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パタヤ近況

クリスマスまでにパタヤにファランが戻ってくると期待するパタヤのバー

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昨日のパタヤは一日中雨模様だった。
小雨が大半だったが、時には本降りになったりと、外出には適さない天候。
夜遅くなり、ようやく雨は上がったが、すでに時遅し。
雨模様の月曜日という悪条件のため、夜のパタヤはどこもがらがら状態だった。
ソイブッカオですら閑散とした状況。
雨が続いて少し肌寒い気温に加えて、暗いソイブッカオの光景を眺めていると、いっそう寒気を感じるほどだった。
とにかくファランが歩いていない。バーにいないのだ。

昨日の発表でビザ猶予期間が土壇場で延長決定となった。

関連記事:タイのビザ猶予期間はさらに延長、10月末まで滞在可能に

いや、土壇場というより、すでにタイムオーバーしていたが強引に延長。
オーバーステイ覚悟で居残っていたファランが街に繰り出すかとも思っていたが、全然そんなことはなく、どこもがらがら。これはきつい状況だ。
開店しているバービアもすでに諦めムード。本当に客がいない。

パタヤにファランは戻ってくるのか?

さて、昨日のCCSA会議により、外国観光客受け入れ再開が決定した。
まずはスペシャルツーリストビザでの観光客が10月にタイに入国してくる。
最初に中国人グループが2つ、それからスカンジナビア半島を中心としたヨーロッパの人たちだ。
チャーター便でタイに到着して14日間の隔離を終える必要があるが、観光目的とでの外国人がいよいよタイに入国するようになる。

関連記事:タイの観光客受け入れ再開第1号はやっぱり中国人団体客から

パタヤのバービアにかぎっていうと中国人団体客とはほぼ無縁。
ノースパタヤなどごく一部の中国人向けバーに中国人が来る程度だろうか。個人客もいるのはいるが少数派。
バービアの客の圧倒的大部分はファランだ。

当初からスカンジナビア半島などヨーロッパからの長期滞在者はターゲットとしていた。
母国の厳冬期を避け、タイで数ヶ月を過ごすタイプの欧米人は決して少なくない。
タイのハイシーズンである11月から2月頃がピークとなる。
クリスマスも年末年始も南国のタイで過ごす。

むろん、年末年始をパタヤで過ごす外国人は世界中から集まってくる。
でもバービアにかぎっていえば、やっぱりメインはファランだ。中東インド勢もいるにはいるが、ファランの次に日本人となろう。

12月から1月の年末年始シーズンのパタヤは一年で最大の稼ぎ時。
バーの売上も閑散期の数倍に達する。
それぞれのバービアには常連ファランを抱えていて、毎年のように年末年始はバービアに来ては大盤振る舞い。
新規の客でもバービアでリンガベルを連発したりと、それはもう盛り上がる。

ここで稼いでおかないと年間を通じたバー経営が成り立たなくなってしまうほどだ。

が、現在客がいなくなってしまったパタヤのバービア。
頼みの綱は長期滞在でタイにやって来るファランとなる。

昨日の報道で、バービアで働くタイ人たちも、スペシャルツーリストビザだけでなく短期あるいは長期でタイ滞在を希望する外国人受け入れ再開というニュースは当然知っていた。

タイ政府情報センター

60日の滞在が可能とされている。
まだ詳細が決まっていないが、スペシャルツーリストビザとあわせて、この新規ビザに寄せる期待は大きい。

現状では14日間隔離が必要なことは、タイ人もよくわかっている。
タイのテレビを見ていても、Quarantineのことは何度も説明している。ちなみに、タイのニュース番組では隔離検疫のことをクォランティンみたいな発音でそのまま英語を流用している。
タイ人との日常会話でもクォランティンと言えば通じる。ちょっと発音が難しいが。

この14日間の隔離検疫であるASQが高額となることもタイ人は知っている。
4万から5万バーツはかかるとわかっている。
だから、ビザがあっても、そうそう多くの外国人がタイに入国してこないし、パタヤに来るのは一部だとも理解している。
とりわけ、外国人のビザ情報には敏感なバーのオーナーやママさんともなれば、ニュースはよくチェックしている。
タイ人にありがちな友達経由のSNS情報だけを鵜呑みにするタイプではなく、複数のソースをあたったりもしている。

