パタヤ千夜一夜

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エッセイ

ソイブッカオ、ブアカーオ、ボッカオ、ブーカオ、ブァッカーオ?どれが正しいの?

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タイやタイ語に関する日本語の文章を書いていると、どうしても悩ましいのが、カタカナ表記だ。
どこまで実際の発音に近づけて書くべきなのか、独自の表記にすべきなのか、それとも人口に膾炙している表記をそのまま使うべきなのか、そもそも自分の聞き取り能力は正しいのか。
などなど、実に悩ましい。

実際、タイ語の教本では、タイ語のプロが書いていても、それぞれカタカナ表記が違っていたりする。
「美しい」が「スワイ」だったり「ソワエ」だったりと、おいおいどっちなんだよ、とタイ語学習初期の頃は突っ込みたくなったものだ。

まあ、いつもブログを書くときは、その時の気分でテキトウにカタカタ表記している。

カノムヂンだったり、カノムジーンだったりするし、
ムートートだったり、ムゥトーッだったりする。

過去の記事を漁れば、同じものを違う表記していることもある。

ソイブッカオ?

で、そんな中、一貫しているのは「ソイブッカオ」。
これはずっとブッカオと表記している。

わたしはタイ文字が苦手だが、おそらくタイ語でブッカオはこう書くはずだ。

บัวขาว

現地のアルファベット表記だと、「BUAKHAOW」とか「BUAKHOUW」とか「BUA KHAO」となる。

ソイ15の標識
ソイブッカオ標識

ブッカオクリニックの看板
ブッカオクリニック

ブアが蓮、カーオが白色で、合わせると「白い蓮」という意味だ。

K1でも活躍していたムエタイ選手のブアカーオ・プラムックのブアカーオと同じ。

表記どおりに普通に発音すれば、ブアカーオとなる。

が、パタヤに滞在して思うことは、誰も「ブアカーオ」とは発音していないこと。

実際の発音は、縮まって「ブッカーオ」みたいな感じになる。
丁寧に「ブア カーオ」と分けて発音する人はまずいない。
タイ人は一息に「ブッカーオ」と発音する。
(少なくとも日本人のわたしにはそう聞こえる。)

でも、日本語読みでブッカーオと平坦に発音しても通じにくい。
ややボッの音に近いようなブッの音で始めて、続けざまにカーォゥみたいに発音する。
声調もあるわけで、カタカナだけでは表現しようがない。

おそらく、蓮を表すブアの声調が日本人にはまったく馴染みのないせいかと思われる。
「飽きる」のブアはわりと簡単な発音なのだが、蓮のブアはちょっとむずかしい。
それにくわえて、次に続く「カオ」とリンキングするものだから、さらにややこしくなってしまうのだ。
これは、別々の単語が組み合わさった熟語ではなくて、「ブッカオ」という一つの単語として捉えるべきなんだと思う。

ついでに言うと、「ソイ」も実際には「ソーイ」とやや延ばしたような音だと思う。
タイ人相手にタイ語で会話するときは、「ソーイ」と発音している。でも、日本人相手に日本語で会話する時は普通に「ソイ」と延ばさずに平坦なイントネーションで発音。
慣れてくると普通に使い分けできる。

ブッカオも同じ。
ブログ上はブッカオと表記していて、日本人同士で会話する時はブッカオと平坦に発音しているが、実際にタイ人やファラン相手に話す時は、「ブッカーォゥ」みたいに発音している。

さらに言うと、カオも同じ。
ご飯を食べるなら、「ギンカーオ」と延ばして発音している。でも「カオパット」のように頭にカオが来る場合は、ほとんど延ばさずに発音している。
それで問題なく通じている。

よって、カタカナで表記するなら「ソーイ ブッカーォゥ」が現地での発音の近似値なのだろうけど、もう面倒なので慣例にしたがい「ソイブッカオ」にしてある、といった次第。

ブッカオでも、ブアカーオでも、ボッカオでも、ブーカオでも、ブァカーオでも、ブァッカーォゥでも好きにすればいいと思う。
正解なんてない。どれも間違いだ。

もうこのあたりは、タイ人が発音しているのを耳で聞いて、実際に自分であれこれ発音してみて通用度を上げていくしかない。
自分で発音してみてタイ人に通じたものが正解だ。

もともと発音の違う外国語を正確な日本語表記にすることなど不可能なのだ。
しかも現地では教科書通りの発音をしないことも多い。
細かいことを気にしたってしょうがない。
あくまでカタカナ表記は参考程度にしておいて、あとは実践あるのみ。
言葉は道具だ。
いくら理屈をこねたって、通じなければ意味はない。

最後に

これはパタヤで働いているタイ人の発音を基にしています。
ひょっとして、いわゆる中流階級上流階級のタイ人の上品な発音は違うかもしれない。

が、年間100日以上のブッカオ滞在をここ3年ほど続けてきた経験上、「ブアカーオ」と綺麗に発音するパタヤのタイ人には、お目にかかったことがありません。

蓮の実を食べた記事で少し書いたけれど、その時説明してくれたタイ人は、わざわざ「ブアカーオ」と丁寧に発音して説明してくれた。この時、はじめて「ブアカーオ」と綺麗な発音を耳にしたくらい。

かといって、ブアカーオが間違っているわけでもないし、ブッカオが正しいわけでもない。

繰り返しになるけど、正解なんてない。
実際に通じた発音が正解だ。

そんなわけで、これからも「ソイブッカオ」と表記していきますが、わたしの頭の中では現地での発音が鳴っております。読者におかれましても、自分流の発音に脳内変換しながら読んでいただきたく存じます。

ああ、タイ語は、悩ましい。

 

タイ語のカタカナ表記の悩ましさについては、以下の本がとても参考になります。秀逸なエピソード満載の好著。登場するタイ語は全部覚えましょう。

関連記事:パイナイ?と聞かれたら、こう答えろ。とにかく便利なタイ語、ミートゥラ。

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