。こんな絶好の機会はめったに訪れない。
たまには、正攻法でペイバーしてみたいではないか。
それも、1軍クラスとお手合わせ願いたい。
そんな欲求が芽生えてきたのだ。
むろん、予算はない。
わたしの中では、夜遊び代のマックスは1回2000バーツである。
これがギリ。
バービアはバーファインが300Bなのであまり気にならない。
ゴーゴーバーの場合は高額バーファインがネックとなる。
バーファインが1000Bなら、チップにまわせる額はせいぜい1000B。
じゃあ、そうしてもらえばいい。
実際成功した。
経緯を説明しよう。
出会いからペイバーまでの長い道のり
出会いは、ウォーキングストリートのとあるゴーゴーバーだった。
わたしは例によって地蔵と化し、ちびちびとドリンクを飲んでいた。
すると、ファランと接客中の一人のゴーゴー嬢がわたしのほうをちらちらと見てくる。
遠目で確認すると、色白でかなりの美人。まあ、化粧の仕方や髪型や顔立ちは、あきらかに日韓向け要員。agehaあたりを参考にしたかのような雰囲気だ。
ステージに戻った彼女はスタイルもよくて、細い。
むろん雑誌表紙モデルには及ぶべくもないが、それでもゴーゴーバー1軍レベルといって差し支えなかろう。
でも、ファランがご執心のようで、再度ドリンク進呈。彼女がわたしのところにやって来ることはなかった。
どうせ、あの顔では、スレスレに違いない。高いチップばかり請求してサービスはマグロ。
その昔、タイ夜遊び初心者だった頃、スーパーベイビーやテーメーカフェあたりでこのようなルックス嬢をペイバーして何度も痛い目にあっている。塩サービス、早帰り、地雷。
今さら、相手にするものかと思っていた。
でもどうにも気になる。
翌日、そのゴーゴーバーに行ってみるも、彼女は不在。
さらに2日ほど空けてから再訪。
彼女は働いていたが、またもファランと接客中。
が、今回はファランを振り切って、わたしのところへやって来た。
ここで初めて、彼女の名前や年齢を知る。
20歳。子供なし。
10日雇用のコヨーテ嬢だ。
話をしてみると、そこまでスレている匂いは感じない。
もちろんペイバーの話となる。
2時を回っていたため、バーファインは1000。ショートのチップは2000B欲しいと言われる。
現在のウォーキングストリートでは相場と言える。言い値が2000Bなら、いっそ良心的かもしれない。
が、わたしには払えない。
1800Bまで落ちたが、それでも無理。
交渉はここで決裂。
別れ際に電話番号の紙切れは渡したが、その後、かかってくることはなかった。
まあ、そうだよね。このクラスがひょいひょいと部屋にやって来ることはないよ。わたしが超絶若イケメンならともかく、変なタイ語を操る変なおっさんだし。
でも、やっぱり忘れられない。
数日後、そのゴーゴーバーを訪れてみると、彼女はすでに10日勤務を終えて、店を辞めているという。
彼女の知り合いに聞いて、次の店を教えてもらう。
さらに数日後、新しい勤務先のゴーゴーバーでようやく再会を果たす。
ここまで追いかけてきたのが、よほど嬉しかったのかキモかったのか、距離はすんなりと縮まった。
あとは勢いで交渉すべし。
わたしの主張はシンプルである。
トータル2000バーツなら払える。それ以上は無理。
バーファインが1000Bなら、チップは1000Bだ。
タイ語で言うなら、「タンモット ソンパン(全部で2000)」
これで押し通す。
すると、あら不思議。
前回はショート1800止まりだったのが、一気に1000まで下がったではないか。
追いかけてみるものだね。
もっとハードな交渉になるかと思いきや、あっさりと受け入れてくれた。
この日は、もう深夜3時過ぎだったため、翌日のペイバーを約束する。