そんなバーで働くタイ人たちの希望は、少しでも早く外国人がタイに入国してパタヤに戻ってくること。

希望的観測も大きいが、クリスマス頃までには中長期滞在ファランがパタヤに戻ってくるのではとバーのタイ人は予想している。

現在の隔離検疫期間は14日間。
それでも11月1日には、ヨーロッパからの旅行者がタイ航空のチャーター便でバンコクに到着する予定となっている。
フィンランド、ノルウェー、スウェーデンなど、主にスカンジナビア半島の人たちだという。

パタヤに長期滞在する北欧の人たちは、人口比率からすると、かなり目立つ存在。
少なくともアメリカ人などよりもよほど多い印象だ。
過去にバービアで出会ったノルウェー人やスウェーデン人に話を聞いたことがある。本国で2,3ヶ月ほど集中して働く。仕事は船乗りや漁師など。デンマーク人だったか、時給換算で1000から1500バーツになるみたいなことも言っていた。
がっつり稼いだその金で、今度は数カ月間から半年ほどタイに長期滞在する。北欧に比べれば格段に物価の安いタイなら、予算的にはまったく問題ないようだ。
このような生活を毎年繰り返しているそうだ。
またはすでにリタイアしていて比較的裕福な層も同様で、数ヶ月程度のタイ長期滞在は可能。
こういったグループなら、たとえ14日間の隔離があっても、タイでの長期滞在を希望する人たちが一定数は存在する。

もちろん、欧米人なら誰でもそんな生活スタイルが可能なわけではないし、14日隔離の時点で拒否する人のほうが多いだろう。
でも、確実に一定の需要はある。

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隔離期間短縮

STVでの最初の入国者グループに感染者が出ず、また世界的な感染状況が改善されるようであれば、隔離期間の短縮を検討する動きが出てきている。
早ければ11月中旬から7日間に短縮される可能性がある。

11月中旬が無理でも12月半ばくらいまでに隔離期間短縮が実施されることになれば、さらに欧米からの旅行者は増えるだろう。
クリスマスに間に合うようなら、タイに入国しようと考える人は多いはず。
大晦日に間に合ったとしてもクリスマスを部屋で強制隔離された状態で過ごすことを容認する欧米人はほとんどいないだろう。
でも、隔離期間の短縮が12月中旬あたりに実施されれば、クリスマス前に隔離を終えることができる。そうなればタイ入国希望のファランは確実に増加する。

パタヤのバーで働く人たちの希望は、まさにこれ。
クリスマス、そして年末年始にパタヤが戻ってきてほしい。
今すぐは無理でもしょうがない。
でもせめてクリスマスまでにはと。

そうでもしないと、これまた確実にパタヤのバービアは持ちこたえられない。
すでにノースパタヤやソイ7あたりのバーは壊滅している。

ソイ7とソイ8の現状2020年8月 (3)

本当にごく一部のバーだけがなんとか生き残れるだろうが、大部分は店をたたむしかない。
それくらいに厳しい状況となっている。

まあ、小さなバービアなら開店資金は少なくても済むし、かりに潰れた店があっても、外国人観光客がまた戻ってくるようになれば、資金のある借り手は見つかるとは思う。
また手元にいくらかの余裕があれば、今はじっと閉店状態のままにしておき、全面開国の時まで耐え忍ぶオーナーもいるだろう。
でも弱小バービアなんて、その月その月でなんとかやりくりしているようなもの。
そして一年で最大の稼ぎ時であるクリスマスと年末年始を逃してしまうと、もう立ち行かなかくなってしまう。

だいたい、バカ騒ぎするファランのいないクリスマスと大晦日のバービアなんて考えられないではないか。
今の静かなパタヤもそれはそれで悪くないけれど、やっぱりこんなのはパタヤじゃない。

別にバービアの経営者でも何でもないけれど、いちバービア好き、いちパタヤ好きとして、クリスマスまでにパタヤにファランが戻ってくることを願う。

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