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タイでSNSにビールや酒の写真をアップすると罰金?

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ここ1,2日、タイのSNSで話題にのぼっていたのが、SNSへのビール写真の投稿についてだ。
なんでも、あるFacebookユーザーがSNSにアルコール飲料の写真を掲載したがために摘発され罰金5万バーツを支払うことになったというのだ。
それはタイでは法律で禁じられている行為だという。
ビールの写真はもちろん、ビールという単語すら使ってはいけないという噂まで広がる始末となった。

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タイのアルコール飲料規制法32項

タイでは2008年にアルコール飲料規制法を制定、アルコール飲料の写真をソーシャルメディアに投稿すると最高で50万バーツの罰金が科せられる可能性があるのとのこと。
そのアルコール飲料規制法第32項では、以下の行為を禁止している。

ブランド名が見える状態でドリンク(の写真)を投稿する
ブランド名がはっきりとした状態のボトルをを投稿する
飲酒を勧める
所有するドリンクを投稿する
評価したり人に味わうよう勧める行為
ブランドの入ったビールグラスを投稿する
たとえタイでは入手できないドリンクであってもアルコールに関するニュースを翻訳したり書くこと。なぜなら、人々がそれを読んで、外国まで買いに行こうとする動機となるから。
旅行中、タイでは売られていないアルコール飲料の写真を決して投稿すること。なぜなら、それを見た人々が欲しがり買いに行きたくなるから。
ドリンクのロゴマークもしくは商標が含まれた贈り物を投稿する。たとえドリンクそのものが写真に映ってなくとも、誰かがそれを見てドリンクを買いたくなるから。

投稿された時期がいつかは問われない。写真にアルコール飲料が含まれているかぎり、当局はいつでも摘発できる。
すべては当局の裁量次第だという。

なお、当局への通報行為に報奨金は支払われない。

参照:Bangkok Post
参照:The Nation

さすがにびっくりする内容が並ぶ。
どれだけアルコール嫌いなんだよと思う。
たとえば、旅行先で珍しい酒を見つけて、その写真をSNSにアップしただけで罰金が科されることになる。タイ人が日本に旅行に行って、焼酎のボトルを投稿したら罰金5万バーツ。そんなあほなという内容だ。

2008年制定とのことだが、そもそもこんな法律があるのも知らなかった。

SNSにビールの写真を上げるなら、こんなふうにモザイクが必要なのか。

ビールモザイク

が、どうやら実際にはほとんど摘発はなかったようで、半ば有名無実化していたようだ。
でも、感染拡大防止の取り組みの一環としてなのか、いきなり息を吹き返したということらしい。
タイではよくあること。ほとんどみんなが気にもとめていなかった法律や規則がいきなり蘇ってきて、厳しく適用されることがある。
イミグレーションでのTM30の登録義務なんかがそうだ。規則はあっても誰も実行していなかったものが、なにかのきっかけで、いきなり厳格に施行されるのだ。

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噂の真相暴露

その後、The Nationが続報を投じた。

Anti-alcohol organisations debunk rumour of Bt50,000 fine for posting beer photos or using the word “beer” online

https://www.nationthailand.com/news/30389225

タイトルには、Debunkという表現を使っている。
Debunkとは、まことしやかに巷に広がっている風説やオカルトネタなどの真相を暴露するといった意味合いで使われる単語。
真相暴露者は、Debunker(デバンカー)と呼ばれる。

記事タイトルを訳すと、反アルコール組織がビール写真を投稿ないしビールという言葉を使うと5万バーツの罰金という噂の真相を暴露する、となる。

記事の内容はタイトルそのままで、The Prevention Network against Alcoholが、ソーシャルメディアでの噂の真相を暴露したというもの。

このウイルス危機の間に、アルコール飲料の販売者が、オンラインチャンネルを通じて販売促進を行おうとしたのが問題だという。その確たる証拠があったから罰金が科されることなった。

SNSに「ビール」という単語を投稿したり、ブランド名が明らかではない形でビールの容器(瓶、グラス、マグカップ、缶)の写真をアップすることは、アルコール飲料規制法に反していない。
この法律の目的は、メディアプラットフォームでアルコール飲料の広告を防ぐことのみにある。
もしも投稿写真に商業目的がなければ、罰則の対象となることはない。
ただし、商業目的には、飲料の特徴(味、効果)をプロモートして、直接的あるいは間接的に公衆へ飲酒を推奨することも含まれるとのこと。

感想

デバンキング記事はここで終わり。
SNSで拡散した噂は本当ではないとわかった。
(罰金を科されたという話は本当。でもそれは商業目的がまずかったから。)

が、記事の最後の部分が少しはっきりしない。
ビールという単語をアップするだけなら問題ない。
ビールの容れ物をアップするのも問題ない。でも、ブランド名が明らかでなければ、という文言が気になるところ。やっぱりロゴが入っていたら駄目なのか。

いやいや、個人が非商業目的でアルコール飲料の写真をアップするのはやっぱり問題ないのだろう。

ただし、たとえ個人で、直接商品を売るのが目的でなくとも、「この酒はこのような味でこのような効果があるから、みんなも飲みましょう」と他人に勧めるような行為をSNS上でやると処罰の対象となりうるってところだろうか。

たとえば、バーでビール瓶やウイスキーボトルをずらりと並べて「ウェ~イ」とパーティ写真をアップするだけなら問題なし。
でも、「この15年ものワインには豊潤な味わいがあり、一口飲めば馥郁たる香りが広がり、同時にあなたの心は多幸感に包まれ、ワインに含まれるポリフェノールによりあなたの体にアンチエンジング効果が現れるであろう。ぜひ飲むべき逸品たる酒である」みたいなことを書きつつ写真をアップするのは、少々まずいということなのか。

そもそも、タイに住んでいるにせよタイに観光旅行に来たにせよ、日本人がタイ国内から日本人向けのSNSに投稿した内容が処罰の対象となるかは不明。
まあタイにいるかぎりタイの法律が適用されるのは当然なのだろうけど。

とりあえず、普通に個人がSNSにビールの写真をアップする程度なら、まったく問題なさそう。
絶対とは言えない。いちおう法律はある。
でもねえ、個人的には、99.99999%摘発される可能性はないかと。

タイに遊びに来れるようになったら、パタヤのバーからウェ~イ写真をがんがんアップしてもらいたい。心配無用。
いや、法律は法律だ、どんな些細な違反も許せないし、日本人ならすべきではないと考えている人はやめておけばいいかと。

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