「サンヤー(約束)」と言いながら指切りげんまん。
で、翌日、約束した時間に訪れて、その場で即バーファインを支払う。
すぐに連れ出し。
約束は果たした。
多少変則的ではあるけれど、数年ぶりにまともにペイバーしたぞ。
おお、ウォーキングストリートをペイバーした女性と手を繋いで歩くなんて久しぶりだなあ。
しかもかわいいし。
ちょっとした優越感に浸れる。
悪くないなあ。
この感情、すっかり忘れていたよ。
ブンブン
あとは肝心の夜のサービスである。
もろに日韓向け要員のルックスだし、だぶん塩だろうと思っていた。スレ嬢に違いないと思い込んでいた。
が、これも期待を見事に裏切られた。しかもいい方向にである。
まあ濃厚なこと。
手抜き一切なし。NGプレイなし。下の穴まで舐めてくれる。
偏見はいけないね。
人を外見で判断してはいけない。
ルックス、若さ、サービスとトータルで考えると、パタヤ夜遊び歴で屈指のブンブンとなった。
すごいね、こりゃあ。大当たりだ。
約束通り、チップは1000バーツ。
タクシー代として100バーツを上乗せしておく。
彼女は素直に受け取ってくれた。いい子だなあ。
はまってしまいそうで怖い。
これが作戦だとすると、彼女は相当の強者。
非モテのおっさんなんて、一撃で粉砕だ。
怖い怖い。
パタヤは、恐ろしいまでにおもしろい。
遊び方あれこれ
がんばって交渉すれば、ウォーキングストリートの1軍クラスでもショート1000バーツで遊べるってことがわかった。
スレスレ嬢だと外見から偏見を抱くのも禁物だとわかった。
もちろん、すべては運とタイミングと相性によって決まる。
今回の件も、運が良かっただけだ。サービスが良かったのも偶然だろうし、ショート1000を受け入れてくれたのも、たまたまに過ぎない。
それに、ここまでこぎつけるのに出会いから2週間ほどかかっている。
いくら安上がりとはいえ、時間のかぎられた短期旅行者には、こういう遊び方はまったくおすすめできない。
ショート2000、もしくは1500くらいで満足して、さっさとペイバーしたほうがよっぽどいいと思う。
時間と労力がもったいない。
わたしも短期滞在を繰り返していた頃は、こんな遊び方はしていない。
さっさとペイバーして、相場通りの料金を支払って遊んでいた。
あくまで時間的余裕のある長期滞在者向けの遊び方である。
今日がダメでも明日、明日がダメでも来週、来週がダメでも再来週とのんびり構えることができるからだ。
うまくいったらラッキー、くらいの感覚でいる。
短期滞在でも年に何度もリピートしていたら、こういうケースにも遭遇することもあるだろう。
ダメ元で追いかけてみるといいことがあるかもね。
元ゴーゴー嬢や18歳バービア嬢と遊びながらも、その裏ではこういう新規開拓も進めていた。
他にもゴーゴーバーやバービアで声はかけている。
要するに数撃ちゃ当たる戦法だ。
ナンパにしろ出会い系にしろ夜遊びにしろ、数をこなしたものがアタリを引く。
アタリを引くための最良の戦法は、とにかく数を撃つことだ。
そのうち、いいタイミングでいい出会いがあり、相性のいい相手とめぐり合う可能性が高まるだけの話。
ここぞという時に押しまくればなんとかなるもんです。
ま、しょせんは、カネありきの夜遊び。
交渉ごとも楽しみの一つと考えて、楽しく遊べればそれでよし。
言い値をそのまま受け入れるのがかっこいい遊び方だと思っているなら、それはそれでいい。
優劣などない。好きに遊べばいい。
そんなわけで、数年ぶりにウォーキングストリートでペイバーしたエピソードでした。
たぶん、似たような話はいくらでもあると思う。あんまり表に出てこないだけでしょう。
カネの話をするなんて無粋だと考えている日本人は多いだろうし、それに、おいしい話は内緒にしておきたいからね、みんな。