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タイ入国情報 ビザ・タイランドパス・入国手続き

タイのスペシャルツーリストビザ(STV)が官報に掲載。STV申請先と手順。

投稿日:2020年10月2日 更新日:

9月15日に内閣で承認されたタイのスペシャルツーリストビザ(STV 特別観光ビザ)。
その後、CCSA本会議を経て、正式に発表となった。
さらに、官報に掲載されたことにより、法的に最終決定した。
10月1日からはSTV所有者にかぎるとはいえ外国人観光客が正式にタイに入国できることとなった。

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スペシャルツーリストビザ

スペシャルツーリストビザの適用は、2020年10月1日から2021年9月30日まで。

官報には、STV申請に必要なものも規定されている。

・低リスク国からタイに数ヶ月滞在を希望する者
・代替隔離施設予約証
・隔離検疫終了に滞在するホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設の支払い済み証明書や賃貸契約書など
・タイ滞在期間をすべてカバーする4万バーツ以上の外来診療費ならびに40万バーツ以上の入院治療費が支払い可能な医療保険加入証

ビザ料金は2000バーツ。
その後90日の延長が2回まで可能。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30395428

内容は以前からの発表とほぼ同じもの。
が、医療保険は外来と入院に分けられていて、米ドルではなくタイバーツ基準となっている。
外来が4万バーツ、入院が40万バーツ相当の保険。最初に読んだときは桁を間違って入院を400万バーツと勘違いしてしまった。

あと気になるのは、低リスク国からの外国人にビザを発給するという文言。
具体的な低リスク国については不明瞭。
少なくとも中国や北欧は含まれている。
日本については不明のまま。
ただ、先の発表されたAPECカード保持者へのタイ入国許可については、低リスク国にかぎるとあって、その中には日本も含まれているが。

STVでの到着予定スケジュール

10月1日からSTVでの外国人入国は公式に認められる。
実際にSTVでの到着は、10月8日が最初となる。

STVでタイに入国してくる外国人グループのスケジュール

STV入国スケジュール

10月8日 中国広州からエアアジアのチャーター便で150人がプーケットに到着。
10月8日 中国からプライベートジェットで7人がスワンナプームに到着。
10月25日 中国広州からタイスマイル航空チャーター便で中国人126人がスワンナプームに。
11月1日 スカンジナビアとシェンゲン協定国から120人のグループがタイ国際航空チャーター便でスワンナプームに。

現在決まっているのは、これらのグループのみ。
ほとんどが中国人グループとなる。

STV申請先と手順は?

スペシャルツーリストビザの申請先は、直接大使館に申し込むのではなく、代理店を通して行うことになっている。

The Thailand Longstay Companyという会社だ。

STVについて、申請手順が解説してある。

ロングステイカンバニー

http://www.thailongstay.co.th/stv_visa.html

まず、ロングステイカンバニーにパスポート写真など個人データを送って、申請希望を伝える。
その後、代理店が入国管理局にデータを送り、過去の犯罪歴やブラックリスト入りしていないかなどのチェックを行う。
イミグレの認可が下りれば、具体的なビザ発給手続きへと進んでいく。

この時点で、ロングステイカンバニーには1万バーツ(+VAT)の申請手数料を支払い、もし、ビザが発給されなくとも、手数料は返金されない。

申請に必要なもの
・ASQないしALSQホテルの予約
・隔離が終わったあとの宿泊施設の予約
(隔離が15日、その後の宿泊15日、計30日が最低滞在期間。短期での滞在は不可)
・チャータ便の予約
・医療保険(最低90日はカバーする契約が必要)

これらの予約と支払いが済んでから、ロングステイカンバニーに書類を送る。

次にロングステイカンバニーがその書類を外務省に送る。
外務省が認証すれば、指定されたタイ大使館でCOE(タイ入国許可証)とSTVの取得が可能となる。
COEとSTV取得の際には、搭乗前72時間以内に発行されたFit to Fly(飛行に適した健康状態)証明書と陰性証明書が必要。

ざっくり以上のような流れとなる。

代理店を通すとはいえ、必要な予約や健康証明書などは自分ですべて用意する必要があって、とても手間がかかる。
ASQホテル代、フライト代、保険代、検査代といった必要はもちろん自費。
かなりの費用がかかる。

現時点では、実際に個人でロングステイカンバニーに申請を申し込んでも、おそらくほとんど意味はないと思われる。

チャーター便そのものの手配は個人では不可能。
フライトの予約ができないとビザはおりない。
これではビザの取りようがない。

はっきりしないが、すでに入国が決まっている中国や北欧からのグループは、現地の代理店が一括して顧客を集め、チャーター便などの手配を行っているものと思われる。
個人でできることではないはず。

また、前述のとおり、日本が低リスク国に指定されているかもはっきりしない。

10月2日時点で、在東京タイ王国大使館には、STVに関する記載はない。

現在日本からタイへのフライトは特別便のみが運行されている。
もしも、この特別便にSTVホルダーが同乗できるとなれば、チャーター便予約問題はクリアできるだろうが、現時点ではまったく不明。

プライベートジェットを利用すれば、日本からタイへの入国はおそらく可能だと思われる。

まとめ

まずは中国からのSTV専用チャーター便がプーケットに飛ぶ。その次も中国人グループ。それから北欧。
日本からチャーター便が運行されるかはまったく不透明。
日本でSTVの取得とタイ入国を考えている人は、もうしばらく待つ必要がありそうだ。
とはいえ、10月1日からは正式に外国人観光客もタイ入国が可能となった。
ごく一部の限られた人だけが行けるわけで、高いハードルには変わりないが、ほんの少しずつ開国へ向けて進んでいる。

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