パタヤ千夜一夜

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エッセイ

レディボーイが女を捨てて、男に戻り、女を愛する時

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知り合いのレディボーイが男になった。

いや、元々男だ。

男に戻ったというべきだろう。

現実での知り合いだが、SNSでも繋がっているレディボーイである。

パタヤのレディボーイ専門バーで働いていた。
水着姿で踊る写真を見たこともある。化粧と照明の力で、それなりに色気があった。

SNSでは、そのような女の姿の写真がアップされていたが、最近になって、ノーメイクの写真が掲載されるようになった。

まあ、見た目はちょっとなよなよした男である。
それでも、立派な男には違いない。

どうしたんだろうと思っていたところに、彼女(すでに彼?)の知り合いに出会って、話をきかせてもらった。

すると、レディボーイをやめ、男に戻って、すでにミアがいるというではないか。
ミアとは、妻のこと。
しかも、故郷に帰って、夫婦で飲食店を始めたそうだ。

びっくりした。こういうケースもあるのね。

完全に男好きだと思っていたのに。
中年ファランとメールのやり取りをするのを手伝ったこともある。
男を常に求めていた。

幸か不幸か、改造手術はしていなかった。
胸はぺったんこだし、下半身もそのまま。
鼻にシリコンくらいは入れていたかもしれないが、男性機能はそのまま維持していた。

よって、化粧を落とせば、普通に男に戻れる。

ガチガチのレディボーイは、完全改造手術をしてしまい、男に戻ることはほぼ不可能。
その点、彼(彼女)は、男に戻るのは容易だった。
ガチガチレディボーイからすれば、覚悟が足らんと謗られるかもしれないが。

それにしても、この変化は何だろう。

単なる女装趣味だったわけではないだろうし、一時的に男を求めていたのは間違いない。

両刀使いだっただけの話なのだろうか。

タイでは、レディボーイの存在が社会的に認知されていると言われる一方、やはりレディボーイはどこか偏見の目で見られて、社会的地位も低いという意見も耳にする。

男と女、レディボーイとトムボーイ、ゲイとレズ。
タイでは、これよりもさらに細かくジェンダーが分けられているそうだ。

もはやわたしには理解不可能な世界だが、個々の性癖や恋愛対象心なんて人それぞれだ。

偏見は持ちたくないが、好きにやってくれたらいいと思う。

単純に男としては、かわいいトムボーイを女に戻して、男を愛するようになってほしいなんて思うことがある。
男装の麗人という言葉があるが、まさにその形容がぴったりはまるようなトムボーイをたまに見かけるんで。

まあ、世の中には、女性と結婚しているが実際はガチホモなんて男もそれなりにいるようだ。
社会的圧力を受けて本意ではないが女性と結婚してまともな社会生活を営んでいるという体裁をとりつつ、その陰でひっそりと本来の恋愛対象である男を求めるなんていう、隠れキリシタン的同性愛者。

先日紹介した「世界一周ホモの旅」でも、そんなホモが登場していたっけ。

でも、今回の一件は、男⇒レディボーイ(女)⇒男というコース。

わたしが知らなかっただけで、タイではよくある話なのかもしれない。

まあ、これだけレディボーイがいれば、そういう人もいるだろうね。
その時々の己の感情に素直に生きていけば、ちょっと特殊な変遷を遂げることもある。

そこに愛があれば、性別を越えることだって不思議じゃない。
女を愛するのが、元レディボーイの男だっていいじゃない。人間だもの。

 

BGMはこちら

パーシー・スレッジ唯一無二の名曲「男が女を愛する時」


男が女を愛する時
他には何も考えられない
やっと見つけたんだ
彼女のためなら全てを捨てたってかまわない
(ちょろっと意訳)

タイのレディボーイに関しては、この洋書が詳しい。

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